「硫黄島からの手紙」のイーストウッド監督
「私は本能で演出する」
昭和戦争末期の硫黄島の戦いを、日本側の視点で描いた米映画「硫黄島からの手紙」
のクリント・イーストウッド監督が、都内のホテルで会見した=写真=。
会見には主演の渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮も参加。イーストウッド監督は
「自分の長い映画人生の中でも最も素晴らしいキャスト」と評し、「英語圏以外の、言
語も文化も異なる映画を撮ることは新しい体験。かなり勉強していても未知の部分があ
ったが、ここにいる素晴らしい俳優たちならば、と自信を持った」と語った。
登場人物のせりふは、ほぼ全編、日本語だが、「言語に関係なく、正直で、感情や魂
が見える演技は伝わるもの」と話す。
「そもそも私は、本能で演出する。脳ではなく、ハートで。詳細に分析しすぎると本
質がなくなるので、常に最初に撮影した映像を使うように心がけている」
俳優たちの提案を取り入れた部分も少なくない。「俳優もアイデアをいろいろ持って
いるので、創造的な面で貢献してもらいたい。自分も若かったころ、そうするのが好き
だったから」
「硫黄島からの手紙」は、イーストウッド監督が日米双方の視点で硫黄島の戦いを描
いた2部作の第2作。第1作の「父親たちの星条旗」が現在公開中で、「硫黄島からの
手紙」は日本では来月9日から、米国では同20日から公開される。
米アカデミー賞で2作同時ノミネートの可能性もあるが、同監督は「賞については全
く考えていない。ほかの人が決めること」とだけ述べた。
(2006年11月24日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/topics/20061124et06.htm
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