http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100417-00000001-eiga-movi
「あしたのジョー」力石徹役は伊勢谷友介
4月17日5時0分配信 eiga.com
[eiga.com 映画ニュース] 俳優の伊勢谷友介が、不朽の人気漫画を40年ぶりに実
写映画化する「あしたのジョー」で、主人公・矢吹丈にとって最大のライバル、力石徹
を演じることが分かった。伊勢谷は、「NEWS」の山下智久扮する“ジョー”と劇中で死
闘を演じることになる。
故梶原一騎さんが高森朝雄名義で原作を手がけ、ちばてつやが作画を担当した同作は
、現在までに累計2000万部を売り上げた。伊勢谷が演じる力石は、ジョーと人気を二分
するほど多くのファンを魅了し、連載の途中で死んだ際には東京・文京区の講談社講堂
で葬儀が行われたほど。そんなキーパーソンを演じることに、「力石徹は実在する人間
ではないのですが、多くの人の心の中に強く生きているキャラクターです。僕自身も彼
の気迫に負けない、それ以上の執念をもってやり遂げたいと思います」と意気込んだ。
原作で描かれる力石は冷静さと優れた洞察力を持ち、ジョーと比較しても甲乙つけが
たいほどの天才ボクサー。それだけに、伊勢谷に課せられたトレーニングは過酷を極め
たという。トレーナーを担当した梅津正彦氏は、「よくぞここまでついてきてくれまし
た。東洋チャンピオン時代の内山高志選手(現WBA世界スーパーフェザー級王者)と同
じものをこなせるまでに。内山選手も『あれと同じメニューをやらせているんですか!
俳優さんとは思えない!』と驚いています」と舌を巻いた。
伊與田英徳プロデューサーは、「力石の魅力はカリスマだと思います。そのカリスマ
性を持っているかたは、伊勢谷さんしかいないと思いました」と起用理由を説明。そし
て、「トレーニングを重ねるにあたって、そのストイックさは力石そのもので、今は力
石が実際に目の前にいるかのように思います。山下さんのジョーとの対戦が今から楽し
みでなりません」と期待感をにじませた。
「ピンポン」の曽利文彦監督がメガホンをとる同作は、昭和40年代の東京を舞台に、
荒んだ生活を送るジョーが問題を起こして刑務所に入り、プロボクサーの力石と運命の
出会いを果たす。出所後も紆余曲折しながら成長を続けるふたりが、階級を超えた決戦
で激突するまでを描く。撮影は3月下旬にクランクインし、東宝スタジオほか都内近郊
に建設された敷地面積5000平方メートルのセットで行われている。5月末にクランクア
ップ予定。
「あしたのジョー」は東宝配給で、2011年陽春に全国で公開。
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