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蔵之介、初の“犬”役であのお父さん犬と競演!? 犬の役できて演技の幅が広がった 『トイストーリー』、『ファインディング・ニモ』など数多くの大ヒットアニメを輩出 するディズニー/ピクサーを牽引してきたジョン・ラセターを製作総指揮に迎えて贈る 、新生ディズニー・アニメーション第1弾『ボルト』。8月1日(土)の公開に先駆けて 、ラセター氏と監督のクリス・ウィリアムズ、バイロン・ハワード、プロデューサーの クラーク・スペンサーら製作陣が来日! さらに日本語吹き替え版の声優を務めた佐々 木蔵之介、江角マキコ、天野ひろゆきが加わり、日米スタッフ・声優キャストによる記 者会見が行われた。 ボルトのイラスト入りアロハシャツを着て登場したラセター氏は、「『ボルト』は若き 才能あふれるフィルムメーカーと一緒に作り上げた誇り高い作品です。世界で一番好き な観客である日本のみなさんに早く観ていただきたいです」と挨拶。満を持して贈り出 す本作では、TV番組の世界を現実と信じ込んでいるスター犬・ボルトの冒険を描くが、 「ディズニーの『笑いのあるところには必ず涙がある』という鉄則からスタートしまし た。いままで見てきたもの全てが偽物だと分かったときにどう思うのか、また飼い主が 自分を愛してくれているのかという、ボルトの感情の表現を大事にしました」とキャラ クターに込めた想いを語った。また、「アニメーターは大人になりきれていない大きな 子供。こういうアロハシャツをいつも着てるんだよ」と冗談めかして語ると、ウィリア ムズ監督は「彼の家には秘密の通路がたくさんあるからね」とこっそり明かしてくれた 。 本作で長編映画監督デビューを飾った2人の監督は、終始息の合った様子をうかがわせ た。今回の共同作業をふり返り、「お互いにいい友達だということがとても大きかった です。極力、共に時間を過ごし、450人のスタッフを率いるという大きな責任ある仕事 を2人でやり遂げました」(ハワード監督)、「僕たちの友情に試練もありましたが、 互いにいい友達のまま完成することができました。また、ラセター氏の情熱的な励まし のおかげで良い作品が出来ました」(ウィリアムズ監督)と互いを労った。そんな2人 の仕事ぶりを、スペンサー氏は「ストーリーも映像も素晴らしい出来」と絶賛した。 今回、犬のボルト役として声優に初挑戦した佐々木さんは、「こんなかわいい犬の役を 自分がやっていいのかと思いましたが、ジョン・トラヴォルタさんがやっているのを聞 いて、じゃあ僕もと思って。最初はなかなか声と映像が合わなかったが、気持ちだけで やっていったら気持ち良く出来ました。犬の役をやれて演技の幅が広がったし、(ソフ トバンクCMに声優出演中の)北大路欣也さんと刀を合わせられると思います」と感想を 語り、会場を沸かせた。 ボルトの旅の仲間、黒猫のミトンズ役の江角さんは、4歳の娘の母親ならではのコメン ト。「子供に絵本を読んだ後に、これは大人の私たちが忘れかけていることではないか と思うことがよくあります。この作品でも信じる心、諦めない心を改めて胸に刻むこと ができて幸せでした」と感慨深げに本作のメッセージを伝えた。 「なくてはならない役。なんて素敵なの」と自画自賛するのは、ハムスターのライノ役 ・天野さん。その一方で「ライノは『夢は信じれば叶う』とボルトたちに熱いメッセー ジを伝えてますが、僕も信じていれば素敵な嫁さんが出来ると思ってたら、気づいたら 39でした…」と自虐コメントも。 そして最後に、日米スタッフ・キャスト陣でのマスコミ向けのフォトセッションが行わ れようとした瞬間、袖から「ちょっと待った~!」という声と共に純白のタキシード姿 のウド鈴木が乱入! 何のことだか分からない一同は呆然、相方の天野さんは「ゴー、 ホーム!」と追い払うもウドさんはノンストップで「実は私は『ボルト』に声優として 出てるんです!」と宣言する始末。笑いが沸き起こる中、天野さんは一同に申し訳なさ そうに謝るばかりだった。果たしてその真偽は? 「劇場で確かめて!」(ウドさん) とのこと。 「愛する力や信じる強さが響いてくる、犬だけど人間以上に人間らしい愛情が感じられ る映画なので、ぜひ大切な人と観て確かめてください」と佐々木さんがアピールする『 ボルト』は8月1日(土)より全国にて公開。 http://www.cinemacafe.net/news/cgi/report/2009/06/6120/