天海祐希、「いい女は放っておき上手」 映画『リアル・スティール』インタビュー
スティーブン・スピルバーグ製作総指揮、ヒュー・ジャックマン主演の映画『リアル・
スティール』(ショーン・レヴィ監督)が12月9日(金)より全国公開される。試写を
観た関係者の評判はすこぶる高く、「父子の絆を描く感動作」として称賛の声が相次い
でいる同作。日本語吹き替え版でベイリー役(エヴァンジェリン・リリー)を担当した
女優の天海祐希は「男の人の放っておき方がわかる」と、“恋愛バイブル”としての見
どころも押す。
同作の舞台は、高性能ロボットたちが格闘技を行う時代。元ボクサーのチャーリー(
ジャックマン)は賭け試合の支払いも踏み倒し、借金まみれのどん底生活を送っていた
。そこへ10年前に別れたきりで11歳になった息子マックス(ダコタ・ゴヨ)が突然現れ
、しばらくともに暮らすことになる。ある日、マックスがスクラップ同然に捨てられて
いた旧式ロボット「ATOM」を発見したことで、彼らの人生に奇跡が巻き起こる。
「父親も息子のマックスもロボットに夢中になって、同じように目をキラキラ輝かせ
ている。男の子って意外と大人びたところがあるな、大人の男の人って何歳になっても
子どもみたいなところがあるなってことが、この父子のやりとりを通してうまく描かれ
ています」と天海も絶賛する。
そんな父子のドラマに寄り添うように、天海が吹き替えをしたベイリーとチャーリー
の物語が語られる。ベイリーは若き日のチャーリーをボクサーとして育てたジムのオー
ナーの娘。チャーリーが地方巡業から戻って転がり込むのは決まって彼女のところだ。
家賃も払えぬチャーリーを住まわせ、ロボットの補修や調整を担い、かつてのプライド
を忘れ、自暴自棄になっているチャーリーに厳しい言葉を吐きながらも、彼を支えてき
た。
天海は「好きな人とつながっていたいという思いから、かまい過ぎて距離感を見失い
、相手も自分も疲れてしまうことってある。人には少し、放っておいて欲しい時もある
し、その見極めができる女性がいい女なんじゃないかな。ベイリーを観れば、男の人の
放っておき方がわかる。精神的にも経済的にも自立しているベイリーはいい女のお手本
になるのではないでしょうか」。
とはいえ、ベイリーとチャーリーの関係は、あくまで映画の中の話。現実の恋愛で好
きな相手を放っておくというのは、意外と難しいのでは?
「相手を放っておくっていうのは、相手にかかわらないことではなくて、相手を信頼
すること。私だって、初めからわかっていたわけじゃないですけど、いろいろな経験を
して、そういうものかもしれないとわかってきたのは30代半ば頃でした」。
噂に違わず姉御肌を感じさせる天海に“恋愛相談”のようになってしまったが、天海
は「ベイリーのような素敵な女性がそばにいても、チャーリーはなかなか立ち直れなか
ったところが、また人生なんでしょうね。映画のような大きなドラマがなくても、立ち
上がるための材料は日常の中に転がっているのかもしれないなって思いました」と感想
を語っていた。
【動画】映画『リアル・スティール』予告編
http://www.oricon.co.jp/news/confidence/2004552/full/
有兩張新圖
http://tinyurl.com/6n4jh92
http://tinyurl.com/7xft9rp
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