http://www.tbs.co.jp/TandD/inter01_01.html
──スペシャルの感想
台本を読んだ段階ではテイストがどうなるのか分からなかったんですけど、スタッフと
共演者のノリで何も問題ないと思ったし、楽しんで演じられました。
出来上がったものを見ると、「落語」という所が考えさせられた部分ではありましたが
、普通に構えて見ないで楽しめた気がします。落語っていうとあんまり馴染みがない分
「何なんだろう?」っていうものだと思うんですけど、それをあんな形で見せておもし
ろかったですね。
──銀次郎を演じる際にこだわっている点
役作りはそんなにしない方なんですけど、今回も官九郎さんに与えてもらったモノと現
場に行った時の周囲の人達の雰囲気でやろうと思っています。銀次郎ってこんなチンピ
ラいねぇよって感じなんだけど、“ザ・ヤクザ”みたいな喋り方だったり歩き方を連ド
ラでも引き続き出していければいいですね。
「坊ちゃん」なんて呼ばれてますけど、ボンボンっていう嫌な感じではなく、なんかに
くめない奴になればいいなって思うし、兄貴との舎弟関係をうまく出しつつ、銀ちゃん
も大人になっていってくれればなって思います。
──共演者の印象
長瀬くんは、僕の中での“長瀬くん像”っていうのがあったんですが、ちょっとそのイ
メージとは違いましたね。実際現場で話してみると、お兄ちゃん肌な所もありつつ、小
さな事でも笑えて一緒に楽しめる素晴らしい人だなって思いました。でも決める時はバ
ッチリ決めて、ワビサビある感じ。カッコイイ人です。
鶴瓶さんは、みんなに負けないぐらいの演技を見せてくれる所がスゲーなって思います
。あと、やっぱり普段もおもしろい人ですね。未だに俺のオヤジとは思えないけど(笑
)。
西田さんはあんまり絡むことがないんですけど、ちょっと一緒のシーンがあるだけでも
すごく勉強になります。撮影の合間に、西田さんにしか言えないなっていう説得力のあ
る言葉をたくさん頂けて刺激になるし、この間も「あ~、銀ちゃんだぁ!」とか、「1
話の銀ちゃん良かったよ。」とか言ってくれて嬉しかったですね。
岡田くんは、『木更津キャッツアイ』の時とは役も全然違うので、またお互いに新たな
一面を見せられたらいいなって思いますね。普段は前と変わらず話すんですけど、芝居
の中では違う一面を見せたいなぁ。スペシャルだと一緒のシーンがほとんどなかったし
、目を見て芝居をするっていう事がなかったので、連ドラでは回が進んでいくごとにそ
ういう芝居が増えていくので逆に新鮮で楽しみですね。
──気になるキャラクター
本読みの時からどん太さんとどん兵衛さんは雰囲気が最高でしたね。でも月日が経つに
つれて、虎児が落語を通して成長していく所が気になったり、竜二は最終的にやるのか
どうかが気になったり、個々にその都度移り変わっていくので、全員が気になる存在で
すね。
──落語について
全然聞いた事なかったし、これをやるって決まっても特に聞きませんでした。撮り始め
た今でも聞いてないし。見てくれている人のほとんどが俺と同じ状態でドラマを見てる
と思うんですが、「落語ってこういう世界なんだ。」っていうのプラス「おもしろいじ
ゃん!」って思ってもらえてるんじゃないかな。このドラマの落語って難しい言葉とか
しゃべってるけど分かりやすいですよね。落語って昔からの伝統のモノだから勉強にも
なるし、知らない人にも「意外におもしろいよ!」ってオススメしたい感じです。
──今後の見どころ
銀次郎としては、兄貴と舎弟っていうものをいいもんだなぁって思ってくれればいいで
すね。あと、リサとはずっと相思相愛で続いていってほしいので、二人を応援して下さ
い!