【ソウル11日=松田秀彦】嵐がアジアツアーを締めくくる韓国公演を行った。ジャ
ニーズのアイドル勢が同地で単独公演を行うのは初めてで、客席に限りなく近づく演出
や2日間で4ステージのハード日程で1人でも多くのファンと接する「ジャニーズ流」
を貫き、ファンや関係者を驚かせた。
こだわりが韓国のファンに驚き与えた。まずは大仕掛け。公演序盤、メンバーを乗せ
たステージが突然動き始めた。1階席観客の頭上を前列から最後列まで移動。床が透明
で1階席観客は見上げながら声援を送った。最後方だった観客も、いつの間にか最前列
になる。豆粒にしか見えないはずのメンバーを目の前にしたファンの歓声は、幕開けか
らピークに達した。
日本では恒例の仕掛けを韓国で披露するため、会場を変更した。使用予定だった会場
は、この日のオリンピックホールの4000人を上回る7000人収容の体育館だった
。ところが巨大移動ステージが搬入できないことが判明すると、迷わず変更した。
ジャニーズの各グループはスタッフを交え、観客と距離を縮める工夫を日ごろから研
究している。大規模なセットもそうだが、この日は松本潤(23)が1階席中央で歌っ
た。ガードマンを配置せず、囲いなしのスペースに立った。もみくちゃにされた場面も
あったが、松本は「盛り上がってよかった」と満足そうだった。韓国のアイドル公演で
は安全面から避けている演出で、同国の音楽関係者も驚いていた。
この日は昼夜2公演。12日も2公演を行う。2日間で4公演のハードスケジュール
も、韓国では常識破りの手法だ。日本では当たり前のジャニーズスタイルの演出とスケ
ジュール。櫻井翔(24)は「確かな手応えは感じられました」という。
ジャニーズは80年代から海外公演を積極的に行ってきたが、SARSの影響などか
ら02年を最後に控えてきた。そうした中、嵐が9月に台湾、今回の韓国で公演を成功
。特に韓国はV6がイベント出演などしてきたが、単独公演は初めて。二宮和也(23
)からは「もっと求められているものを感じた。自分たちらしさをこの地にも植え付け
たい」と再公演の意欲も飛び出した。
(日刊スポーツ) - 11月12日10時2分更新
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