10 rain
安らぎに滿ちたまひるの月は雨の調べに淚を見せた
ちぎれた指で描き續ける﹑忘れ始めた太陽の夢を
風は私の姿
萌えでる華のように大地の弓に拾われて
息をひそめて嗤う…枯れ葉の上で燃えた﹑
もう一人の私が見つめている
誰の聲も屆かないなら私がすべて消してあげよう
何度も同じ過ちを繰り返した哀しみに震え續ける
消えることのない想いを胸に動かない時計に觸れた
優しい太陽の光を浴びた夢は白く夜空に消えた
雨は私の淚﹑
哀しみは癒えぬまま…月の吐息に魅せられて
瞬間を失(く)して理解る…死して意味があることを
私の聲は屆かない
貴方がくれた最期の言葉は
今もこの場所で泣き續けてる
悲しまないとそう決めた心に夜空の月が淚を流す
夜がまた貴方を連れて消えてゆく
溶けた空を描きながら色のない景色がつぶやいた
憶えている過去さえも今はすべて戾らぬ罪
燒きつくす光の波にさらわれた貴方が微笑みかける
遠くに見える安らぎに溢れた貴方の名前を
叫び續けた
もう誰も貴方を攻めはしない
貴方の跡を震える指で靜かに觸れる夢から覺めて
何度も同じ過ちを繰り返した哀しみに震え續ける
さよならはまだ今は言えないから
ゆっくりと靜まる宇宙に祈り續けた
優しい聲で
震える聲で
祈り續けた...