(2009年2月6日 読売新聞)
「何やってもいい」 迷った
君塚良一監督からは、「何をやってもかまわないよ」と言われた。殺人容疑で逮捕さ
れた若者の妹役。「せりふを間違ってもいいし、物を誤って落としてもいい。それが、
本当なんだからって。でも、逆に、どこまで好き勝手にやっていいのか分からなくて、
迷いました」
事件の加害者一家と、彼らをマスコミやネット社会から守ろうとする刑事の物語。現
代社会が抱える問題を映画化するにあたって、君塚監督が選んだのはセミドキュメンタ
リータッチだった。リアルな演技が求められる中、刑事役の佐藤浩市にリードしてもら
った。「撮影現場でほとんど話をしてくれなかったんです。実は、カメラがいつ回って
いるか分からないので、『役の上での緊張した関係を、ずっと維持したかったからなん
だ』と、後で教えてくれました」
主人公一家の長女を演じた前作「母べえ」では、山田洋次監督から「『しゃべり方が
昭和の子じゃない』など、細かく芝居をつけてもらった」と振り返る。君塚監督とは対
照的だが、「いろいろな監督さんと仕事をさせてもらえるのは新鮮です」という。
15歳。2000年にテレビドラマでデビューして以来、9年がたつ。だが、「撮影
現場に慣れるまで、まだ1週間ぐらいかかるんです」「写真を撮られるのが苦手。早く
慣れないと」と初々しさは失われていない。これから演じたい役を尋ねると、「ギャル
やヤンキー。若い時でないと演じられないから。19歳までまだ4年あるから、それま
でに」と笑った。映画「誰も守ってくれない」は公開中。
新聞來源(附圖):http://0rz.tw/rCpML