早朝の静かな東京・神楽坂。田原一平(二宮和也)の運転する車に乗り込む小宮竜次(
梅宮辰夫)と坂下保(高橋克実)。3人が向かったのは築地市場だ。喧騒の中、竜次が
品を選び、保がノートに記入、一平が運ぶといった慣れた段取りで食材を仕入れていく
3人。神楽坂にある老舗料亭「坂下」では、朝の仕込みが始まった。
花板の竜次を中心に保と一平が黙々と手を動かす板場で、若女将の坂下律子(岸本加世
子)が予約の変更と板前見習いが来ることを告げていると、大女将の坂下夢子(八千草
薫)が顔を出す。時間になったら見習いを迎えに行くように頼む夢子に律子は地図を持
たせてるから大丈夫だと一喝。現在、「坂下」の実権は律子が握っているのだ。
しばらくすると一平の母であり、近くでバー「ゆき乃」を営む田原雪乃(高島礼子)が
やってきた。あいさつだけすると早々に夢子の部屋へ向かった雪乃は、夢子に熊沢清次
郎(小林桂樹)が倒れて病院に運ばれたことを耳打ちする。熊沢とは、引退した今も政
界の怪物といわれる大物で、夢子にとっても、「坂下」にとっても大切な人なだけに夢
子は心配する。だが、律子には黙っているように雪乃に口止めするのだった。
昼。「坂下」の松の間には神楽坂に住む長老たちが顔をつき合わせていた。建設会社が
打ち出している高層マンション建設への反対策を考える長老たちに、熊沢への口利きを
お願いされる夢子だが言葉を濁すしかなかった。昼の忙しさがひと段落し、コインラン
ドリーで洗濯をしていた一平に、律子から見習いが迷子になったから迎えに行くように
と電話が入る。一平に案内され「坂下」に来た中川時夫(横山裕)は、その夜からさっ
そく皿洗いとして板場に入る。その忙しさに圧倒されつつも、仕事上がりに一平から律
子と保の娘・エリ(福田沙紀)を紹介されると、そのかわいさに舞い上がるのんきな時
夫。
同じ頃、竜次は夢子の部屋に呼ばれていた。夢子は、竜次に最近「坂下」によく来るお
客のイースト証券がマンション建設の本当の黒幕であること、律子が「新・坂下」の設
計図を隠し持ったいたことを告げる。さらに、頼りの熊沢も病気であまり長くないこと
を打ち明けると、そこに熊沢の秘書から熊沢が竜次に極秘で会いたいとの電話が入った
。さっそく病院に向かった竜次は、熊沢から再び律子とイースト証券の関係を聞かされ
る。そして、きっとそれはもう止めることができないとも…。それを機に「坂下」の板
場から退いて欲しいと頼む熊沢に、「わかりました」と静かに答える竜次だった。
翌日。「坂下」では時夫が保や律子らから厳しく指導をされている中、一平の携帯に雪
乃から呼び出しの電話が入る。待ち合わせの「ルオー」にやって来た一平に、雪乃は律
子の計画を話し「坂下」が存続の危機であることを話す。それを回避するために、一平
に周囲には秘密で夢子とメールをやりとりするように頼んだ雪乃は、嫌がる一平の携帯
電話を強引に奪い勝手に承諾メールを夢子に送ってしまう。一平は仕方なく引き受ける
ことに。
熊沢の危篤がテレビのニュースで流れた。熊沢の危機は、同時に「坂下」の危機でもあ
るためみんなどこか落ち着かない。そんな折、一平は「坂下」の裏でリンゴを落とした
少女(黒木メイサ)と出会う。リンゴ拾いを手伝った一平にお礼を言う少女の言葉はな
んとフランス語だった。少女のあまりの美しさに、すっかり一目ぼれしてしまった一平
だが…。
From 拜啟、父上樣官網
http://www.fujitv.co.jp/haikei/index2.html
--
※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc)
◆ From: 211.72.212.244