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亮くんへ いつか、この手紙見るかな そう信じて書くよ。 何があったかは、多分、亮くんが思っている通りです。 後悔なんて全然してないけど、本当は、私自身も一緒に居なくなるつもりだった。 私と亮くんを繋ぐものは、とにかく全部消えてしまった方がいいと思ったから。 だけど、肝腎の私だけは残ってしまった。ごめん。 どうも、私は神様に嫌われてるみたいで、死んだら全部終わるんだっていう、 心のどこかにあったズルを見逃してもらえなかったみたい。 だけど、こうなったらどこまでも生きてやろうと思います。 親を殺してまで、手に入れた人生だから。 私は遠くに行きます。場所は言わないね。 人から見れば、もう亮くんは被害者の息子で、私は加害者の娘です。 私達が仲良しなのはどう考えてもおかしいし、それがバレから、 きっと全てが無駄になってしまう。 今までも、これからも、会った事もない、名前も知らない他人でいよ。 二人のためには、それが一番いいと思うんだ。 だけど、あれはもらっていいかな? あれは、亮くんだから。 どぶのような每日の中で、白い花を咲かせてくれた亮くんだから。 いいことなんて何もないって思ってた私に 笑うことを教えてくれた亮くんだから。 何よりもあの時、私を助けてくれた、亮くんだから。 亮くん、ありがと。 私、あの時ホントに嬉しかった。 生まれて来て良かった、って、もう十分だ、って、そう思ったんだ。 亮くんは、私の太陽だったよ。 -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 218.166.149.136