作者Eriol (我、ガイアと共にあり)
看板KOF
標題[劇情] '97 サイコソルジャーチーム--背景故事
時間Mon Apr 13 11:29:19 2009
http://yyuio89.secret.jp/kof/97story05.html
ケンスウ:「ひゃー、今回も物凄い数やなぁ」
拳崇:「哇~,這次也是這麼多」
これまで二人にとって、手紙は通信手段としてたまに届く程度であったが、最近は違
った。チンが街に出かけては、帰りに大量の手紙を持って帰って来るのである。
以前對他們兩個來說,收到的信件只是普通程度的數量,但是最近不同了。鎮上街後,常會
帶著大量的信件回來。
アテナ:「去年のキング・オブ・ファイターズに出てからというもの、たくさんの手紙
が来るようになったわね」
雅典娜:「自從去年參加King.of.Fighters之後,來信量就變這麼多了」
ケンスウ:「当ったりまえや、オレ達の勇姿をTVで見せつけてやったからなぁ」
拳崇:「這是當然的啊,因為他們都在電視上看到我們英勇的姿態了嘛」
チン:「じゃが、お主には一通も来てないようじゃがの」
鎮:「那,為什麼都沒人寄信給你呢」
ケンスウ:「ちゃいますよ、お師匠さん。オレにも結構来てるんですよ」
拳崇:「有喔,師父。我也收到不少耶」
チン:「お主は、アテナファンの男連中から来た苦情の手紙や、カミソリレターとかを
数に入れてうれしいのか?」
鎮:「你收到的,只不過是雅典娜的男粉絲寄來的抗議信,還有攻擊信件之類的,你很高
興?」
ケンスウ:「・・・だって・・・」
拳崇:「...因為...」
いじけるケンスウ。
消極的拳崇。
ケンスウ:「・・・大体、お師匠さんにすらファンレターが来てるっちゅうのに、何で
オレばっかし『アテナに近寄るな』ってな、男からの手紙ばっかしなんや・・・ブツブ
ツ」
拳崇:「...可是,連師父都有收到粉絲的信,為什麼人家只有收到『不准靠近雅典娜』
之類,男人寄來的信呢...(碎碎唸)」
チン:「あーあ、独り言が始まってしもうたわい。ありゃ、しばらくほっとくしかなさ
そうじゃな」
鎮:「啊啊~又開始自言自語了。唉呀,暫時不要管他吧」
そんなケンスウをよそに、アテナは一通の手紙を見つけた。
再自言自語的拳崇旁邊,雅典那發現了一封信。
アテナ:「あら?ケンスウ、女の子から一通来てるみたいよ」
雅典娜:「咦?拳崇,好像有一封女生寄來的信喔」
ケンスウ:「ブツブツ・・・えっ?女の子?・・・いゃっほー、やったー、女の子から
手紙、手紙やー」
拳崇:「(碎碎唸)...咦?女生?...耶~太好了,女生寄來的信,信耶~」
ケンスウは、アテナからその手紙を受け取り内容を確認すると、さっきとはうってか
わって満面の笑みを浮かべている。
拳崇一從雅典娜手上接過那封信,想要確認內容時,臉上浮現了和剛才的陰暗完全不同
的笑容。
チン:「しかしな・・・儂はお前達を有名にするために、出場させたわけではなかった
んじゃが・・・」
鎮:「不過啊...我可不是為了讓你們出名才叫你們出場的...」
ケンスウ:「分かってるってお師匠さん」
拳崇:「我們知道的,師父」
アテナ:「そうですよ、お師匠様」
雅典娜:「是啊,師父」
チン:「なら、いいんじゃがのう」
鎮:「那就好」
複雑な心境である。確かに前大会後から今まで修業はきっちりやっているし、むしろ
以前より頑張っているようなので問題はないが、あの子達の若さが気にかかる。この状
況が続けば、いずれ勘違いしかねないのではないかと不安感がつきまとう。
複雜的心境。的確,打從上次大會至今,都很確實地在修練,甚至說比之前更努力也毫
