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作者 rightfanny (★GIRL TALK★亞弓) 看板 AmuroNamie 標題 [評]安室奈美恵公演 時間 Thu Oct 12 20:08:14 2006 ˙˙˙ ──────────────────────────────────── 「第2の全盛期」 歌声に濃縮感  ソロ・デビューを機に破竹の勢いの快進撃を始めてから、10年余が経過した。ファ ッション・リーダーとして「アムラー」なる言葉を生み、社会現象にまでなった。移り 変わりの激しい、邦楽ポップス界の中、苦戦の時期もあったが、昨年出した最近作のヒ ットで、再び勢いに乗る。そんな彼女の代々木体育館での東京公演をのぞいた。  今年はアルバムを出していないこともあり、これまでのシングル曲中心の構成。とは 言え、大半をここ5年ほどの間に出した作品で固め、今の彼女の音楽を伝えようという 意図がうかがえる。  8人のダンサーを従え、自らも激しく踊りながら歌う。その統制の取れたダンス・パ フォーマンスは圧巻。舞台に目がくぎ付けになった。  「Violet Sauce」など、ヒップホップの要素を入れた先鋭的なR&Bは 、彼女が近年追求するサウンド。うねるビートに乗った、バネ仕掛けのようなボーカル に、自然と体が動き出す。バラード曲「人魚」では、包容力の中に切なさをにじませ、 ポップな味わいの「GIRL TALK」で、明るく軽やかに声を弾ませる。古典派ソ ウルに通じる「shine more」では、濃縮感のある歌声でシャウトする。剛と 柔を巧みに操る表情豊かな歌唱が、その音楽に多彩さと奥行きを与えていた。  アンコールで、「Chase the chance」など、ごく初期の2曲を、原 曲に忠実に、ひたすら高音を張り上げるボーカルで表現した。それはそれで、小気味良 く、聴衆を沸かせていたが、同時に、近作での歌唱表現の進歩を印象づけさせた効果も あった。  歌、ダンスともに、実演者としての確かな実力が支配した2時間。第2の全盛期と呼 べる充実ぶりを実感した。(西田浩)  ──7日。 (2006年10月12日 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/music/news/20061012et02.htm -- ˙◢◣˙ 情報員標號:59-112-33-189.dynamic.hinet.net ├┼ 隸屬★單位:中央情報局 (bbs.e-cia.net) ╰┼