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東京五輪の年 あの高揚再び  「ALWAYS 三丁目の夕日’64」  昭和レトロブームを巻き起こした映画「ALWAYS 三丁目の夕日」 が帰ってくる。東京タワーが完成した昭和三十三年を描いた前二作から、 時は流れ、三作目「ALWAYS 三丁目の夕日’64」の舞台は昭和三 十九年(1964年)。東宝スタジオに再び現れた東京下町・夕日町三丁 目は、東京オリンピックに沸いていた。 (石原真樹)  二月上旬、東京都世田谷区の東宝スタジオ。最も大きい四百十四坪の「 第九ステージ」に三丁目はあった。  いかにも「下町の町工場」だった鈴木オートでは、べらんめえ調で人情 に厚い社長・則文(堤真一)と妻・トモエ(薬師丸ひろ子)、息子の一平 (小清水一揮)、それに青森から集団就職のため上京した居候の六子(堀 北真希)が居間に集合。新しもの好きな社長が導入した最新のカラーテレ ビで東京オリンピックの開会式に見入っていた。  向かいの駄菓子屋「茶川商店」には、相変わらずくたびれたカーディガ ンを着た茶川(吉岡秀隆)と同居人の淳之介(須賀健太)に、茶川の思い 人・ヒロミ(小雪)。ヒロミが夜だけ商売できるように店の一部を改装し た居酒屋で、こちらは白黒テレビを眺めている。  鈴木オートは店構えが立派になって入り口にシャッターが登場し、茶川 家は新妻のため二階が増築された。経済成長が著しい時代にあって、その 余波は三丁目にも訪れたようだ。とはいえ、何よりも歳月を感じさせるの は成長した子どもたち。ランニング姿で走り回っていた一平と淳之介はも う高校生、学生服が似合っている。  続いて、茶川、鈴木オート一家が道路に出て、町の人たちと一緒に、開 会式のパフォーマンスで行われた、飛行機雲で描かれた五輪マークを見上 げるシーン。後から編集の際にVFX(視覚効果)で“建てる”東京タワ ーの方角を確認しながら撮影が進む。  焼け野原だったかつてを思い出し、復興の手応えに興奮する鈴木オート 社長。テスト撮影で、演じる堤は天を仰いで「うおおおお」と絶叫。監督 から「カット」の声がかかると少し照れて「みんな、このテンションにち ゃんとついてきてよ」ともらし、笑いを誘っていた。  鈴木オートと道路を挟んだ茶川家の距離は約三メートルほどで、映画で 見るよりも近く感じた。声をかければすぐに届く、かつては日本中にあっ ただろうこの距離感が、この映画が観客に懐かしく温かい気持ちを抱かせ る何よりの理由なのかもしれない。          ◇  三丁目の住人を含めた役者、監督とほぼすべてのスタッフは、前二作と 同じメンバー。「お客さんが『久々に会いに来た』感覚になってもらえる 作品にしたい」と山崎貴監督。観客が持つイメージはそのままに、カラー テレビやアイビールック、みゆき族など当時のアイテムをちりばめるとい う。ちなみに昭和三十九年は山崎監督と薬師丸、堤、自転車店店主役の温 水洋一が生まれた年でもある。  前作と大きく違うのが、3Dカメラで撮影すること。「『アバター』な どを見に行かない中高年層に3Dを体験してもらえたら。近未来や大スペ クタクル向けと思われがちな最先端VFXで古いものを描く『三丁目の思 想』にも合っている」と山崎監督は楽しそうだ。3D用のカメラはサイズ が大きいため移動が大変で、前二作で特徴的だった、観客を三丁目に誘い 込むようなカメラワークに苦心しているという。  四月上旬にクランクアップ、公開は来年を予定している。 2011.2.22 東京新聞 朝刊 http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2011022202000039.html