無疑問,而且也被年輕人的氣息所感染。可是這種情況繼續下去,總覺得好像會發生什麼
事,有種不安的感覺圍繞。
ケンスウ:「で、今年はどうしはるんです?キング・オブ・ファイターズの方は」
拳崇:「那,那今年怎麼辦呢?King.of.Fighters」
チン:「それをどうしようかと考えとったんじゃが、今年は辞めようかと思っとる」
鎮:「你們應該也有自己的想法,不過我是想今年不參加」
アテナ:「どうしてですか?」
雅典娜:「為什麼呢?」
チン:「前回はお前達の希望もあって、修業の一環として参加させたんじゃが、これに
関しては良かったと思っとるし、お前達もよくがんばった。ワシが思っとった以上に修
業の成果も出ておったんで、誉めてもお釣りがくるくらいじゃ」
鎮:「雖然上次是因為你們有意願參加,我也覺得那可以當修行的一環,所以覺得事件好事
,而你們也表現得不錯。你們確實表現超出修行的成果,這一點我也給予肯定」
ケンスウ:「なら今年も出場して、この一年の成果を試してもいいんやないですか?」
拳崇:「這樣的話今年也出場,再試試這一年來的成果不好嗎?」
チン:「じゃが、前大会が大きかったこともあって、お前達の周りが騒がしくなりすぎ
た」
鎮:「可是,像上次那種大型盛會,也對你們週遭製造太多麻煩了對吧」
アテナ:「確かにこの手紙の山もそうですし、数多くの出版・TV関係からの取材依頼と
かも来たり、いろいろありましたよね」
雅典娜:「的確,現在信件堆積如山,很多出版社會電視節目也想來採訪,變很多事」
チン:「お前達には、外界からの刺激のない静かな環境でのびのびと修業してほしいん
じゃ。それに、何度も言うようじゃが、お前達の力は来たるべき時に人々を救うために
使うもの、だから見せ物的になるのはどうかと思うがのう」
鎮:「我是希望,你們能夠在不受外界干擾的清幽環境下靜心地修行。而且,說過很多次了
,你們的力量是在該使用的時候,要用來救人的,所以不希望你們變成讓人觀賞的東西」
ケンスウ:「そーやなぁ。まぁ、お師匠さんがそこまで考えてはるんやったら、無理に
出んでもいいんやないですか」
拳崇:「這樣啊。啊,既然師父想的這麼深遠,我們也不是非出場不可」
アテナ:「そうよね、私達は修業の方が大切ですから」
雅典娜:「是啊,我們的修行比較重要」
チン:「そうか、分かってくれたか」
鎮:「是嗎?你們能理解啦」
と、二人には言ってみたものの、古寺で修業ばかりしているアテナやケンスウが、年
に一度の大会を楽しみにしていたのも確かで、心なしか返答にも元気がない二人に、心
が痛む。
話一說完,兩人似乎欲言又止,畢竟在古寺中修行的雅典娜和拳崇兩人,對一年一度的
大會是非常期待的,兩人違心又沒精神的回答,其實心裡是沉痛的。
夕方、一日の修業も終わり、個人が思い思いの時間を過ごしている。チンは散歩へ、
後の二人は、今日届いた手紙に目を通していたが、アテナはその中の一通に目が止まっ
た。送り主は同年代らしき女の子からで、その手紙を読み終わった後、アテナは少し考
えていたようであるが、ケンスウにその手紙を見せる。
傍晚,結束了一天的修行,每個人度過了自己有所思的時間。鎮去散步了,另外兩人正
在瀏覽今天收到的信,雅典娜看到其中一封時,目光停了下來。寄信來的人似乎是同年齡
的女生,在看過這封信之後,雅典娜稍微想了一下,將信給拳崇看。
ケンスウ:「ふーん、こーゆう人もおるんやなぁ」
拳崇:「咦~想不到也有這種人啊」
アテナ:「私、お師匠様に話してみる」
雅典娜:「我,去跟師父談談看」
そう言うと、アテナは手紙を返してもらい、散歩から戻ってきたチンの元に向かった
。
話一說完,雅典娜取回了信件,往散步回來的鎮那裡去了。
ケンスウ:「あ、ちょっとアテナ、待ってーな」
