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第六話 セブンソード ─南アフリカ地域 鉱物資源採掘現場─ 鬍子「ったく、ひでーもんだな、ソレスタルなんとかってのはよ!    ここにある石っころがとれなきゃ、この国の経済は破たん、    その影響を受ける国や企業がどんだけあるか?    戦争を止められりゃ、下々のものがどうなってもいいらしいな」 隊員A「隊長、PMCトラストから入電っス」 鬍子「アリー・アル・サーシェスだ。    おい、現地まで派遣しといてキャンセルってのはどういうこった?    戦争屋は戦ってナンボなんだよ!このままじゃモラリアは崩壊すっぞ!    ……わかった。本部に戻る」 隊員B「なにか?」 鬍子「ふふふ、ようやく重い腰を上げやがった、AEUのお偉いさん方がな」 ─AEU中央議会─ 議員A「どうしてもモラリアに軍隊を派遣なさるというのですか?」 女議員「宇宙開発計画にモラリアのPMCが必要なのは、     先日の欧州首脳会議でも確認されたはずです」 議員A「しかし、いくら経済が破たんしかかっているといっても、     モラリアを擁護すればソレスタルビーイングが……」 女議員「だからこそ、軍隊を派遣するのです」 議員A「ですが、わが国の兵士を国外に派遣すると世論の反発が……」 女議員「3世紀以上前のことを憂慮するよりも、     今はAEUの利益を追求するべきです」 議員B「コロニー開発は、ユニオンや人革に任せておけばいいでしょう?     わが方の資金力がなければ、彼らも立ち行かないのですから」 議員C「資金力の豊富な貴国はそれでいいかもしれませんが、     わが国にも事情というものがありましてな」 議員B「あなた方は、そうまでして自国の兵器を売りたいのですか?」 議員C「軍備の増強なしで宇宙進出などありえん話だ。     ユニオンや人革にそらの上を抑えられたら、     最後のフロンティアさえ失われる」 議員D「その通り。宇宙開発競争にこれ以上、乗り遅れるわけにはいかん。     モラリアへの軍隊派遣は、賛成国のみで行うこととする」 議員C「そういうことでしたら」 議員D「ただし、この軍隊派遣は、AEUの総意であることは容認してもらう。     我々は、モラリアを救う白馬の騎士になるのだ」 フェルト「GNドライブ、接続良好。GN粒子のチャージ状況、現在75%。      散布状況、40%に固定。有視界領域に、アンノウンなし」 シエラ「ねえ、もう1週間以上経たっちゃってんるだけど」 ラッセ「なにがだ?」 シエラ「アレルヤのこと!いいじゃない?人助けくらいしたって」 阿雷「なんなだ?この頭痛は?」 阿雷(何者なんだ?一体……) 阿雷「やあ、独房入りは終わりかい?」 絕望「その様子だと、とても反省しているとは思えないな」 阿雷「そうだね」 絕望「アレルヤ・ハプティズム、君はガンダムマイスターに相応しくない」 阿雷「キュリオスから降ろす気かい?」 絕望「そうだ…と言いたいところだが、そういうわけにもいかなくなった」 皇「また、あなたの力が必要なの」 阿雷「スメラギさん」 皇「モラリア共和国大統領が、AEU主要3カ国の外相と、   極秘裏に会談を行っているって情報が入ったわ」 阿雷「モラリア……PMCですね?」 絕望「これは、我々に対する挑戦と受け取っていい」 皇「ハードなミッションになるわ。   私たちも地上に降りて、バックアップに回ります。   アレルヤの営倉入りは解除。2人とも、直ちに出撃準備に取りかかって」 阿雷、絕望「了解」 ─人革連低軌道ステーション─ 男「少尉の体を徹底的に検査しましたが、問題はありませんでした」 ─超人機関技術研究所分室- 男「脳内シナプスの神経インパルス、グリア細胞も正常な数値を示しています」 大叔「では、なぜ少尉はあのような行動をとったのだ?」 男「タオ・ツーのミッションレコードを分析したところ、   少尉の脳量子波に異常が検知されました。通常ではあり得ない現象です。   外部から影響を受けた可能性も」 大叔「外部からの?」 男「もしそうであるとすると、影響を与えた人物は、少尉と同じ、   グリア細胞を強化され、脳量子波を使う者に限定されます」 大叔「同類だとでも言うのか?」 男「可能性の問題を示唆したまでです」 大叔「対応策は?」 男「少尉のスーツに脳量子波を遮断する処置をしました。同じ轍は踏みません」 大叔「それほどまでして少尉を戦場に出させたいのか?」 男「ソレスタルビーイングなどという組織が現れなければ、   我々の研究も公にはならなかったでしょう」 大叔「何かにつけてそれか」 ─AEU フランス首都─ ─フランス外務省─ 官員「太陽光発電の技術支援ですか……」 王女「ぜひとも、お願いしたいのです」 官員「うーん、わが国としても協力したいところではありますが、    貴国の情勢は極めて不安定、派遣する技術者たちの安全が保障されなければ、    議会の承認は得られないでしょう。    そうでなくても、AEUのエレベーターは完全稼動に至っていません。    技術者をほかに回す余裕があるかどうか……」 王女「そうですか……」 官員「アザディスタンへの食糧支援は続行させるよう、尽力しますよ」 王女「感謝します」 官員「うら若き王女が慣れぬ外交して国を守るか……哀れではあるが、    我々としても施しをする余裕はない。 