【私のおしゃれ学】女優 貫地谷しほりさん 絶対にやりたい気持ちが大切
2009.9.16 05:50
文 http://0rz.tw/0jg9I
圖1 http://0rz.tw/MsvSO
圖2 http://0rz.tw/ljHEu
NHKの連続テレビ小説『ちりとてちん』で、落語の世界に飛び込んだヒロインを演じ
きった。話題の映画やドラマに相次ぎ出演し、10月スタートの人形劇では声優にも挑
む。
■落選からの教訓
若手きっての演技派女優、と呼んでも異論を唱える人はまずいない活躍ぶり。だが、
中学生でスカウトされてからしばらくは仕事らしい仕事をしていなかった。
オーディションを受けても落選が続いた。芝居の勉強は始めていたが、なかなか結果
を出せなかった。どうしてか、今はその理由が分かる。「気持ちの問題だったんです」
。
認めてもらえない毎日に、どこか投げやりになっていた。「やりたいと言うことが、
恥ずかしいことだと考えてしまっていたんです」。落ち続ければなおのこと、やりたい
と言えなくなってしまう。行き詰まっていた気持ちが、1本の映画に出て変わった。
『SURVIVE STYLE5プラス』のオーディション。「はじめは、やっぱり
投げやりな気持ちで受けていたんです。けれども、最終審査に残ったとき、どうしても
やりたいという気持ちが出てきたんです」。
気持ちだけで抜けられるほど、芸能の世界は甘くはない。「同じ演技力で、見た目も
同じ感じだったら、一緒にやりたいと言ってくれる人とやりたくなるじゃないですか?
」。気持ちを伝えることで、実力も伝えられるようになり、良い方向に転がりだす。
『ウォーターボーイズ』を大ヒットさせた矢口史靖監督の『スウィングガールズ』で
も、最終オーディションで「絶対に出たい」と気持ちを見せた。『ちりとてちん』の最
終オーディションでは、畳に倒れ込む演技でケガをしてしまうくらいの気合を見せ、喜
代美というヒロインの役をつかんだ。
「朝の連続ドラマは前に2回落ちていて、もう縁がないからやめましょうと言ったん
です」。それでも、最後だと思って受けよう、と言われて臨み、最終まで残ることがで
きた。演技のための台本を渡され、それを読んで「喜代美の役を他の人がやったらすご
く焼きもちを焼く。だから絶対にやりたいって思ったんです」。
脇役ばかりの人生を変えたいと、家を飛び出して落語家に弟子入りし、大勢の人に出
会い、導かれながら成長していく喜代美に、失敗続きだった自身の姿が重なってみえた
のかもしれない。
■殻を破られたい
この夏は、チェコのアニメ『屋根裏のポムネンカ』で、声優としてヒロインの声を吹
き替えた。10月から始まる三谷幸喜脚本の人形劇『新☆三銃士』でも、ヒロインの声
を担当する。漫画喫茶に何時間もこもるくらいの漫画好きで、「声優の仕事にもあこが
れていた」だけに、連続して舞い込んだ仕事を素直に喜ぶ。
来年はNHKの大河ドラマ「龍馬伝」にもレギュラー出演する。ヒット作や話題作で
見せたイメージを買って出演の依頼も増えそうだが、「今はまだ、こういう役者なんだ
というものを作りたくなんです」と、固まってしまうことを否定する。「自分を壊して
くれる人に出会いたいんです」。
壊されて立ち直れなくなってしまう恐怖より、乗り越えて幅を広げる喜びに役者とし
ての真価を求める。そんな気持ちから生まれる姿に、これからも驚かされそうだ。(文
:谷口隆一/撮影:大石一男/SANKEI EXPRESS)
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