Q:『里見八犬伝』に出演が決まった感想?
A:とても光栄に思いました。今回、『里見八犬伝』の脚本を書かれた大森美香さん
が助監督をなさっていたときにお仕事をさせていただいたことがあり、脚本家に
なられて、いつかご一緒できたらいいなと思っていました。大森さんの脚本で時
代劇ということ、キャストの皆さんがとても素晴らしいということ、衣装もワダ
エミさんと伺って、すごく興味深く思いました。実は、出演が決まったとき、私
も八犬士の誰かと戦うアクションシーンも多いのかなと思って楽しみにしていた
んです。滝沢さんがアクション監督の坂口さんと打ち合わせしているのを見て、
「いいなぁ、私はいつワイヤーやるのかな」と思っていました(笑)。けれど、
実際にはほとんどアクションはなかったですね。
Q:玉梓‧妙椿の二役について?
A:玉梓‧妙椿は、里見家と敵対する一派で、とても呪いが深い部分にいる人物です
ね。玉梓は恨みが激しくヒステリック、妙椿は玉梓よりも腰が据わっていて、激
しさは表には出にくいけど根に深い恨みを持っていると思います。玉梓は妙椿よ
りも年齢が若いという設定があって、そういう部分も含めて、玉梓と妙椿の違い
を意識しながら演じています。
Q:二役を演じていて難しいところはありますか?
A:玉梓‧妙椿はとても難しい役ではありますが、とても演じがいがあります。今回
は悪役で時代劇言葉なので、その両方に気を配らなければなりませんでした。玉
梓と妙椿で話し方や声の高さに変化をつけていたのですが、撮影の期間があいて
しまうと思い出すのに時間が掛かったこともありました。
Q:衣装について?
A:玉梓も妙椿もベースになっている形は中国の着物のようだなと思いました。重ね
るものが玉梓はかけ・妙椿は衣、袈裟も被っています。袈裟を被っていると首の
上下が難しいのですが、玉梓も妙椿も動きやすくてキレイでかっこいいので気に
入っています。仲間さんとの撮影のときに思ったのですが、伏姫の衣装は淡い色
調で大輪の花のような模様・玉梓は幾何学的な模様(半欠けの桜)が描かれてい
て、対照的なイメージなので注目してください。あと印象的だったのは、最後に
滝田城のシーンで出てくる伏姫の着物です。着物の柄に昔話の挿絵のような物語
が描かれていて、とてもきれいでした。どの衣装も美しいので、衣装を見ている
だけでも楽しめると思います。
Q:本日の撮影では武田鉄矢さんとのシーンでしたが、共演者の印象はいかがですか?
A:武田鉄矢さんとは7年ぶりに共演させていただいたんですけれど、撮影の合間の
お話がすごく楽しくて、聞き入ってしまいます。ユーモアをちりばめて話してく
ださって引き込まれてしまいますね。仲間さんとロケをご一緒したときは、私の
部屋にお茶を飲みに来てくださって、話をしました。『里見八犬伝』の共演者の
方々は話しやすい方が多くて、とても楽しい現場です。
Q:かなり時間をかけて撮影が行われていますね...
A:それだけ時間をかけてでもいい作品にしようという熱意が伝わってきます。衣装
もセットも小道具も演出もすべてが贅沢・丁寧・豪華なんです。佐々木蔵之介さん
演じる山下定包と玉梓との宴シーンで深海魚のお造りがあり、お料理も細部に至
るまで凝っていました。すべてを丁寧に作ってくださっているなと感じてうれし
く思います。
Q:ホームページをご覧の皆様にメッセージをお願いします。
A:今回の『里見八犬伝』は時代劇を超えたエンターテインメントとして強いものを
持っていると思います。どの世代の方に見ていただいても楽しめる、夢のある作
品です。描かれた江戸時代からヒーローの話があったんだと思い、私も脚本を読
んでワクワクしました。たくさんの出演者・スタッフがたくさんの時間と熱意を
注いでいる作品に参加させていただいて、とてもありがたく思い、私自身も楽し
みにしています。みなんさんも2006年の初めに勢いのある『里見八犬伝』を
ぜひご覧ください。