拳崇:「欸,等一下,雅典娜,等等~」
アテナ:「お師匠様、少しお話があるんですが」
雅典娜:「師父,我有些話想和您說」
チン:「どうしたんじゃアテナ?改まって」
鎮:「怎麼啦,雅典娜?改變主意啦」
アテナ:「私、いろいろ考えたんですが、やっぱりキング・オブ・ファイターズに出た
ほうがいいと思うんです」
雅典娜:「我考慮了很久,認為還是參加King.of.Fighters比較好」
というと、先程の手紙をチンに渡した。
說完,便將剛才的信交給了鎮。
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初めましてアテナさん。私は、前回のキング・オブ・ファイターズで闘っているアテ
ナさんを見てファンになりました。というのも、とある病気がきっかけで歩けなくなっ
た私は、退院後、家の外に出ることが恐くなり、学校に行かなくなってしまったのです
が、その数ヶ月たったある日、たまたまつけたTVに同年代の女の子が闘っている姿が映
っていたのです。後日、その女の子はアテナさんだと知りましたが、倒れても倒れても
くじけず一生懸命闘っている姿を見て勇気づけられました。そしたら、このままじゃダ
メだっていう気持ちになって、頑張って学校に行くようにしたんです。そして、秋から
一生懸命勉強して、何とか無事高校に進学することが出来ました。
初次通信,雅典娜小姐。我是從上次King.of.Fighters中,看到雅典娜小姐格鬥的姿態
才成為您的粉絲。其實,我因為某種疾病而無法走路,出院後一直不敢離開家門,也不去
學校,幾個月後的某一天,偶然看到電視上有個同年齡的女生在格鬥。後來我才知道,那
就是雅典娜小姐,您那種不管倒下幾次都會再站起來的努力模樣,給了我勇氣。因此,我
覺得自己這樣下去不行,應該要振作起來,去學校上課才對。然而,我從秋天開始就一直
努力,總算安然地進入學校就讀了。
これもアテナさんのおかげです。ありがとうございました。
這些都是托雅典娜小姐的福。非常衷心地感謝您。
ところで、今年も大会には出場されるのですか?そうであれば、会場まで頑張って応
援しに行こうと思います。
話說回來,雅典娜小姐今年也會出場嗎?如果會的話,我打算到現場去為您加油。
これからも頑張ってください。
今後也請繼續加油。
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アテナ:「私はこの手紙を読んだ時に、私達が闘うことで、勇気づけられている人がい
ることを知りました。私達の力は人々を救うためのものですよね?これもある意味で救
いの手段ではないでしょうか?」
雅典娜:「我在讀到這封信的時候,才知道原來我們的戰鬥,也能給人勇氣。您說我們的
力量應該用於救人沒錯吧?這也算另一種救人的手段不是嗎?」
ケンスウ:「そーやなぁ。確かに、修業してるだけやったら人は救えへんけど、オレ達
が大会に出るだけで、こんな風に勇気づかせたりできるんやったら、進んでやるべきや
と思いますよ」
拳崇:「對嘛。的確,只靠修行也救不了人,只要我們參加大會,就能像這樣帶給別人勇
氣,我認為應該繼續下去」
後を追ってきて隣で話を聞いていたケンスウは、素直に自分の意見を語った。
追到這裡來的拳崇在一旁聽著他們的對話,就率直地將自己的意見說了出來。
チン:「うーむ」
鎮:「嗯」
アテナ:「あと、修業環境が変わっても、私達が強い意志をもって修業に取り組めば問
題のないことだと思います」
雅典娜:「還有,即使修行的環境改變,我覺得憑我們的強烈意志,修行應該也不是問題」
ケンスウ:「オレも同意見です」
拳崇:「我的意見也一樣」
