「ダメジン」主演 佐藤隆太
2006年7月8日 / 読売新聞
“ダメなりに生きる”共感も
三木聡監督の幻の初監督作「ダメジン」が、テアトル新宿で公開されて
いる。働かずに生きていく方法を真剣に考えているダメな男たちの物語
。主演の佐藤隆太=写真=は、「肩の力を抜いて見てもらえるような作
品」と魅力を語る。
2002年夏に撮影を終えながら、完成に至らなかった作品。「気付け
ばまたW杯イヤー」と、お蔵入りにならなかったことに、一安心の表情
を浮かべた。
今回は、4年前の自分の演技を見ながら、せりふを吹き込むという珍し
い作業にも加わった。当時の演技に恥ずかしさを感じつつ、「芝居に対
する怖さがなく、体当たりで演じている。いろんなことを考えさせられ
た」と振り返る。
映画に出てくるのは、主人公の青年をはじめ、毎日が夏休みのような暮
らしをしている人たちばかり。
「あこがれはあるけど、自分だったらたぶん飽きちゃうと思いますね。
1か月休みがあっても、リラックスできるのはせいぜい1週間。芝居を
しているのが楽しいし、仕事をしてないと不安になると思う」
とはいえ、“ダメなりに生きる”というライフスタイルには共感もある
。この作品に出ることで「ダメな部分もひっくるめて、自分を認めるこ
とができるようになった」という。
「木更津キャッツアイ」「海猿」など、数々のヒット作に出演している
。主人公の良き相棒やムードメーカー役を演じることが多かった。「影
のある、しゃべらない役もやってみたい」と抱負を語った。
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/topics/20060708et02.htm