読売新聞訪談:佐々木蔵之介さん (モンスターペアレント)
2008年8月9日 / 読売新聞
「指導主事」になりきって
どこか怪しげな美術教師、離婚問題を扱う弁護士、押し入れで過ごすとぼ
けた侍──。数え切れないほどの役を演じてきた。「どの役も最初は謎。
それが魅力で知れば知るほど楽しくなる」。他人の考えを聞き、柔軟に構
えて役作りに臨む。時には、衣装やメーク係との会話にヒントを見つける
ことも。
今回は、学校に無理難題を突きつける親と向きあう教育委員会の指導主事
役。寡黙で感情をあまり表に出さない、難しい役だ。「不器用だけど、子
どもにとって何がよいかを常に考えている」。主人公の合理的な女性弁護
士とは対極的。物語に深みを与える役回りといっていい。
そんな役を演じるのに、ヒントにしているのは、自身の少年時代の経験。
脚本を読み、演技をしながら、20、30年前のことを思い出し、「人間
関係が変わってしまった」と痛感している。「モンスターペアレントと呼
ばれる、今の親は、子どもをしかることから逃れようとしているのかもし
れない」。指導主事そのものの真摯(しんし)なまなざしに、役作りの成
果がうかがえた。
(文・森田睦 写真・中村光一)
Q ノドを痛めないように気をつけていることは?(栃木県・千変万化さん)
A ノドにタオルを巻いたり、マスクをしたりして寝ています。特に舞台の
時には気をつけています。
Q ずっとドラマや映画に出ていますが、つらくないですか?
(埼玉県・心配ママさん)
A いろいろな役を演じられるので気分を変えられます。役作りは苦労する
こともありますが、それを楽しんでいます。
Q 小さいころ、なりたかった職業は?(千葉県・ビッキーさん)
A 小学校低学年の時、文集に「お巡りさん」と書きました。高学年になる
と塾講師でした。大学時代は家業の造り酒屋を継ぐことでした。
モンスターペアレント(フジテレビ系 火曜 後10.00)
容姿端麗な女性敏腕弁護士、高村樹季(米倉涼子)が、S市教育委員会の指
導主事、三浦圭吾(佐々木蔵之介)と対立しながら、学校に理不尽な要求を
する保護者に立ち向かっていく。
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/yy/interview/20080808et03.htm