Q.『RESCUE~特別高度救助隊』の脚本をはじめて読んだときの感想を教えてください。
脚本にある “大爆発” とか “ビル火災” などのト書き (※) だけでは、映像を想像
するのが難しいほど、スケールの大きなドラマでびっくりしました。
「炎が激しくて、進入できません!」 というセリフがあって場面を頭の中に思い描い
ていても、その後を読んでいくとさらにすごい描写やセリフが出てきて……。自分が体
験したことのないような、大災害や大事故のシーンの連続なんだなと、その規模感に圧
倒されました。 (※ ト書き… 場所の設定や人物の動き、音楽、効果などをセリフの合
間に書いたもの)
Q.演じている手塚豊という人物について教えてください。
同僚で親友でもある北島大地に憧れている男です。
大地は自分が 「こうだ」 と信じた道をためらわず突き進んでいく熱い男なんですけど
、豊はどちらかというと消極的でちょっと気が弱いところがある性格なんです。
消防士としての能力は高くて、優秀なんですけどね。
気力の弱さで損をしていて、自分でもそんな性格を変えたいと思っているけど、自力で
は変えられない。だから後先考えず、ただがむしゃらに突き進んでいく大地がうらやま
しいし、危なっかしくて放っておけないんです。
そんな彼の性格は、自分にも似たところがあるので、けっこうスムーズに手塚豊という
人物を理解できたように思います。
あと演じる上で気をつけているのが、本物のスーパーレンジャーの方々の行動から、は
ずれたことはしないようにしようと。
たとえば姿勢が悪いとか、受け答えがハキハキしてないとか、本物の方が誤解されてし
まうような演技はしないよう気をつけています。
Q.スーパーレンジャー候補生を実際に演じてみた感想を教えてください。
はじめて本物の方々の訓練を見学させていただいたときに、『まず初めは筋トレからだ
な』 と思い、翌日からすぐ筋トレを開始しました。
実際もう2ヶ月経ちましたが、かなり身体つきが変ってきましたし、当初できなかった
訓練メニュー (ロープ登はん・降下、ロープ渡過など) も、少しづつできるようになっ
ていきました。やっぱり筋トレのおかげだと思います。
Q.本物のスーパーレンジャーの活動を見た感想を教えてください。
“ロープ登はん” という手と腕の力だけでロープを登っていく訓練があるんですが、
それを皆さんは、スススーっと簡単に登っていかれるんですね。本当にあっという間に
。
なので、自分にもすぐ出来るだろうと思ったんですが、実際に挑戦してみると全然登れ
なくて (笑)。
まさしく手も足も出ない状態で、初めはロープにぶら下がっているだけでした。
今では日に日に登れるようになってきてはいるんですが、まだ難しいですね。
でも本物のスーパーレンジャーの方々は、5年、10年と訓練を積み重ねてきているわけ
ですから、数ヶ月という短期間では、僕らがどれだけ努力してもできないのは当然かな
とも思います。
でも撮影が進むごとに、少しずついろいろな訓練に付いていけるようになってきて、ロ
ープ渡過などは、楽しみながらやってます。
Q.ハードなシーンをスタント無しで演じていることが話題ですが、今までで一番ハード
だと思った撮影を教えてください。
撮影ではないですが、防火服を着て空気ボンベを背負い、さらにヘルメットと面体を顔
に装着して、スタンバイしているときが一番つらいです (笑)。
衣装の総重量が 20kg くらいあるものですから、ただじっと座っているだけでも、体力
を奪われていくのを感じます。
撮影では、土嚢 (土をつめた袋) を担いで階段を往復したときが、きつかったですね。
土嚢は米一袋分ぐらい重いんですが、何度やっても監督から 「OK」 が出ないんです (
笑)。
三回ぐらい階段を往復して、『もう OK がでるだろう』と思っていたら、「じゃあ、別
の角度からも撮ります」 と言われて、『あと一回ぐらいしかできません!』 とギブア
ップしたくなりました。もちろん、やりましたけど。
あと中丸くんも言っていましたが、海に飛び込むシーンも水がものすごく冷たくて!
寒くて本当につらかったですけど、これからどんどん寒くなっていく時期ですからね。
あのシーンを2月にやったら…… と思うと、まだこれぐらいは耐えなくちゃと思います
。
でも中丸くんとは、「体調管理には気をつけよう」とお互い言い合っています (笑)。
Q.いよいよスタートしたこのドラマ見所を、視聴者の方に教えてください。
スタントではなく、どの訓練シーンも僕たちが実際に演じているというところが、最大
の見所です!
僕ら全員が、一から訓練をして危険な撮影に挑んでいますので、その努力や成果をぜひ
見てください。
ストーリーも撮影の規模もとっても大きいので、どのシーンも見ごたえたっぷりです。
内容盛りだくさんのめったに無い本格派ドラマだと思いますので、最終回まですべての
シーンを見逃さないでほしいです。