メンバーを助けられる「まとも」担当に
西浦そらというキャラクター第一印象は?
相川:「かわいい!」と思いました。ギャラクターをつくっていただくめのアンケート
があったのですが、まさか自分の好きな色として答えていた「黒と青」が、こんなおし
ゃれな髪になるなんて想像もしなくて、すごくうれしかったです。
「乗りかけた船には、ためらわずに乗ってしまえ!」という座右の銘も、そのアンケー
トから生まれたのでしょうか?
相川:はい。とある漫画で主人公の背中を押すために言われていて知ったのですが、も
とはロシアの小説家・ツルゲーネフの名言です。そらちゃんが制服をちょっと着崩して
いたり、いつも明るいクラスの人気者という見た目だからこそ、実は根がまじめだとい
いなと思っていて、実際、私自身は率先してふざけられないタイプなので、自然と自分
が出くるところにもなるかなと考えました。
キャラクターとして出演している「22/7計算中」で大切にしていることは?
相川:明るい子なので、しっかり音にして笑うことです。(椎名)桜月ちゃんに「奈央
は、そらちゃんになるときはギアを5つくらい上げるよね」と言われているのですが、
(麻丘)真央ちゃんに「そらちゃんやで 」と暗示にかけてもらったり(笑)、メンバ
ーとおしゃべりしてテンションを上げながら収録に臨んでいます。先輩たちのように、
確固たるキャラクターの魂をもてるようになりたいです。
9thシングル「曇り空の向こうは晴れている」のMVでは、八神叶愛とともにそらが物語
の主軸となりましたね。
相川:私としては、そらちゃんが宇宙人だったというところも含めて劇中映画のストー
リーだと解釈しているのですが、どうなんでしょうか(笑)。本当にそらちゃんが動い
てくれただけで感無量でしたが、いっしょに帰ることが多くて、よく手をつないで歩い
ている仲の(雨夜)音ちゃんが演じる叶愛ちゃんと重要な役回りになれたこともうれし
かったです。
掲載時には終了していますが(取材時22年12月上旬)、キャラクタ—による配信ライブ
「22/7 CHARACTER LIVE -6th BIRTHDAY PARTY 2022-」への意気込みは?
相川:ハッピータイプのユニット「晴れた日のベンチ 」でのパフォーマンスが楽しみ
です。リハーサルで、メンバーからも「そらちゃんがやると、ポップな感じが増してか
わいいね」と言われてすごくうれしかったんです。演出も含め、リアルメンバのライブ
とは違うものをお見せでだいこみきるのが22/7の醍醐味だと改めて思いました。
10tシングル「神様だって決められない」も、いよいよリリースですね。
相川:最初に曲を聞いたとき、すごく優しいメロディで、風の吹く大草原に寝そべって
いるような印象を受けました。 「ドンッ」ではなく 「トン」と聴く人の背中を優しく
押すように歌えていたらいいなと思います。
オーディションに合格されてから丸1年が過ぎますが、これまでの22/7の活動を通して
思い出に残ることや成長を感じた点はありますか?
相川:ふとしたときに昔のスケジュールを見返してみることが好きなのですが、特に
22/7 LIVE TOUR 2022「14」の練習をしていたころは「こんなに毎日予定が入っていた
んだ」と驚きました。ダンスだけでなく同時に歌詞も覚えたり、やることがたくさんあ
って…大変でしたね。その後、「22/7 ANNIVERSARY LIVE 2022」を経て、今では全曲が
自分のなかに入っているということが信じられません。しかも、客席エリアに降りて踊
るなんて 「14」のころなら緊張して絶対に無理です。以前よりは、パフォーマンス中
にも余裕をもてるようになったのかなと思います。うれしかったのは、9thシングルで
新しい曲の振り入れをしてもらえたこと。それまではグループにすでにある曲を覚える
形だったので、一からつくり上げていくところに参加できて楽しかったです。
ダンスが得意で、メンバーたちからも頼られていますね。ライブでは表情豊かなパフォ
ーマンスでも魅了されています。
相川:ダンス部だったのですが(月城)咲舞ちゃんのように子供のころから積み上げて
きたものがあるわけではないので、少しでもクオリティを上げるために表情を工夫して
います。本当に経験としては浅いのですが、せっかく頼ってくれるメンバーがいるなら
、ちゃんと教えなきゃと思っています。練習中、あまりにも鏡越しにみんなのことを見
ているので「怖い 」と言われることもありますが(笑)、全員でいいものをつくって
いきたいです。
今、どんな夢をもっていますか?
相川: 「22/7 ANNIVERSARY LIVE 2022」でも言わせていただいたのですが、「誰かの
生きる意味」になりたいです。ステージから私のメンバーカラーであるターコイズブル
ーのペンライトが見えたり、トーク会で「奈央ちゃんがいるから、明日も頑張るよ」と
いったお声をいただくと「ここにいていいんだな 」と思えます。メンバーに対しても
同じで「奈央ちゃんがいるから、これができたよ」と言ってもらえるような力になりた
いです。
ダンスのみならず、語学に長け、いろんな楽器が演奏できて、お菓子作りも得意な才女
ですから、何でも貢献できそうですね。
相川:私としては、グループのなかで、できるだけ「まとも 」でいようという目標が
あります。新メンバーには“ファニー”な子が多いので、その子たちが変なことを言っ
てもフォロして、安心してボケられる環境にしたいんです。実際にラジオの進行役をや
ってみて、先輩たちのように落ち着いて話せるようになるには、まだまだだなと思い知
りました。
最後に、Newtype読者へメッセージをお願いします!
相川:私次第でそらちゃんの見られ方も変わってくるので、もっと頑張りたいと思って
います。そしてグルプのため、皆さんのために自分に何ができるのか、この活動を通し
て見つけられるよう、ひとつひとつ取り組んでいくので、見守ってもらえたらうれしい
です。