ドラマの主人公は、頭蓋骨の一部が溶けていくという極めて珍しい病気に取り付かれた
若者。あえて『大量骨溶解』と名づけられたこの病気は、過去130年間に世界で僅か7
例しか確認されておらず、進行を防ぐための治療方法しかない。
「ワーキングホリデー」(青少年の育成を目的に、相手国に滞在中、旅行資金や滞在資金を補うための就労を
認める制度)を利用してオーストラリアに渡り青春を謳歌していた主人公は、身体に異
常を感じ、帰国後に病気の正体を知る。そして、主人公の病気を知ったオーストラリア
で一緒に働き、遊び、夢や悩みを打ち明けあった仲間たちは、次々と病室を見舞い励ま
す。仲間たちから力をもらった主人公は、23時間に及ぶ大手術の後、なんとフルマラソ
ンに挑戦し、見事5時間を切るタイムで完走する。
仲間たちは、重病に掛かったにも拘わらず、元気で前向きな主人公に反対に勇気づけられる。しかし、確実に主人公の身体
を蝕んで行く病魔。両眼を完全に失明しさらに病状が悪化する主人公のため、さらに出
来うる限りの精神的サポートを続ける…。
このドラマは、2001年12月に23歳の若さでこの世を去った三田雄基さんの半生を描いた『ユウキ 世界で8番目のたたかいに勝った
男の物語』(岸川悦子作 ポプラ社刊)を元に制作された。【以上、日本テレビ広報資
料より引用】