VOL.3 国立のビッチと五輪世代のライバルたち 2007.08.25
http://www.soccer-m.ne.jp/soccerdays/mizushima-03.html
桐蔭学園高校に上がってからは、足の甲にヒビが入ったり、恥骨が半分なくなったりと
、大ケガばかりで…2年の夏までほとんどリハビリをしていました。ただ、どうしても
国立のピッチに立ちたかったので、痛み止めを打ちながらやっていたんですけど。
ようやく復帰できて、3年生のころは試合に出られるようになりました。なかでも印象
に残っているのは、3年夏の関東大会で市立船橋と対戦した試合。当時の市立船橋はカ
レン選手(ジュビロ磐田)や増嶋選手(ヴァンフォーレ甲府)がいて、その後冬の選手権で
全国優勝する強いチームだったので、“その強い相手に僕がどれだけできるか”を試せ
るチャンスだと思って気合が入りました。結局試合は1-2で負けましたが、僕自身は1
ゴール決めることができて自信になったのを覚えています。
あとはやっぱり選手権。特に準々決勝での福島東戦が忘れられないんですよ。大会直前
の合宿で対戦して大勝していたので、どこか気持ちが緩んだまま試合に入ったあげく、
PK戦になってしまった。ヤバイなという心理状況ではあるけど、それでも僕はPKを外し
たことが1度もなかったので自信満々だったんです。でも「お前、ここの試合で外すか
!?」という感じでやってしまった…。ウチのGKが相手全員止めてくれて勝てたんですけ
ど、嬉しいやら申し訳ないやらで記憶に残っています。PK失敗は後にも先にもこの時だ
けですから。
その次の準決勝で国見と対戦して平山選手(FC東京)のゴールなどで負けてしまうんです
が、国立のピッチに立ててうれしかったですね。ずっと医者と相談しながらやっていた
んですが、もしプロになれたとしても足がもたないと言われていて。だから国立は憧れ
であり、サッカー人生のゴールのようなイメージがあって、実際にピッチに立ったら、
緊張なのか嬉しいのかよく分からないけど、足が固まっていましたね。
その後、慶応大学に進学してサッカー部に入ったのですが、足の状態が悪くて続けられ
ませんでした。今でも雨の日とかはちょっと痛いんですが、最近は『仮面ライダーカブ
ト』のメンバーでフットサルチームを作って2週間に1度くらいで活動しています。チー
ム名はカブトだと僕の役名でちょっと気が引けるので『FCゼクト』。一番悪い組織の名
前なんですけどね(笑)。でもやっぱりボールを蹴るのは楽しいですよ。
今は割と競技としてのサッカーとは離れてしまっていますが、僕の人生経験の半分はサ
ッカーから吸収したものだと思っています。大切な人生の一部として、これからもサッ
カーに関わり続けていきたいですね。
「サッカーデイズ」水嶋 ヒロ編 終了