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+ このドラマに出演するにあたって 最初、“純愛”をテーマにした作品だと聞いた時に、自分は純愛モノにはそぐわないと 思ったんです。でも、原作を読ませて頂いて、若い方の話だったんですが、その中に出 てくるおじいさんの恋愛の話を読んでとても共感が出来たんですよ。若い頃の想いを孫 が出来てもまだ持っているというのは素敵ですよね。若い人だけの恋愛じゃなくて、老 人でも純愛を貫けるんだというのを感じられたので、喜んでお引き受け致しました。 + この作品が注目を浴びている理由 言い古された言葉になりますが、争いごとの中で人間が非常に素直に求めている心の問 題というものを提供したんでしょうね、この作品は。だから原作がベストセラーになっ たり、映画がヒットしたりしたんだと思いますよ。今まではちょっと照れて出しにくか った純粋さというものを、わりとストレートに出していますからね。 昔はこういうドラマが多かったんですけど、古臭いとかダサいとか言われて段々ひねっ たものになっていってしまいましたよね。でも、こういう作品が注目を浴びているとい う事は、若い人達が生きるという事に対して真剣になってきたという証拠であり、作り 手としてはとても喜ばしい事だと思っています。 + 謙太郎を演じるにあたってのポイント 謙太郎という人はとても素直で子供っぽいんですよね。人間って赤ん坊から始まってど んどん成長していくんですが、ある年齢を過ぎるとまた子供に返っていくので、謙太郎 のそういう部分を出せるかどうかが演技のポイントになってくると思います。 連続ドラマに出たことがないので、「ここはこんな感じでいいですか?」とか「突拍子 がないですかねぇ?」とか監督に聞きながら演じました。 + 謙太郎とサクの関係 父親と息子っていうのは割と真剣勝負だけど、おじいさんと孫っていうのは真剣勝負じ ゃなくて、わりと遊びながら言える存在だと思うんです。孫の教育に対しては余裕が出 来ていて柔軟に考えられると言うか。そういう意味では、とても理想的なおじいちゃん ですね。 + 山田孝之さんの印象 いいですねぇ。真剣さがとても良いと思います。何年もこの世界にいるのでいろんな年 代の若い人を見てきたんですが、真剣に生きようとしている若者っていいですよね。彼 はその姿勢が役者として出ていると感じました。どんどん世の中に出て行ってくれって 感じですね(笑) + 印象的だったシーン 色々ありますけど、「好きな人を亡くすのはなぜ辛いんだろう」という台詞がとても心 に残りました。10代の高校生に向かって70過ぎたじいさんが真剣に考えてるんです よね。「好きだからだよ」という答えを聞いて、長い間生きてきて初めて発見したとい うようなおじいさんがとても印象的でした。 それと、2話に出てきたお墓から遺灰を盗んできて欲しいとサクに頼むシーンの一連の 台詞。「お前なら見つかってもいたずらで済むだろ」「済まないよ」ってあそこね。バ カバカしい台詞なんだけども、非常に好きですね。