11 Birdcage
光の中で見た幼い記憶は
污れたこの僕には今も遠すぎて
闇の中﹑君の名を何度も叫んだ
終わらない時代の中で君しかいなくて
贖うことさえできずに僕を閉じこめる
祈ることしかできなくて…悲しみは癒えない
紫陽花の濡れた葉を一枚ちぎった
水溜まりに浮かべて君を思い出す
雨上がりの夕暮れに微かに聞こえた遠くの船の汽笛
何故か悲しくて
許されないのならすべてが消えればいい
苦しみも痛みも何もいらない世界へ
贖うことさえできずに僕を閉じこめる
祈ることしかできなくて…悲しみは癒えない
優しく泣いた空から聞こえた君の聲も
淚を浮かべたまま微笑った僕には見えない...
光の中で見た幼い記憶は
音のない笑顏さえ今は嬉しくて
二度と戾れないあの頃には
僕たちは微笑っていた