『タッチ~あれから君は‧‧‧~』制作發表會
日付:1998年10月8日 木曜日
場所:東京‧有樂町西武A館8F 日本テレビスクエア
參加人數:一般→約60名、報道→約30名 計100名程度
開場時間:13時51分
開演時間:14時00分
☆開演前について
開演2時間前位から、ポツリポツリと參加者が集合し始める。參加者には整
理券が配られた。用意された整理券は30枚ほどで、集合時間の13時40分
には整理券を持つ參加者とそうでない參加者の列が作られた。整理券を持つ參
加者は、場內の椅子に報道關係者と共に著席することが出來、殘りは立ち見と
なった。
1.VTRの上映
進行役のハラダテルコさんの聲により開演。まずVTRの上映が行われ、オ
ープニング主題歌と插入歌の收錄風景、アニメの制作風景が1分くらい映し出
される。
2.ゲスト登場
ステージ上に6つの椅子が用意されており、左から順に、總監督の杉井ギサ
ブローさん、監督の永丘昭典さん、日高のり子さん、三ツ矢雄二さん、音樂擔
當の芹澤廣明さん、エンディング主題歌を歌う熊谷幸子さんの順番で著席した
。
‧NONKOさんの服裝
ワインレッドのワンピースで兩腕の部分がレースの柄付き。ワンピースの
丈は足首まである。「大 人の女性」らしさの雰圍氣の出た衣裝。
3.ゲストからの挨拶
各ゲストから參加者への挨拶が行われる。概要は以下の通り。
‧杉井總監督
「この作品を制作しようと思ったきっかけは、何となく達也と南はその後
どうなったのか、と思ったから。久々に達也と南に會えるので樂しみ」
‧永丘監督
「タッチと共に青春を味わいたい」
‧日高のり子さん
「こんな風にまたアフレコを出來るとは思いませんでした。昨日タッチの
再放送を見ましたが、自分の台詞を聞いて(技能面で)納得できるところ、出
來ないところがあります。でも、あれから聲優としての技能も上がり、今なら
皆さんにご迷惑を掛けないよう、アフレコが出來そうです。」
‧三ツ矢雄二さん
「當時のアニメとしてはタッチは一風變わった作品でした。台詞の間にあ
る「間」を生かさなければならない作品で昔はこれを考えながら錄音していま
した。あれから時がたって昔のような初々しさが出るかどうかと思います。初
々しく、新鮮な達也と南を出したいと思います。また、台本を
見たところ、昔のタッチの世界がそのまま感じられました。これをどう生
かすかプレッシャーを感じます。」
‧芹澤音樂監督
「今回主題歌をリニューアルしました。また、音樂を40曲書き下ろしま
した」
‧熊谷幸子さん
「14年前は一視聽者でしたが、今回、制作に加わって光榮に思います。
また、今回はエンディングテーマを歌うことになりました。青春を過ぎて失う
ものが、變わらないものもある。そんな思いを入めて歌いました。」
4.質問コーナー その1
進行役の司會者が、ゲストに一人ずつ質問する形で進められた。
(1)杉井總監督への質問
a)司會者:
「何故10年ぶりに作ることにしたんですか?」
杉井總監督
「スタッフ一同にとって、年齡を超えて共有できる物があって、非常に
思い出深い作品でもあってあれからの二人はどうなったかって思いました。
あだち先生に、タッチのその後の制作について聞いたら「いいじゃないか」と
の回答があって制作を決めました。テレビを通してあだち先生も(私たちと)
一緒の時代を步いたんだなぁって思いました。」
b)司會者:
「あだち先生からの要望は?」
杉井總監督
「何が變わって、何が變わらなかったのか、それが課題になっていまし
たが、あだち先生から「達ちゃんだけは變わらないんじゃないの?」との聲が
ありました。」
c)司會者:
「全体のテーマはどういうものですか?」
杉井總監督
「何が變わって、何が變わらなかったのか、ということです。テーマ曲
もそれを意識して作ってもらいました」
‧杉井總監督の回答後、エンディング主題歌の紹介が行われ、曲がかかる。
引き續き熊谷さんへの質問へ。
(2)熊谷幸子さんへの質問
a)司會者:
「曲を作る際に苦勞したことは何ですか?」
熊谷さん
「物語の中に切なさがあるんですけど、それは泣くんではなくて前向き
に生きることを意識して、その思いを入めたことです。」
b)司會者:
「曲の中のどのあたりを聞いて欲しいですか?」
熊谷さん
「もう、全部‧‧‧。全部!!」
(3)永丘監督への質問
a)司會者:
「10年ぶりにタッチの制作をして苦勞した點は何ですか?」
永丘監督
「新鮮なタッチの世界を作れるように、また、物語の中にある切なさを
どうやったら傳えられるのかと考えたところです。」
b)司會者:
「10年前と今ではアニメの作り方に違いはありますか?」
永丘監督
「確かに現在はデジタルですが、手作業‧手作りのアニメであることは
變わりないです。」
(4)日高のり子さんへの質問
a)司會者:
「日高さんは南役で人氣がありましたよね」
日高さん
「はい。街中でファンの子にあっても、「日高のり子」と呼ばれるより
、「南ちゃん」と呼ばれることが多かったですね(笑)」
b)司會者:
「物語は最終話から3年後という設定ですが、3年後の南ちゃんを演じ
ることにプレッシャーはありますか?」
日高さん
「台本の中に「口紅をひく南」等のシーンがあって、ドキッ!っとして
しまいました。以前にはそんなシーンはありませんでしたね。また、南ちゃん
については全てを知り盡くしていた思いだったのに、大人になって知らない面
が出てきて‧‧‧。でも、台詞の中に昔と變わらない雰圍氣があったのでそれ
で「出來る!」って思いました。」
