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第9話 大国の威信 錄音「ん? 一体誰が…… もしかして、あの人が?」 〔阿寶〕 西暦2307年、ソレスタルビーイングが武力介入を開始してから、 4か月の時が過ぎようとしていた。 彼らの介入行動回数は60を超え、人々は、好むと好まざるに関わらず、 彼らの存在を受け入れていく。 ソレスタルビーイングを否定する者、肯定する者、どちらの気持ちも、 戦争を否定するという意味では一致していた。誰も争いを求めたりはしないのだ。 地球にある三つの国家群のうち、ユニオンとAEUは、同盟国領内での紛争事変のみ、 ソレスタルビーイングに対して、防衛行動を行うと発表。 しかし、モラリア紛争以来、大規模戦闘は一度も行われていない。 それを可能にしたのは、モビルスーツ士ガンダムの卓越した戦闘能力にある。 世界中で行われている紛争は縮小を続けていたが、 武力による抑圧に対する反発は消えることはない。 そして今、唯一彼らに対決姿勢を示した人類革新連盟で、 ある匿秘作戦が開始されようとしていた。 ─人革連高軌道ステーション─ 大叔「特務部隊超部隊員諸君。    諸君らは母国の代表であり、人類革新連盟の精鋭である。    諸君らの任務は、世界中で武力介入を続ける武装組織の壊滅、    及びモビルスーツの鹵獲にある。    この任務をまっとうすることで、我ら人類革新連盟は世界をリードし、    人類の発展に大きく貢献することになるだろう。諸君らの奮起に期待する」 シエラ「デュナメス、着艦終了。引き続きエクシアの着艦作業に入ります」 フェルト「コンテナオープン。相対誘導システム作動」 刹那「誘導システム同調。エクシア、着艦する」 シエラ「エクシア、着艦しました」 阿伯「いい着艦だったぞ、刹那」 剎那「整備を手伝う」 阿伯「部屋に戻って休んでいろ。人の仕事を取るんじゃない」 哈囉家族「兄さん」「兄ちゃん」「お兄さま」 錄音「感動の対面だな」 哈囉「整備開始 整備開始」 哈囉家族「了解 了解」 錄音「頼んだぜ」 阿雷「スメラギさん、オーバーホール中にもし敵に襲われたら?」 皇「神を恨むわ」 阿雷「戦術予報士のセリフですか?それ」 人員A「姿勢御完了。ハッチオープン」 人員B「リニアカタパルト、電圧上昇。双方向通信システム、射出準備完了」 人員A「射出」 人員B「通信子機、全体分離」 ─人革連 高軌道ステーション 管制室─ 人員A「通信子機、全体分離開始。予定位置に移動中。双方向通信、正常です」 ミン「これでわが軍の静止衛星軌道領域を、80%網羅したことになります」 大叔「うむ」 ミン「ガンダムが放射する特殊粒子は、    效果範囲内の通信機器を妨害する特性を有しています。    それを逆手にとり、双方向通信を行う数十万もの小型探査装置を放出。    通信不能エリアがあれば、それはすなわちガンダムがいるということ。    中佐、魚はうまく網にかかるでしょうか」 大叔「そうでなくては困るよ、ミン副官。    これほどの物量作戦、そう何度もできはしない」 沙慈「ソレスタルビーイングの動向における世界紛争の今後。    何て面倒なレポートなんだ」 露意絲「そんなの適当に書けばいいじゃん」 沙慈「そういうわけには……」 露媽「ルイスーー!」 露意絲「マ、ママ?」 沙慈「ママ?」 露媽「会いたかわったわルイス!」 露意絲「今は渡航規制がかかってるのに、どうして?」 露媽「代議士の先生にお願いしてね。ルイス、こちらの方は?」 露意絲「前に言ったでしょ?私のボーイフレンド」 沙慈「沙慈です。沙慈・クロスロードです」 露媽「そぉ~娘がお世話になっております」 沙慈「あ、いえ」 露媽「でももうけっこうですので。さ、帰るわよ、ルイス」 露意絲「何言ってるの?ママ」 露媽「世界がこんな状況なのに、一人娘を留学させておけないでしょう?さ!」 露意絲「やだ!帰らない!なんとか言ってよ、沙慈!」 沙慈「と言いわれても……」 露意絲「恋人が連れてかれちゃうのよ!?」 露媽「恋人!?」 沙慈「い、いつのまに!?」 露媽「あなた!」 沙慈「ご、誤解です!お母さん!」 露媽「お母さん!?」 沙慈「いや、そういう意味でなくて、その……」 露意絲「男の子ならはっきりして!」 沙慈「ええ~?」 露意絲「沙慈~!」 ─JNN本社─ 長官「イオリア・シュヘンベルグの調査報道?」 絹江「ソレスタルビーイングの創設者を調べれば、    彼らの本当の目的が分かると思うです。