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竹内てるよ(松雪泰子)は両親の顔を知らない。判事である 祖父(宇津井健)と祖母(長山藍子)を親代わりに育った。 幼い頃から本や詩を読むことが好きだったてるよは、成人し 、東京で婦人記者として働き始める。突然憧れの先輩記者、 波多野秋子(森口瑤子)の心中事件というショッキングな ニュースが飛び込んできた。人妻であった波多野が命をかけ てまで貫いた愛に、てるよはひどく打ちのめされた思いだった。 だが、それからしばらくして山辺徹治(葛山信吾)という男 性との縁談が持ち上がり、てるよは彼と結婚する。てるよの 病弱で、家事の不得手なことを理解した夫の徹治が、篤子( 田畑智子)というお手伝いを雇ってくれたおかげで、てるよ は静養もでき、やがて徹治との子を身籠もった。 てるよの体を気遣い、出産を諦めるよう医師は説得するが、 てるよは耳を貸さず、生死の境をさまよいながら、無事男の 子を出産するも、出産後、絶対安静を強いられる、ほとんど 寝たきりの状態になってしまった。療養を続けるてるよに、 篤子から衝撃的な事実が告げられる。 徹治と篤子が密通していた上に、子供はすでに里子に出した というのだ。生きる気力を失ったてるよは、子供と一目逢う ことを条件に、徹治に離婚を申し出た。数日後、てるよは安 永(大杉漣)という男の立ち会いの元、木村徹也(小室優太 )となった我が子と最後となるかもしれない短い対面を果た した。あれから二十数年─。時代はめまぐるしく移り変わり 、てるよは詩人となって暮らしていた。 城崎夕子(新山千春)という身の周りの世話をやいてくれる 弟子もいるし、山上和男(石坂浩二)という信頼できる編集 者にも恵まれた。篠崎一朗(仲村トオル)という主治医のも とに定期検診に通っているが、体調も安定している。 ある日、徹也が名古屋の刑務所で服役中との報せが飛び込ん できた。どんな状況にあっても片時も忘れることのなかった 成人した徹也(池内博之)との辛い再会だった。 それでも てるよは、徹也を受け入れる決意をし出所後一緒に 暮らそうと誘い、徹也も新しい働き先で真面目に働き始めた。 しかし、ようやく掴んだ親子の幸せな生活も長くは続かなかった。