「忍」オダギリジョーに世界が拍手
【カンヌ(フランス)13日=小林千穂】オダギリジョー(29)が忍者同
士の戦いを描いた主演映画「忍 SHINOBI」(下山天監督、9月17日公
開)の“宣伝部長”として映画祭に乗り込んできた。この日、マーケット会場試
写室で約13分のダイジェスト版が流され、オダギリが駆け付けた。上映前にオ
ダギリへの拍手が起こり、上映後もまた拍手。各国目利きのバイヤーが集まるマ
ーケット用試写で、拍手が起こるのは異例のこと。
これまでインドネシア、タイ、シンガポール、マレーシア、ブラジルなど計
5カ国で配給が決定していたが、オダギリ効果もあってか、試写後すぐに欧米な
ど10カ国以上が交渉を希望してきた。製作、配給の松竹は予想以上の好反応に
30カ国での配給を目指すとしている。
オダギリは、出演した「オペレッタ狸御殿」(鈴木清順監督、28日公開)
の栄誉上映(20日)のためにカンヌ入り。その前に「忍」のPR役を買って出
た。CGで斬新に仕上げた映像に「自分の作品なので見てて恥ずかしいですね」
と言いながらも、拍手で受け入れられたことで満面の笑み。世界配給が続々と決
定していく現場を見て「日本にいるとあまり感じないので不思議な感じ。世界を
目指して映画に出るわけじゃないけど、映画の力で世界に行くのはご褒美を頂い
た気分です」と満足そうだった。
オダギリは03年にもコンペティション部門に出品された「アカルイミライ
」(黒沢清監督)で映画祭に参加したが、滞在が2日しかなかった。今回はすで
に4作品を見るなどカンヌを満喫している。
〔2005/5/15/10:13 紙面から〕
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-050515-0007.html