http://kyushu.yomiuri.co.jp/hkt/news/hk_120713_01.htm
読売新聞西部本社の公式サポーターを務める福岡のアイドルグループ「HKT48」の
一員として、指原莉乃(19)が今月5日、福岡市の専用劇場でデビューした。「AK
B48」から移籍したことについての抱負や、これからの思いを聞いた。(右田和孝)
「福岡には、もつ鍋、とんこつラーメンと食べたいものがありすぎて」と話す指原莉乃
(12日、福岡市中央区のHKT48劇場で)=田中勝美撮影
◆HKT48「好きだよ」
──福岡の劇場デビューの印象は。
「HKTファンに、ちゃんと受け入れてもらえるか不安でしたが、自分らしさを表現
することに集中して臨みました。事前に東京で公演のレッスンを3日半受け、自主練習
を経て、デビュー当日に初めて歌や踊りを他のメンバーと合わせました。初日は緊張し
ましたが、ステージ上で自分も楽しめました」
──初日は秋元康・総合プロデューサーも客席で見守っていました。
「私を含めHKTのパフォーマンスを『すごく良かった』と言ってもらえました。ス
トレートに褒められることはめったにないので、すごくうれしかった。HKTのCDデ
ビューも近づけばいいのですが」
──移籍について振り返ると。
「ファンのみなさんを不安にさせてしまいました。ラジオの生放送で秋元先生から移
籍を告げられた瞬間は、何も考えられませんでした。でもすぐに、ひょっとしたら、す
ごくいいチャンスではないかと思い直しました。そんな点はめちゃくちゃ、ずうずうし
い性格なんです。私も勉強になるし、出身の大分が近いので親孝行にもなるかな、と」
──HKTでは最年長になります。最年長としての役割は。
「HKTは、歌とダンスは素晴らしいが、公演を盛り上げるMC(曲間のトーク)が
不慣れだと聞いていました。一人ひとりのせっかくの個性が、生かしきれていないので
はと思っていた。私はAKBの研究生時代から、先輩に教えられて上達しました。微力
ながら引っ張っていきたいと思います」
──HKTのメンバーの印象は。
「遠慮がちに接されたらどうしようと思っていましたが、みんなすごく純粋で、ナチ
ュラルに話しかけてくれる。AKBと比べると、楽屋がものすごくにぎやかで、元気を
もらっています。メールのやりとりも楽しいです」
──HKTでの目標は。
「全国のアイドルグループの中でナンバーワンになること。でも、まだまだ、知らな
い人も多い。まずは、地元福岡で誰からも愛されるグループになりたいですね。(お笑
いコンビの)博多華丸・大吉さんのようになれたら。たくさんのファンのみなさんと、
お会いして、お話しし、握手できる機会を楽しみにしています」
さしはら・りの 大分市生まれ。週刊誌の交際報道がきっかけで6月、「AKB48」
から「HKT48」に移籍した。大分市の観光大使を務め、6月のAKBファン投票「
選抜総選挙」では4位に入った。「さっしー」「さしこ」の愛称で親しまれている。