サトエリ、悪女に大変身!主演映画でキレキャラに初挑戦
サトエリ、悪女に大変身! 女優、佐藤江梨子(24)が悪女に初挑戦する主演映画
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」(吉田大八監督)のロケ現場が22日、石川・能
登町で公開された。演じるのは、女優を志望するも才能はなく野心の塊という女性。そ
ればかりか、義兄と肉体関係を持ち、同級生を相手に売春、さらに実の妹を熱湯に浸ら
せる極悪非道な役どころだ。だが、佐藤は、「楽しんでやってます」と澄まし顔で、キ
レた演技を見せている。
能登町にある、見渡す限り緑に囲まれた一軒家。ショッキングピンクの短パンにタン
クトップという衣装で、現場取材に応じたサトエリは「いろんな人をいじめる役。普段
できないからストレス解消にもなってます。のどかな場所だし、気持ちもいい」とスッ
キリした表情を見せた。
「プレイガール」「キューティーハニー」に続き3年ぶり3本目の主演映画で、サト
エリが挑むのは、過去2作品とはまったく正反対となる性悪女だ。約1年前、監督から
熱烈オファーを受けたことも明かし、「とても嬉しかった」と、悪役にも抵抗はまった
くない。
サトエリ演じるヒロイン澄伽(すみか)は、父親(上田耕一)をナイフで切りつけた
り、同級生相手に売春し、100万円を騙し取ったりするかなりのワル。さらに、義理
の兄(永瀬正敏)を誘惑して、その妻(永作博美)を鼻であしらうなど欲望と感情のま
まに生きるが、苛め抜いてきた実の妹(佐津川愛美)にしっぺ返しをくらう…という物
語だ。「生きてるだけで、愛。」が、第135回芥川賞候補になった作家、本谷有希子
さん(27)の同名作が原作となっている。
「とにかく、自信過剰でキツくていろんな人を苛めていて、今までやった中でも一番
性格が悪い役。でも芸能人はこのくらいじゃないと生き延びられないと思うし、『澄伽
はここがダメ』と台本上に的確に描かれていて演じやすい」と気持ちがのっている様子
だ。
監督は「候補は何人かいましたが、ある夜、佐藤さんが夢に出てきて彼女しかいない
と思うようになった。澄伽の欲望のスケール感とシンクロするものがあり、何かしでか
してくれる気がした」とサトエリ起用の理由を説明。実際に演出した印象について、「
毎場面ごとに予想を超えた演技を見せてくれる」と目を細めた。
今月7日からクランクインし、連日深夜までのハードな撮影を敢行。ほぼ全編石川ロ
ケで、9月7日にクランクアップ予定。ファントムフィルム配給で来年初夏公開。性悪
女・サトエリの演技に注目が集まりそうだ。
(サンケイスポーツ)
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