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http://nagano.cool.ne.jp/loverevolution/monologue.htm 第1話  「タクシー」 戀はタクシー待ちに似ている。 タクシーが通らないわけじゃないのに、空車が見當たらない。 これが一番イライラする。 あっちの通りに行けば見つかるかも‧‧‧と目をそらすと、 誰かに持っていかれる。 じっと待ってても來ない。 探しても來ない。 來ないときは來ない。 いや‧‧‧來ない人には來ないんだ。 そう思って諦めて步こうとすると、 いきなり何台ものタクシーが連なって來たりするのだ‧‧‧‧ 第2話  「傘」 朝、家を出るとき、空を見て惱む。 傘をもっていこうかどうしようか‧‧‧ たいてい結論は決まっている。 持っていくのだ。 人は過去の經驗から學習する。 ちょっと荷物になるのを我慢するだけで、 失敗を避けることができるのだ。 だけど、もしかしたら‧‧‧ 私の傘は私が思っているより、 もっとずっと重い傘なのかもしれない‧‧‧ 第3話  「靴」 誰の家の靴箱にも必ずある。 サイズの合ってない靴。 少しきついって思いながら、 履いてるうちに合うようになるかもしれない‧‧‧ そんな言い譯を自分にして、買ってしまった靴。 いずれ痛い思いをすると、ホントはわかっているのに、 どうしても欲しい。 そういう靴に、誰もがめぐり逢うのだ‧‧‧    第4話  「旅」 旅の下手な人種というものがいる。 何を持っていくべきか迷い、決めるのに疲れ、 重いカバンを運ぶのに疲れ、 せっかく持っていったんだからと無理をして疲れ‧‧‧ 要するに疲れるために旅をしている。 その結果、大きくて重い荷物を片付ける氣力も失い、 いざというときに必要なものが手元になかったりするのだ。   第5話  「靴下」 時々、靴下の片方が行方不明になる。 家のどこかにあるはずなのに、家のどこを探してもでてこない。 片方だけの靴下は、役に立たない。 なのに、つい捨てられずにとっておいてしまう。 めったにないことだが、 ある時忘れた頃に、 どこか思いがけないトコから消えた靴下がでてくる。 買ったときの何十倍も嬉しい。 その嬉しい瞬間のために、 人は使い道のない靴下を捨てないのだ。 第6話  「小錢」 10圓足りない。 1万圓札をくずすハメになると、なんだか虛しい。 そして、思い當たるのだ。 今朝、驛でチューイングガムを買わなければ、 こんなことにはならなかった。 何氣なくしたことが、 とんでもないおつりになって返ってくる。 それは、チューイングガムが欲しいと思ったときには 予想だにしなかったことだった。 第7話  「フローチャート」 雜誌でフローチャートを見つけると、必ずやってしまう。 結果が氣に入らないと、迷った設問まで戾ってやり直してしまう。 そうやって行きついた答えは、たいてい氣恥ずかしいくらい事實に反している。 そして、いつまでもチャートを行きつ戾りつしては どんどん正しい答えから離れてゆくのだ‧‧‧ 第8話  「道を讓る」 向こうから步いてくる人に道を讓ろうとして身体をよけると、 相手も同じ方によける。 いけない、と思って反對側によけると、 相手も同じ動きをする。 讓ろうという氣持ちが、妨げになってしまうのだが、 いっそ讓るまい、と頑なになると 相手も同時に同じ氣持ちになるらしく、 お互いにらみあって動けなくなってしまう‧‧‧ 第9話  「答え」 試驗のとき、提出する直前になって答えを見なおすと 必ず書きなおしてしまう。 そのときはどうしても別の答えが魅力的に見えて、 最後の最後の瞬間になって、そちらを選んでしまうのだ。 たいていの場合、書きなおす前の答えが合っているのだ‧‧‧ 最終話  「戀をしたまえ」 戀はタクシー待ちに似ている。 いつ來るかわからない。 それまで闇に紛れていた自分の姿が、 やってきたタクシーにヘッドライトに照らされたとき‧‧‧ 初めて人は、自分という人間を確かめられる。 はじめは愛しい人の笑顏に‧‧ 高鳴る鼓動に‧‧ 愛しい人の言葉に‧‧ 傷つく胸の痛みに‧‧ 自分が今、ここに生きていることを意識し、 そしてだんだん欲張りになっていく自分が、 カッコ惡い自分‧ダメな自分に見えてきて、 そんな自分と向き合い、鬥うことになる。 戀をすること‧‧‧ それは實にやるせなく、身もだえするほど痛くて苦しい病なのだ。 そして、そんな戀という名の革命を成し遂げる力を与えてくれるものは、 自分と愛しい人とが觸れ合う瞬間の 痺れるような感觸だ。 その一瞬から放たれる光を賴りに‧‧‧ 戀をしたまえ -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 140.114.57.42
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