奥田瑛二&渡辺大がW主演!三億円事件を解く…映画「ロストクライム」
俳優の渡辺大(25)と奥田瑛二(59)が昭和最大のミステリーと言われる「三億
円事件」を題材にした映画にダブル主演する。永瀬隼介さんの小説「閃光」が原作の「
ロストクライム ─閃光─」で、伊藤俊也監督(72)が「プライド・運命の瞬間」以
来11年ぶりに劇映画のメガホンを執る。2人は初共演だが、奥田は1986年の「海
と毒薬」(監督・熊井啓)で大の父、渡辺謙(50)と共演し、ともに出世作となった
。大は「いろいろと運命を感じます」と直球勝負で役に臨んでいる。
渡辺謙の長男、大と奥田。まさに運命的な巡り合わせとなった。奥田は映画「海と毒
薬」(86年)で謙と共演。戦中、九州の大学医学部を舞台に、捕虜の人体実験をモチ
ーフにしたもので、対照的な性格の医学生役を演じた。「顔、声、しぐさ。どれをとっ
ても、オヤジとそっくり。不思議な気分になるね」と奥田。
映画「閃光」は現代で起こった殺人事件をきっかけに、若い刑事(大)と定年間際の
老刑事(奥田)が、1968年12月10日に起こった三億円事件の真犯人を追うとい
うものだ。
大にとっては、もう一つ運命を感じるエピソードがある。父、謙は今年6月放送のテ
レビ朝日系記念ドラマ「刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史」で、実在する昭和の名刑
事を演じた。主人公が退任するきっかけになったのが未解決となった、この三億円事件
だった。
父から“バトン”を受ける形になった大は「好きなドラマで、2回見た。映画が決ま
ってから、(謙に)『オヤジが解けなかった三億円事件を息子が解くよ』と報告したら
、『バカを言っていないで、まじめにやれ』って、言われましたけどね」と苦笑い。
劇中では親と子ほどの年齢が離れた刑事が師弟関係を築いていくが、撮影現場でも同
様だ。「大君の演技を受け止めていきたい」と奥田。伊藤監督も「大きくなる逸材。こ
の映画をきっかけにスターへの道を踏み出してほしい」と期待をかけている。
大も「ベテランの方々に囲まれ、ターニングポイントになる作品だと思う。気負わず
、対等にぶつかっています」と飛躍を誓った。ほかに、川村ゆきえが風俗嬢だった大の
恋人で、武田真治が三億円事件の謎を追うフリーライター、夏八木勲、かたせ梨乃ら実
力派が脇を固める。12日クランクアップで、来年上半期の公開予定だ。
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20091210-OHT1T00030.htm
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