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http://www.tbs.co.jp/miracle-voice/interview.html ─本日はどうぞ宜しくお願いします。早速ですが、今回塚本高史さんが演じる鳥山充 という役は、どういった役どころの男性だと捉えていらっしゃいますか? 塚本高史(以下、塚本): はい。鳥山充は「本当に現代に居そうな若者」という感じの役どころですね。 衣裳合わせの時、監督に「凄く自然に演じられそうな役ですね。」と話したら 「当て 書き(編注: 出演する俳優をイメージして役柄を構成する方法)だからね。」って言われ て。 だから、充は監督が思っている俺のイメージなんでしょうね。俺もそれを心がけて演じ ています。 ─なるほど。実際に塚本さんご自身に似ているな、と思う部分はありますか? 塚本: あんまり深く「ここが似ている」と考えた事は無いですけれど、でも、敢えてそういう 事を考えさせられないような役だからこそ演じやすいんだと思いますね。 けれど充は“我が道を行く”みたいな人物なので、そのへんは共感出来るし、自分にも 近いんじゃないかな、と思います。 ─そんな充は「小説家になりたい」という本来の夢とは違い、他の事で出世しようとい う欲が出てきているように思えるのですが…。 塚本: いや、でもこれは付き合っている彼女に対しての、充なりの誠意なんだと思います。 「お金が欲しい」とか「地位が欲しい」という訳じゃなくて、彼女が充に「就職して欲 しい」と思っているからこそ、 自分の夢を諦めて、薬を使ってそういう道に進もうと 思う人なんだと思います。 充は、根は優しいだろうし、本当に彼女が好きで、彼女と一緒に居たいと思うからこそ 、彼女のために泣く泣く夢を諦めたのだと思います。 ─なるほど。さて、この作品は相手の「心の声」が聞こえるという所がキーポイントで すが、塚本さんご自身も 「口に出しては言えないけれど、本当はこんな“男心”を女 の人に察して欲しい!」というのはありますか? 塚本: いや、俺は特に無いですね。噛み合わないからこそ男女な訳であって。 実際に心の声が聴こえちゃったらつまらないような出来事もあるでしょうし、聴こえな いからこそ正解の出来事もあるでしょうし。 仕事においてとか、男女関係においてとか、時と場合によって、心の声が聴こえたらや り易くなるような事もあるかもしれませんけれど、 俺は聴こえなくて良いし、それが 正解なんじゃないかな、と思います。 相手の心が判らないながらも相手のことを想って行動することで、自分も相手のことを より好きになれるのだろうし、 相手もそう想って行動してくれるからこそ、お互いが より深く好きになっていくもんだと思います。 もしそれが聴こえちゃったりすると「ああ、こういうのが嫌いなんだ…」って簡単に判 っちゃうから、恋愛としてつまらないと思うんですよね。 (2007年は)いつも「充実しているな」と思いながら一つ一つの作品を演じていたので、 とても良い一年だったんじゃないかな、と思います。 ─ところで塚本さんご自身は、相手の心を読んで行動するタイプですか? 塚本: いや、あんまり…。相手の心は気にしていないですね。むしろ逆に俺のことを気にしろ 、と(笑)。 大勢で居る時は「みんな楽しんでいるかな?」っていう事は気にしますけれど、少人数 の仲の良い友達とで居る時なんかは、 そういう事を気にしなくて良いからこそ“友達 ”なんだと思いますね。 ─そうですね。親しい間柄で気にしすぎるというのも妙な感じですよね。もし仮に、こ の「心の声が聴こえる漢方薬」というのがあったとしたら… 塚本さんご自身は誰の声 を聴いてみたいですか? 塚本: そうですねー…。女子たちのファミレスでの会話の本心を聴きたいですね(笑)。 「ニコニコ笑って喋りながらも、腹の中では何を思っているんだろう…」と(笑)。 “井戸端会議”と呼ばれる女性たちの集まりの会話は、腹の中でどう思っていながら進 んでいるのか、と(笑)。 ─(笑)。逆に塚本さんご自身が聴きたくない心の声ってありますか? 塚本: うーん…。きっと聴きたくないことだらけでしょうね(笑)。具体的に「ここのこういう 場面でこれを聴きたくない」 っていうのを挙げるのは難しいですけれど…、例えばプ レゼントをあげても「うわー、欲しくねぇ~!」っていう心の声が聴こえたら嫌ですよ ね(笑)。 ─(笑)。ところで、本作では『鉄板少女アカネ!!』以来、片瀬那奈さんと久しぶりの共 演となりますね。 塚本: はい。『鉄板少女アカネ!!』の時は、片瀬さんの役と僕の役とが、そんなに一緒になる 役同士ではなかったですし、 今回の作品もずっと一緒に絡むか役同士かというと、そ れほどでも無いので、少ないシーンの中で2人の空気感であったり、 テンポだったり …、というものが出せれば良いな、と思っています。 その時のテンションやノリ、あとは監督の要求してくる事に全力で応えられていければ 、と思っていますね。 ─さて、2007年もそろそろ終わりを迎えようとしていますが、塚本さんにとってこの 2007年という年はどんな年でしたか? また、2008年はこんな年にしたい、という抱負 を伺えますか? 塚本: うーん、そうですね…。仕事の内容を振り返って考えると、2007年も本当に色んな事を やったな、色んな所にも行ったな、とにかく忙しかったな…と。 でも、それぞれの仕事をしている時、いつも「充実しているな」と思いながら一つ一つ の作品を演じていたので、とても良い一年だったんじゃないかな、と思います。 2008年は…。今はもう年末で、残り10日ほどですけれど(編注: このインタビューは12 月20日に収録しました)、 自分は来年の事は余り考えないタイプなので、単純に楽し ければよいかな、と。 それで2007年と同様、内容的にも充実していければ、良い仕事が出来るのじゃないかな 、と思います。 ─なるほど。今年は役者デビューされて10周年の年だと伺いましたが、節目の年として 如何でしたか? 塚本: いえ、自分の中ではあまり「デビュー10周年」だって思っていないんですよね。 というのも、自分が役者だとプライドを持ちながら本腰を入れて仕事をし始めたのが、 ここ6、7年だと思っているので、まだ「10年間ちゃんとやってきたな」という気持ち ではないんです。 事務所に入ってデビューしてからは10年かもしれないけれど、自分が役者として楽しく なってきたな、 と思い始めてからはまだまだなので、自分の中ではまだ節目の年でも 何でも無いです。 自分は、こなすような仕事のスタンスになるのが一番嫌なので、その時々を新鮮な気持 ちで臨みたいと思っています。 初めて会うスタッフも多いから、そういう人たちとの出会いを大切にしたり、自分が演 じる役との出会いも大切にしたり。 そうやってその都度、自分の中の新しい引き出しや顔というものが発見出来ると思うの で、これを積み重ねて毎年充実していければ良いな、と思っています。 ─どうもありがとうございます。それでは最後になりますが、新春1月3日(木)の放送に 向けて、この公式サイトをご覧の皆様へメッセージをお願いします。 塚本: はい。このお話は日常的には有り得ないお話なのですけれど、人の心を覗ける薬だった り能力があったとしても、 結局は他人や物の力で何とかしようと思うのじゃなくて、 自分で相手のことを考えたりしないと何も始まらないと思います。 そんな事を考えながら、1月3日というお正月の放送なので、新しく始まる一年について も色々と考えながら観て頂ければと思います。 …でもまあ、普通に楽しんで観てもらえれば良いですね。何か特別に政治的なメッセー ジがあるようなドラマじゃないんで(笑)。 お正月ですし、お酒でも飲みながら皆で「ああじゃない!こうじゃない!」とワイワイ 言いながら観て頂ければ嬉しいですね(笑)。 ─(笑)。本日はお忙しい中どうもありがとうございました!