ノーメークで演技 「メゾン・ド・ヒミコ」完成
今秋公開予定の映画「メゾン・ド・ヒミコ」の完成披露試写会が7日、都内の劇場
で開かれ、主演の柴咲コウやオダギリジョーらが舞台あいさつした。ほとんどノー
メークで出演した柴咲とゲイを演じたオダギリが異色の作品をPRした。
映画「ジョゼと虎と魚たち」を手掛けた犬童一心監督、渡辺あや脚本の第2弾。ゲ
イである父・卑弥呼(田中泯)を嫌い、存在を否定しながら生きてきた24歳のOL
、沙織(柴咲)。ある日、その沙織のもとに春彦(オダギリ)という若い男が訪ねて
くる。父を愛する春彦は父ががんで死期が近いことを告げ、一緒に父が営むゲイ向け
の老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」を手伝わないかと誘う……。
柴咲は「仕事をしていない時の自分と似ている。私生活もこんな感じで、けっこう
地味です」と答えた。春彦を演じたオダギリは「自分自身、かなり好きな作品になっ
た。(ゲイを演じる自分の姿を見て)『いいぜ、俺』と思った」と語った。卑弥呼を
演じた舞踏家の田中は「重いものを背負った卑弥呼役に入り込んだ。柴咲さんと同じ
く私の地に近い」と話した。
犬童監督は「感想を他の人に伝えるのが難しい映画です。そういう映画は作っちゃ
ダメだけど、この映画はどうしても作りたかった。面倒くさがらずに、いいと思った
ら感想を多くの人に伝えてください」とメッセージを贈った。
東京・渋谷のシネマライズ、新宿武蔵野館、池袋シネマサンシャインほかで
ロードショー公開予定。【細田尚子】
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/photojournal/news/20050609k0000m
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