7月4日に行われた“前のりFES~Hatch向いてコイ~”@なんばHatchに引き続き、いよ
いよ迎えた“七夕ライヴ~天まで響け!!~”@日比谷野外音楽堂。07年7月7日の7並
び、しかも七夕という記念すべき日の野外ワンマンだけに、ファンはもちろんメンバー
自身もかなり楽しみにしていたというこの日のライヴ。メンバーと観客の「願い事」を
書いた短冊をぶら提げた笹の木がステージ両脇に設置されるなど、雰囲気作りもバッチ
リな場内。そして、まだまだ明るい午後6時過ぎ、3人のユニゾンによるコーラスから勢
いよく始まる「女子たちに明日はない」で、ライヴはスタートした。
最初は多少緊張の色がうかがえた3人だが、浮き足立ったところはまったく見られない
。むしろ、4月に行った渋谷AXでのワンマンライヴに比べると、3人が生み出すグルーヴ
に、何やらどっしり腰を据えた迫力が宿り始めているような…。この2ヵ月間に行った
ライヴが、彼女たちを変えた?そんなアンサンブルの進化/深化もさることながら、こ
の日は橋本絵莉子の“うた”が絶好調。扇状に広がる客席に向かって真っ直ぐ放たれ、
聴く者のハートを射抜く“うた”。特に中盤、突然マイクから離れ、生声一本で3,500
人を前に冒頭部のアカペラを歌い上げた「恋愛スピリッツ」は、ちょっと鳥肌ものの経
験だった。
もちろん、そんな息を呑むような瞬間のみならず、会場全体が一体となって盛り上がる
「楽しさ」もちゃんと用意されているのが、チャットモンチーのライヴの醍醐味である
。結婚を祝うハッピーなラブソング「バスロマンス」では観客ともども肩を揺らし、「
とび魚のバタフライ」ではビデオクリップにも出演していたフラダンサーの皆さんが鮮
やかな衣装でステージに登場、観客もろともゆらゆらとフラダンス・タイムが展開。そ
して、本編の最後に披露されたキラー・チューン「シャングリラ」では、派手な特効演
出とともに、観客の盛り上がりもクライマックスへと到達。
MCで見せる、ほんわかとゆるい3人の素顔もチャットモンチーらしくて好感が持てるけ
れど、それ以上に臆することなく腰の据わった演奏を響かせる、彼女たちの迫力が印象
に残ったこの日のステージ。しかし、本人たちも言うように、まだまだこんなもんじゃ
ないんだろう。チャットモンチーの夏は、まだまだ始まったばかりである。これから始
まる10本近い夏フェスと、「若若男女サマーツアー」を追えた頃には、きっとまたさら
にたくましく…。もちろん、この日だって相当満足度の高いステージだったと思うけど
、さらにその先をどこかで期待してしまうような──それがチャットモンチーというバ
ンドの“今”であり“勢い”なのだろう。
願い事を託す七夕の夜に開催された記念すべき野音ワンマンで、この夏にかける彼女た
ちの意気込みを見たような気がした。
(取材・文/麦倉正樹)
=SET LIST=
01.女子たちに明日はない
02.ハナノユメ
03.手の中の残り日
-MC-
04.さよならGood bye
05.ウィークエンドのまぼろし
06.ツマサキ
-MC-
07.バスロマンス
08.プラズマ
09.終わりなきBGM
10.恋愛スピリッツ
11.どなる、でんわ、どしゃぶり
-MC-
12.とび魚のバタフライ
-MC-
13.一等星になれなかった君へ
14.惚たる蛍
15.世界が終わる夜に
-MC-
16.恋の煙
17.湯気
18.シャングリラ
<アンコール>
EN1.風
EN2.東京ハチミツオーケストラ
http://ent2.excite.co.jp/music/special/chatmonchy/
(20張圖)
http://news.livedoor.com/article/detail/3228544/
(20張圖 較大)