「洋子って、ひねくらた子供のようで、
私はかえって人間らしさを感じるんです」(菅野)
生まれてから27年不幸の連続、愛とは無縁の人生に愛想を尽かし、
「消えてなくなってしまいたい」 と川に身を投げるが、
“人生初” の幸運で助かってしまった女……。
元敏腕刑事で、かつ心やさしいお人好しの男・片岡優二(玉置浩二)と出会い、
彼とその三人の子供たちとの奇妙な共同生活を始めることになったわけだが…。
“性格ブス”な女・洋子を演じるのは、若くして“演技派女優”の名を馳せている
菅野美穂さん。今まで数多くの役柄を演じ、また評価されてきた。 「子供がきらい」
「犬もきらい 」 「愛なんてうざい」 と言ってのける、性格の曲がりかたはかなりの
年季の入りようだ。
Q:洋子について菅野さんは・・・
A:「洋子は人の温かさを否定する人。それは彼女の生い立ちが原因で、
幸せに対する拒絶反応なんですね。ひねくれた子供のようで、
私はかえって人間らしさを感じるんです。
しかし身近にいたら面倒くさい人だろうなあ、と笑う。
彼女にも良さがあって、それは今までさんざん打たれてきたことによる逞しさ。
あとは優しさを身につけることができたらきちんとした大人になれるはず。
今まできっかけがなくて開けなかった心を、優二の包容力と無償の愛みたいなもの
によって初めて開こうとしていくんだと思います。また、一緒に暮らす子供たちか
らも自分になかったものを教えてもらうのでしょう。
三人にとって母のような関係になれたらいいな」と語る。」
Q:子供たちとの共演については・・・
A:「以前保育園の先生の役をやらせていただいた時に自分は苦手な方かなと思ったの
ですが、甥ができて子供との接し方が分かるようになって、
ちょっと変わりました。それまでは、子供というと大事に大事に付き合わなくては
いけないんじゃないかと、必要以上に気を遣っていたんですけど、甥と一緒に居て
『ああ、案外荒く付き合っていいんだ』 って分かって(笑)余裕をもって接して
います。
子どもとも、信頼関係って大切だと思うんです。片岡家の三人の子供たちとはいい
関係で、演技を抜きに、純粋に向かってきてくれる姿をみていると何かしてあげた
くなっちゃいますね。」
Q:連ドラは1年半ぶりという菅野さん。
A:「久しぶりなのではじめはペースをつかむのが大変で緊張してたんですよ。
最近はウェットな作品が多かったので、今回は軽さを心がけて演りたいと思い
ます。企画書の段階では、記憶喪失とか不幸な生い立ちとか・・・シリアスなもの
かと思っていたんですけど、洋子の不幸をどこかユーモラスに仕上げている作品に
なっていたので、私も明るくコミカルに演じていこうと思っています。
でも、コミカルって難しいんですよね。」
*演技派の菅野さんが、どんな洋子を見せてくれるのか、
そして洋子を成長させていくのか楽しみだ。
Q:最後に・・・
A:「玉置さんの笑顔が本当に素敵です。笑う演技ってとても難しいと思うんですけど
玉置さんの笑顔は、ご本人のお人柄が出ているからか、とても自然なんです。
こちらまであたたかい気持ちになれる、そんな笑顔をドラマでご覧になってくだ
さい。」