里原ミキ役 水川あさみ インタビュー
Q:前作「医龍 Team Medical Dragon」収録を終えたときに、パート2が出来る
と思われましたか?
A:うーん、なんとなく(笑)。連続ドラマになるかどうかは分からなかったん
ですけど、スペシャルドラマは作られるんじゃないかな? と、思っていま
した。実際に少し時間が経つと、周囲ではスペシャルドラマの噂がチラホラ
出ていたんですよ。ストーリーも、オリジナルにすればふくらますことが出
来るので、だんだんと楽しみになっていきました。
Q:そんな中、連ドラの続編制作が決定したわけですが、第1話スペシャルの台
本を読まれた時の感想は?
A:前回は、原作コミックを大切にしながら、脚本の林(宏司)さんが書かれて
いたのですが、今回はドラマオリジナルの書き下ろし。もちろん、オリジナ
ルとは言え、今回も原作の雰囲気を大切にして書かれていらっしゃったので
、演じる私たちの責任も重大だなと思いました。ストーリーは、前作のチー
ムドラゴンのメンバーがバラバラになってしまっているところから始まった
んですが、そのチームが再び結集して…と、いう流れがこのドラマの未来を
予感させてくれました。何かが始まる期待感ですね。
Q:特に、今回はドラマオリジナルとして登場する人物の謎は興味深いです。
A:そうですね。前回は、あくまで原作があったので、ドラマ用に付け加えたス
トーリーがあっても、登場人物の背景などは大きく変わったりはしませんで
した。今回は、それがない分、楽しみでもありますし、早く知りたいと思っ
たりもします。台本は、6話まで頂きましたが、片岡一美(内田有紀)の過
去や、小高七海(大塚寧々)の持つ深い闇が何なのか? は、まだ出てこな
いんです。しかも、スタッフの誰に聞いても、分からないんですよ(笑)。
きっと、プロデューサーや林さんの中にはあると思うんですけど…。
Q:クランクインの日は、坂口憲二さん演じる朝田龍太郎はじめ、前回のチーム
ドラゴンのメンバーが勢ぞろいしました。
A:はい。佐々木蔵之介さんとは、少し前にお仕事をご一緒したんですけど、坂
口さんたちとは本当に前作以来、久々の再会になりました。どうなるのかな
? と、思ったんですけど、自然にチームドラゴンに戻れました。朝田先生
、伊集院登(小池徹平)、荒瀬門次(阿部サダヲ)、藤吉先生という役を、
みなさんが違和感なく演じられていたので、心地よかったです。私自身も、
ミキに自然と戻れました。シーンが、前作によく登場していた屋上だったと
いうこともあるのかな? ブランクがないような不思議な感覚で、とても嬉
しかったです。
Q:佐々木さんが、今回ご自身が体験してみて、ミキの器械出し作業が大変なこ
とが分かったとおっしゃっていました。
A:優しい方ですね。そうなんですよ、執刀している朝田先生とかは、もちろん
大変なんですけど、オペ看を演じるのも大変! 器具の名前や出し方の順番
を覚えることはもちろんですし…今回、1話の手術でミキは朝田先生と伊集
院のオペ看をするんですけど、それぞれで器具の渡し方が違うんですよ。術
野を確保することも考えなくてはいけないですし…。簡単なように見えるか
もしれませんけど、意外と大変なんですよ(笑)。でも、蔵之介さんが分か
って下さったので、これからもがんばります!
Q:せっかく再結集したチームドラゴンですが、朝田、伊集院、藤吉が異動させ
られ解散状態になってしまいました。
A:はい。寂しいですね。スタジオでの収録では、北洋病院シーンに出演する方
ともお会いするんですが、画面でミキとして、今のところご一緒出来ないの
が残念です。荒瀬とミキはチーム鬼頭に入れられてしまったので、阿部さん
とはよくご一緒するんですが…。チーム鬼頭のスタッフを演じる方々も面白
いんですけどね(笑)。
Q:朝田は北洋で新チーム作りを始めています。そうなると、チームドラゴンは
…。
A:どうなるんでしょう? 分かりませんけど、朝田先生の作る新チームと、元
チームドラゴンの合併みたいなことにはならないのかな? でも、まだ新チ
ームのメンバーにオペ看はいませんよね? ミキとしては、どの先生のオペ
看も出来るようにしておかないと(笑)。本当に、ミキにはそのぐらい成長
して欲しいです。
http://wwwz.fujitv.co.jp/iryu2/interview/interview6.html