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ドラマの現場 TBS『華麗なる一族』  TBSで放送中の連続ドラマ「華麗なる一族」(日曜午後9時)は、一九六〇年代の 高度経済成長期に銀行や製鋼会社を経営した財閥一族・万俵(まんぴょう)家の物語。 彼らは、神戸の市街地を見下ろす広大な山麓(さんろく)に、父祖伝来の豪邸を構える という設定だ。今回、その邸宅のセットが報道陣に公開されたのを機に、見学に訪れた 。 (小田克也)  ドラマの原作である山崎豊子さんの小説では、万俵家は兵庫県芦屋市周辺、六甲山近 くに約一万坪の敷地を所有。スペイン風の洋館や数寄屋造りの日本家屋で暮らす。  今回、制作側は小説からイメージを膨らませ、邸宅のセットをデザイン。神奈川県内 の民間企業から倉庫を借り、その内部に二階建て邸宅のセットを組んだ。  一階部分の面積は、約四百平方メートル。リビングや応接室などがあり、二階には寝 室と万俵大介(北大路欣也)の妻・寧子(原田美枝子)の部屋(和室)がある。寝室は 、中央に大介の広々としたベッドが置かれ、両側に寧子と、大介の愛人・高須相子(鈴 木京香)のベッドが置かれている。“華麗なる一族”が世間に知られたくない、影の部 分だ。  一階は大理石が敷き詰められ、その上に置かれているペルシャじゅうたんは、価格が 一枚数千万円もの代物。東京都内の業者から借りた。  暖炉の周辺に組み込んだ上質の木材は、ヨーロッパの古い屋敷や古城で使われていた もの。長い歳月を経て、つや光りしている。  居間にある食器棚には高価な皿が並ぶ。万俵家のイニシャル「M」が刻印された特製 で、市販されていない。メーカーのオリジナルデザインだ。  一階には、洋酒を楽しみながら葉巻をくゆらせ、トランプなどに興じるバーも造られ た。  調度品などをそろえるための費用は約三億円。通常のドラマのほぼ倍という。落とし て傷つけないよう、食器の下にフェルトを付けるなど細心の注意を払っている。  ただ、豪華さが全面に出すぎて、視聴者から「私たちとは関係ない世界」と思われる のはマイナスと判断。このため市販のソファを置くなど、バランスを持たせた。  「本物の華麗なる一族を再現したかった」。TBSの美術プロデューサー・青木ゆか りさんは、こう語る。最近流行のセレブではなく、ペルシャじゅうたんを使うことが当 たり前の、“本物の一族”を目指した。  主演の木村拓哉や北大路も、こうした制作サイドの意図を即座に読み取ったらしく、 このセットを見て「これをやれということね」と漏らしたという。  ドラマは、金融再編でうごめく銀行業界や、一族の裏側で繰り広げられる骨肉の争い を生々しく描き出す。登場人物の思惑が交錯する邸宅の内側には、制作側の数々の腐心 の跡が詰まっている。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/hog/20070120/070120-13.jpg
リビングで食事する万俵大介(北大路欣也、左から2人目)のもとを訪ねる万俵鉄平( 木村拓哉、右端) 東京新聞 http://www.tokyo-np.co.jp/00/hog/20070120/mng_____hog_____000.shtml -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 125.225.177.222