+ 原作があるものをドラマとしてやってきて…
当たり前の事なんですが、人が台詞を言ってその想いが込められていくと、原作は小説
だったはずなのにすごく現実味を帯びてくるんだという事を実感しました。誠実に受け
止めて作品に取り組まなければいけないなと思っています。
+ サクと亜紀の恋愛を客観的に見てどう思いますか?
せつないですね。計算して出会ったわけでもなく出会ってしまって、好きになってしま
ったのにあんな別れをしなくてはいけないという結果になって、一歩踏めないで17年
も過ごしているというのはせつないし、痛いですよね。
+ 谷田部先生はどんな人ですか?
生徒と同じ目線になりながらも、いざって時には責任を負ってくれるので、こんな先生
がいてくれたらいいなって思いますね。
今も同級生と学生時代の話をすると、必ず出てくる先生っているんですよね。厳しかっ
た先生の事も覚えてるし、他にも記憶に残っている先生は何人かいるんですが、谷田部
先生ってきっとそんな存在なんだろうなって思います。
+ 谷田部を演じるにあたって気をつけた事
原作に登場してこない役柄ですので、本の中から物語の空気感を汲み取りながら、実際
彼らに先生がいたらどういう存在でいたらいいんだろうというのを大事にしました。時
代設定が1987年ということで、スキンシップも取りやすい時代ですし、友達のよう
に接する先生だとも思うので、直接的に背中を押して「こうしなさい!」と言うよりは
、彼らを導いていけるように見守る事が出来ればいいなと思いながらやらせてもらって
ます。
+ 亜紀が病気になってからの谷田部の変化について
亜紀の病気の状況は知っていてもそれを表に出してクラスに出る訳にはいかないので、
なるべく日常のリズムを壊さずに、という心がけをしていますね。亜紀の事もあからさ
まに励まそうということではなくて、友達のように自然に接しながら、一生徒として見
てます。
+ 朔太郎は時間が止まっていますが、そのことについてどう思いますか?
谷田部先生としては、松本自身の足で立って、歩いていって欲しいと望んでいると思い
ます。でも、辛いですよね。止まったままではいけないと思いながらも、忘れられるわ
けがないんですから。
+ 伊豆ロケはいかがでしたか?
私はほとんど伊豆のロケだったんですが、とにかく暑かったですねー。でも、あんなに
海の近くってなかなか行く機会ないですし、気持ちいい場所です。出来れば仕事じゃな
くて、ただ海を見に行きたいですね(笑)。
でも、そういう場所だからこそすごくいい作品が出来るんだと思います。その雰囲気が
見てる人にさらに伝わるのかなって思いますね。
+ 共演者の印象
山田さんと綾瀬さんは、皆さんドラマを通して二人共いいなって思いながら見られてる
と思いますが、実際の二人もとてもかわいらしいです。
緒形さんは、私の方が時代を変えなくちゃいけないんですが、そんな意識も忘れさせて
くれます。17年後を演じられるという事できっと色んな努力をされていると思います
。すばらしい集中力ですよね。
+ 最終話の見どころ
小説を読まれてる方は結論を知りながらも見て下さっているんだと思いますが、ドラマ
の場合は、周りの人達がどう支えてきて、どのように見守ってきたのかが描かれている
ので、谷田部先生含め、ドラマの中での「世界の中心で、愛をさけぶ」を最後まで見て
頂けたらと思います。