チン:「そーか。それだけの決意があれば優勝もできそうじゃな」
鎮:「這樣啊。既然你們有這樣的決心,拿下優勝應該也不是不可能喔」
アテナ:「それじゃあ、お師匠様・・・」
雅典娜:「那,師父是指...」
チン:「自分の信念を持って行動することは良いことじゃ、それを師であるワシが潰す
わけなかろう。それに、お前達は自分のすべきことをちゃんと理解しておるようじゃ、
何も言うことはあるまい」
鎮:「憑自己的信念而行動也不錯,就算我是師父,也不能破壞你們的信念。而且,你們
也明白自己該做什麼,我還有什麼好說的呢」
アテナ・ケンスウ:「ありがとうございます」
雅典娜.拳崇:「非常感謝您」
ケンスウ:「よーし今度こそは、ファンレターをいっぱいもらえるように頑張るでー」
拳崇:「好~這次要為得到一托拉庫粉絲信努力~」
アテナ:「もう、ケンスウったら。だから、それが目的じゃないでしょ!」
雅典娜:「真是的,拳崇。就說目的不是那個嘛!」
チン:「やっぱり間違いじゃったか・・・」
鎮:「果然還是誤會了...」
ケンスウ:「冗談ですよ、お師匠さん」
拳崇:「我開玩笑的啦,師父」
チン:「本当かのう・・・」
鎮:「真的嗎...」
疑惑の目でケンスウを見る。
鎮用懷疑的眼神看拳崇。
ケンスウ:「本当ですよ。なぁ、アテナ?」
拳崇:「真的啦。對吧,雅典娜?」
アテナ:「さぁ、どうかしらね」
雅典娜:「嗯,是嗎~」
ケンスウ:「もぉ、アテナまで!」
拳崇:「什麼嘛,連雅典娜也這樣!」
夕焼け空に笑い声がこだまする。その暖かい空気のなかチンは思うのであった。
滿溢晚霞的天空下笑聲不絕。在這溫暖的氣氛下鎮這樣想著。
チン:(ワシが心配せんでも、周りの環境に影響を受けるようなヤワな精神ではないよ
うじゃな。あの子達はワシの知らん間にどんどん成長していきよる、ワシも歳をとるは
ずじゃ。まぁ、修業の成果を見せてもらうとするか。じゃが、前回のように、また妙な
争いに巻き込まれなければ良いがのう・・・)
鎮:(看來就算不用我擔心,週遭的環境也無法影響他們柔和的精神。這兩個孩子在我沒
注意的情況下,成長了這麼多,我也是老了啊。就看看他們修行的成果吧。不過,要是不
會和上次一樣,捲入奇怪的大戰就好了...)
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◆ From: 210.69.167.158
※ 編輯: Eriol 來自: 210.69.167.158 (04/13 11:30)
推 EDISON007:拳崇好可愛.... 04/13 11:46
推 NacciEriAi:雅典娜真的是偶像嗎?怎麼可能偶像一直在山裡練功? 04/13 11:52
→ ok5566:要是我大概也會寄信過去叫拳崇閃開XDDDDD 04/13 11:54
推 flysonics:鎮元齋的那個信件吐槽好狠 XDDDDD 04/13 12:12
推 loly:我記得雅典那96以前都是以學生為定位,97開使才加入偶像的設定 04/13 13:39
→ diru:96背景有粉絲放麻宮的小看板...還是說只是學校的支持者而已? 04/13 14:50
推 Realwell:鎮嗤之以鼻超好笑XD "你很高興?"改成"這樣你也爽?"更趣味 04/13 14:50
推 pedroremorse:雅典娜似乎是超級巨星不是嗎? 還要開不少演唱會呢 04/13 14:59
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推 KameiAi:推 04/13 19:59
推 karasless:推 04/13 21:37