作者arcticseal (北極海豹)
看板Japandrama
標題雪穗給亮司的信 白夜行第一話(這也是雷喔)
時間Mon Feb 6 02:36:58 2006
亮くんへ
いつか、この手紙見るかな そう信じて書くよ。
何があったかは、多分、亮くんが思っている通りです。
後悔なんて全然してないけど、本当は、私自身も一緒に居なくなるつもりだった。
私と亮くんを繋ぐものは、とにかく全部消えてしまった方がいいと思ったから。
だけど、肝腎の私だけは残ってしまった。ごめん。
どうも、私は神様に嫌われてるみたいで、死んだら全部終わるんだっていう、
心のどこかにあったズルを見逃してもらえなかったみたい。
だけど、こうなったらどこまでも生きてやろうと思います。
親を殺してまで、手に入れた人生だから。
私は遠くに行きます。場所は言わないね。
人から見れば、もう亮くんは被害者の息子で、私は加害者の娘です。
私達が仲良しなのはどう考えてもおかしいし、それがバレから、
きっと全てが無駄になってしまう。
今までも、これからも、会った事もない、名前も知らない他人でいよ。
二人のためには、それが一番いいと思うんだ。
だけど、あれはもらっていいかな?
あれは、亮くんだから。
どぶのような每日の中で、白い花を咲かせてくれた亮くんだから。
いいことなんて何もないって思ってた私に
笑うことを教えてくれた亮くんだから。
何よりもあの時、私を助けてくれた、亮くんだから。
亮くん、ありがと。
私、あの時ホントに嬉しかった。
生まれて来て良かった、って、もう十分だ、って、そう思ったんだ。
亮くんは、私の太陽だったよ。
--
※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc)
◆ From: 218.166.149.136