是非ともやらせてください」 長官「どの国の諜報機関もお手上げの状態だと聞いている。お前一人で何が……」 絹江「それでもやりたいんです!お願いします、デスク」 長官「一か月以内に、報道特集一時間分のネタ、集められるか?」 絹江「はい!」 主播「次のニュースです。    エネルギーの枯渇状況が深刻な中東のアザディスタン王国に、    国連による援助が行われる模様です」 ─アザディスタン王国 アザディスタン国際空港─ 主播「すでに国連の視察団が現地に到着しており……」 王女(国連大使との会談がまとまれば、この国にも、太陽光発電システムが……) 官員「姫様、いらしたようです」 王女(この方が、アザディスタンを救ってくれる) 帥哥「お初にお目にかかります、国連大使のアレハンドロ・コーナーです」 王女「アザディスタン王国第一王女、マリナ・イスマイールです。    わたくしたちの援助要請を受けていただき、    この国を代表してお礼申し上げます」 帥哥「国連とは本来、こういうことを行うための組織です。    とはいえ、加盟国からの負担金が滞っている今、    やれることは限られていますが」 王女「それでも、感謝しています」 眼鏡娘(この時期での国連の援助、見返りはなにもないというのに。     あの男、何を考えているの?) ツエーリ「あれ、フェルトは?」 シエラ「気分が悪いからって、モレナさんのところにいったわ」 ツエーリ「当直連荘スか」 シエラ「そうなのよね~」 ツエーリ「ここ俺見てますから、食事してきていいっスよ」 シエラ「え、本当?優しい!」 ツエーリ「それほどでも……」 シエラ「でも、好みじゃないのよね~」 ツエーリ「悲しい……」 錄音「よ、何してる?」 フェルト「ロックオン」 錄音「どうした?」 シエラ(気まずい!) ツエーリ「GNドライブチャージ、100%到達っと」 人員A「AE3288の双方向通信が途絶えました」 人員B「中佐に報告」 人員C「AR9763もです。位置は、エアン07」 ミン「まさか、これほど近くにいたとは」 大叔「特務部隊超部の総員に通達。モビルスーツ隊、緊急発進」 ─人革連 多目的輸送艦 ラオホゥ- 人員「緊急出撃準備、0655より、一番艦から順次出撃する!    全搭乗員は加速に備えよ!140秒後に緊急加速を開始する」 大叔「ピーリス少尉、全感覚投影システムの具合はどうか」 銀髮「問題ありません、中佐、オールグリーンです」 大叔「中尉にとってこれがはじめての実戦になる。    この前のようなことはごめんこうむる」 銀髮「承知しています、中佐」 人員「全艦、加速可能領域に到達、加速開始します」 錄音「へーフェルトの両親はソレスタルビーイングにいたのか」 フェルト「二人とも、第二世代のガンダムマイスターだって」 錄音「そうかい、俺は君の両親のおかげで戦えてるんだな。    そんでもってフェルトは、ホームシックにでもかかかったか」 フェルト「今日は命日、二人の」 錄音「何があった?」 フェルト「分からない。ただ、死だとしか」 錄音「ソレスタルビーイングのメンバーには守秘義務がある。    俺も今のメンバーの過去を知っちゃいないが……    そうか、両親の情報もか? 両親の意志を継いだんだな?    君は強い、強い女の子だ」 錄音「ニールだ」 フェルト「え?」 錄音「俺の本名。ニール・ディランディ」 フェルト「あなたの名前」 錄音「ああ、そうだ。出身はアイルランド、両親はテロで殺された」 フェルト「どうして?」 錄音「教えてもらってばかりじゃ不公平だと思ってね」 フェルト「優しいね」 錄音「女性限定でな」 阿雷「ロックオン……! し、失礼」 錄音「誤解をするな!」 シエラ「ああ、もうあんな状態じゃ味なんか分かんないって」 ツエーリ「何?」 シエラ「なんでも。 Eセンサーに反応? これって、通信装置!」 ツエーリ「何スか?」 シエラ「バカ!」 ツエーリ「何で?」 シエラ「敵にこっちの位置が、探知されてるのよ!」 -- ┌────────────────┐  吉野龍田花紅葉 更品越路月雪  [amemura] └────────────────┘ http://amemura.storists.net/ -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 124.208.235.95
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