渡辺謙主演「硫黄島からの手紙」も作品賞など4部門ノミネート…アカデミー賞
「第79回アカデミー賞」のノミネートが24日(米国時間23日)に発表され、渡辺
謙が主演したクリント・イーストウッド監督(76)作品「硫黄島からの手紙」は作品
賞など4部門にノミネートされた。
渡辺謙が主演する映画「硫黄島からの手紙」(公開中)が、全編日本語作品として史上
初めて作品賞にノミネートされた。監督賞を含め4部門で候補入りを果たした。
全編日本語で作品にかかわる賞に候補入りしたしたのは、1985年に「乱」で故・黒
澤明さんが監督賞にノミネートされて以来のこと。「硫黄島─」は、イーストウッド監
督が硫黄島の戦いを日米両側の視点から描いた2部作のうち、米国側の「父親たちの星
条旗」に続く作品。
昨年12月に賞レースの口火を切った全米映画批評会議で作品賞を受賞したのをはじめ
、ロサンゼルス映画批評家協会賞でも最優秀作品賞を受賞。幸先のいいスタートを切っ
ていたが、その後は軒並み外国語映画部門での受賞、ノミネートにとどまっており“言
葉の壁”が立ちふさがっていた。その逆境を見事にはねのけた。
渡辺謙は滞在先の米ロサンゼルスで一報を受け「この作品を、この素晴らしいスタッフ
たちと一緒に作ることができて本当に幸せ。この映画の価値を外国でも理解されたこと
をうれしく思っている」と喜びのコメント。召集された兵士・西郷を演じた嵐・二宮和
也(23)は「何という幸せ者なのでしょうか。監督や共演者の人たちに会いたくなり
ました」と感無量の様子で、バロン西中佐を演じた伊原剛志(43)も「クリントが『
自分のやってきた作品の中でも、最高のアンサンブル』と言っていたことを思い出し、
参加できたことを誇りに思う」と喜んだ。
(2007年1月24日06時09分 スポーツ報知)
http://www.daily.co.jp/gossip/2007/01/24/0000223209.shtml
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