それもモラリア次第か」 沙慈「ああ、ちょうどよかった。筑前炊き、姉さんが作りすぎちゃって、    よかったらいかがかな、なんて」 刹那「今から出かける」 沙慈「あ、そう……」 刹那「災難だったな」 沙慈「え? ああ、ステーションでの。本当にね。    まさか、ソレスタルビーイングに助けられるなんて、思ってもみなかったよ」 刹那「俺もだ」 沙慈「え?」 フェルト「モラリア共和国、23年前の2284年に建国した、ヨーロッパ南部に位置      する小国。人口は18万と少ないが、300万を超える外国人労働者が国      内に在住。約4000社ある民間企業の2割がPMC。PMCとは、傭兵の派遣      、兵士の育成、兵器輸送、及び兵器開発、軍隊維持、それらをビジネ      スで請負う民間軍事会社」 皇「熱心ね、フェルト」 フェルト「任務ですから」 シエラ「スメラギさん、     モラリアって誘致した民間軍事会社を優遇して発展してきた国でしたよね?     どうして今までうちの攻撃対象にならなかったんですか?」 皇「世界の戦争が縮小していけば、彼らのビジネスは成り立たなくなる。   このまま自滅してくれればよかったんだけどね」 金毛「モラリアは、ソレスタルビーイングと事を構えるつもりのようだな」 馬尾「AEUが後ろ盾になったんだよ。    太陽光発電システムを完成させて、コロニー開発に乗り出すためには、    民間軍事会社の人材と技術が不可欠だからね。    モラリアとしても、縮小した経済を立て直したいという思惑がある。    例え自国が戦場になったとしても、AEUの援助が必要なのさ。    それに、あわよくば手に入れようと考えてるんじゃないかな、ガンダムを」 金毛「ふん、なら、今回は譲るしかないようだな。AEUのエースとやらに」 可樂「ヤッホー!」 人員A「こちらモラリア空軍基地、着陸を許可します。     7番滑走路を使用してください」 人員B「な、何事だ?」 可樂「よう!AEUのエース、パトリック・コーラサワーだ。    助太刀するぜ!モラリア空軍の諸君!」 士兵「な、なんてやつだ」 可樂「早く来いよガンダム!ギッタギッタにしてやっからよ!」 王留美「モラリアとAEUの合同軍事演習?」 紅龍「連隊規模の派遣です。    しかも、モラリアの民間軍事会社の軍事共闘組織、    PMCトラストも演習に加わっています。    それらのモビルスーツを合計すると、130機は超えるものかと」 王留美「最大規模のミッション……     世界はソレスタルビーイングを注視せざるを得なくなる」 シエラ「スメラギさん、モラリアへの直行便は明日ですから、     それまでは自由行動でいいですよね?」 皇「そうしたい?」 シエラ「はい!」 皇「ならオッケー!」 シエラ「やった!フェルト、買い物行こう!」 フェルト「ミッションプランの検証がまだ……」 シエラ「あーいいから行こう!     あたしらが活躍すればするほど、物価が上がるんだから、     今のうちに欲しいもの買っておかなきゃ」 フェルト「データの解析が……」 シエラ「それじゃスメラギさん、行ってきます」 フェルト「検証が…」 シエラ「いいから、いいから!」 皇「さあ、飲もう飲もう!」 大叔「おー、久しぶりだな、刹那」 刹那「イアン・ヴァスティ」 大叔「一刻も早く、お前に届けたい物があってな」 錄音「見てのお楽しみってやつ」 哈囉「プレゼント、プレゼント」 大叔「デュナメスの追加武装は、一足先に実装させてもらった。    で、お前さんのはこいつだ! エクシア専用、GNブレイド。    GNソードと同じ、高圧縮した粒子を放出、厚さ3メートルのE-カーボンを 難なく切断できる。どうだ?感動したか?」 刹那「GNブレイド」 錄音「ガンダムセブンソード。    ようやくエクシアの開発コードらしくなったんじゃないか?」 大叔「何だあいつは、大急ぎでこんな島くんだりまで運んで来たんだぞ!    少しは感謝ってもんをだな」 錄音「十分感謝してるよ、おやっさん」 大叔「え?」 錄音「刹那は、エクシアにどっぷりだからな」 刹那「エクシア……俺のガンダム」 刹那「来たか」 -- ┌────────────────┐  吉野龍田花紅葉 更品越路月雪  [amemura] └────────────────┘ http://amemura.storists.net/ -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 124.208.235.95
gawein:絕望...XDD 那個「脳梁し」該不會是「腦力者」=Brain 11/11 20:07
gawein:Powered吧...?O_O; 拐彎抹角的致敬之類的...... 11/11 20:08
saiyumu:咦?四跟五回沒有台詞?XD 11/11 20:51
gawein:要靠自己的聽力打出整回台詞很不容易的,耐心等吧。 11/11 22:50
gawein:啊、也為原PO鼓掌加油哦!\(^o^)/ 11/11 22:51
yesucan:脳量子波 11/11 23:57
※ 編輯: amemura 來自: 124.208.235.95 (11/12 03:40)
amemura:感謝yesucan,已修正 11/12 03:41