目指すは「大和撫子」 長澤まさみさん
◇NHK「功名が辻」に登場
──小りんの役作りは大変でしたか
誘惑して、相手をリードするお芝居をしなくちゃいけないという役。誘惑なんてした
ことがないし、今後もあるかないかの未知の世界。昼メロをイメージして、いつもの自
分より「大人っぽく」を意識して演じました。
──うまく演じられた?
セリフの言い回しが現代的でしたし、時代劇の本当のよさも分からないまま終わって
しまったんですが、自分なりの小りんはできたと思います。『功名が辻』はこれまで歴
史をたどってきましたが、小りんはドラマに違う風を起こします。一気に空気が変わる
ので面白いと思いますよ。また時代劇に挑戦したいです。
──デビューから6年ですね
役者としての責任感を強く感じるようになりました。なかなか体験できないような環
境でお仕事をさせて頂いているのですが、毎日が刺激的で、楽しいです。
──プレッシャーは?
仕事を始めたころには感じたこともありました。でも、自分自身も成長して精神的に
も強くなったので、今は克服できました。
──印象に残っている仕事は?
初めて主演を務めさせて頂いたロボコンです。自分自身に求められていることや立ち
方がわかるようになって、「がんばろう」と思うようになりました。主役って、舞台で
いうと座長。みんなを引っ張っていく役割があるんですが、まだそこまで出来ない自分
が悔しかったし、出来ないなら出来ないなりにひたすらがんばろうと必死でした。
──自分の魅力は?
どんなに仕事にのめり込んだとしても演技を離れれば、「ばか」ができることでしょ
うか。自分を良く見せようとしすぎて自分を作るのは違うと思います。自分らしく、伸
びやかでいたいです。
──高校を卒業して変化は?
今まで以上に危機感を感じますが、頭でっかちになっちゃいけないと思います。自分
に責任を持ちつつ、年齢に合う成長をしたいです。
──目標の女優は
松たか子さんと長谷川京子さんです。松さんの演技からは柔軟性も、パワーも感じま
す。長谷川さんは女性的なオーラがすてきで、「アンニュイ」という言葉が似合う独特
の雰囲気をお持ちです。「アンニュイ」は、数年前にカメラマンの方に「アンニュイな
表情を」と言われて覚えました。
──女性としての目標は
まだ「今のままでいいや」と思うことが多いですが、将来は、おしとやかな大和撫子
(なでしこ)を目指したいです(笑)。
──中高年に人気があるそうですよ
小さいころから親の世代の人たちと遊んでもらうことが多くて、かわいがってもらっ
てたからかも知れない、と最近気付きました。私、年上の人たちが好きなんですよ。
──抱負を
今は走ってがんばって、自分が出来る限りの力を尽くしたいです。もっと役になりき
る演技を目指します。まだまだ、これからですね。