解説: 2004年にテレビ東京系にて放送された、「昭和30年代初頭」を時代背景として映
し出した「鉄人28号」を映画化。戦火に翻ろうされ、悲しい運命を背負った人々を描き
だす骨太のヒューマンドラマというコンセプトを残しつつ、映画としてスケールアップ
してよみがえった。注目すべきは音楽。劇中はクラシックが使用され、荘厳で重みのあ
るオーケストラが物語により深みを加えている。今川泰宏監督が描く「破壊と修復」と
いうテーマは現代人が忘れかけていた何かを問いかけてくる。
戦後10年を迎えた東京で、少年探偵の金田正太郎と鉄人28号は、戦争で使われた武器の
不発弾を狙うロボットと戦闘を繰り広げていた。そんなある日、生き別れになっていた
義兄のショウタロウが現れた。金田博士の元で鉄人の操縦士として訓練を受けていたシ
ョウタロウは、見事に鉄人を操り敵を倒していった。 (シネマトゥデイ)
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