c)司會者:
「今までに樣ュな役を演じてきて、ここで南に戾ることにプレッシャー
はありますか?」
日高さん
「ここでまた南を演じられるということはやっぱりハードルだけど、少
し樂しみという氣持ちもあります。こんな氣持ちにさせてくれる作品と出會え
ることを嬉しく思います。」
(5)三ツ矢雄二さんへの質問
a)司會者:
「色々な役を演じてきて、またすぐにタッチに戾ることは出來るんです
か?」
三ツ矢さん
「人間以外の役や三枚目の役をよく演じるんですけど、その中にあって
達也は異質ですね。原點に戾る氣持ちでまた達也と面と向き合っていきたいで
すね。」
(6)芹澤音樂監督への質問
a)司會者:
「40曲も書いたそうで、大變でしたね」
芹澤音樂監督
「そうですね。でも、タッチだけで800曲書いてきているんで。」
b)司會者:
「插入歌を歌うそうですが」
芹澤音樂監督
「10年ぶりのレコーディングということで、レコーディングを始めて
1時間後に勘を取り戾しました(笑)」
(7)再び杉井總監督への質問
a)司會者:
「新キャラクターが登場するそうですね」
杉井總監督
「達也たちは大學3年生になっていまして、大學3年生といえば社會の
そよ風のようなものが吹き始める時期。それは高校時代の達也と南には感じら
れなかったものだと思うんです。大學の中で生き、そして社會の中でちょっと
だけ生きている2人に、そよ風を吹かせたい。そういうキャラクターを書いて
欲しかったので登場させました。」
b)司會者:
「新キャラクターの香織と達也の關係は?」
杉井總監督
「この作品のキャラクターは、みんな心優しく、その氣持ちからドラマ
が生まれていくんです。香織は偽大學生で社長令孃という設定です。達也は香
織にちょっとだけひかれていきます。また、今回は香織が作品の主題歌を歌う
ことで社會のそよ風のようなものを歌っていきます。」
5.質問コーナー その2
司會者からの質問が終わり、續いて記者側から以下の質問がされた。
‧記者
「テレビシリーズのラストで告白がありましたが、今回の作品では達也と
南は付き合っているという前提でストーリーが進むんですか?」
杉井總監督
「2人は相變わらずの關係で、優しさゆえに素直に自分の氣持ちを言い出
せないままの部分があります。また、和也がいなくなってしまったことを二人
は引きずっています。」
6.スチール撮影 その1
報道關係者による撮影が行われ、ゲスト全員が肩を並べた集合寫真、熊谷さ
ん‧日高さん‧三ツ矢さんの3人集合の寫真の計2種類が撮影されました。
‧スチール撮影終了後、ゲスト出演者は全員退席しました。
7.タッチ主題歌發表會見
芹澤さんが再び登場し、主題歌について語りました。
‧芹澤さん
「今回は振り付けも監修しました。さわやかな感じで、かわいらしくなる
よう心がけました」
‧續いて、今回オープニングテーマ曲を歌う、澤井なつ美&クイックタイム
ズの3人が登場し、主題歌について語った。
澤井なつ美さん
「レコーディングで1000回歌えと芹澤さんに言われて、2000回歌
いますと答えました(笑)」
司會者:
「今回の主題歌でプレッシャーはありませんでしたか?」
澤井なつ美さん
「前作では岩崎良美さんが歌っていたということで多少感じてはいました
が、また新しい感動を傳えたいです。」
8.主題歌歌唱
澤井なつ美&クイックタイムスによる「タッチ~フライデーナイト‧バージ
ョン」が歌われた。曲調はテクノ調で、3年くらい前の安室奈美惠withスーパ
ーモンキーズを想起させるものでした。
9.自己紹介
メインボーカルが澤井なつ美さん、ダンスとコーラスがクイックタイムスの
鈴木ひとみさん、小林淳子さんであると判明。
10.質問コーナー その3
司會者から記者側へ質問はありますか?と尋ねられたが、質問は出なかった
。
11.スチール撮影 その2
報道關係者が澤井なつ美&クイックタイムズの3人集合寫真の寫真を撮影す
る。
12.終演
司會者から終演の告知がされ、全員退場となった。12月11日に放送と告
知があった。
終演時間:14時59分
☆イベントを振り返って
今回のイベントで、制作スタッフ及び出演者たちの意氣入みが強く感じられ
た。だが、放送を行う日本テレビ側の意欲が今一つ傳わってこなかったという
のが實感である。ゲストへの質問も、プレッシャーの有無に終始した感があり
、「何故フジテレビから日本テレビに作品が移ったのか?」「制作會社はどこ
か?」など肝心な質問が一切されなかった。また、このイベントが告知された
のが、前日夕方のタッチの再放送中ということもあって、參加者の數は少な目
であり、PR效果があったのか疑問が殘る。
ただ、作品自体は非常によいものになりそうであり、一應期待はしてもよい
と思われる。今度の制作に期待したい。
レポート完成日:1998年10月10日
文責:東京都八王子市 PNみとこんどりあ
協力:東京都目黑區 PNたかくらういば
※尚、文章構成上、一部分をハーフ トランサムが編集‧加筆させていただき
ました。
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陽光沙灘-安達充板 & 伊莉琴斯-安達充板
~轉信中~
伊莉琴斯-安達充板主助手㊣franciss
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* Origin: 光之大陸 ★ 伊莉琴斯 * From: 163.32.18.212 [已通過認證]