作者Eriol (半緣心死半緣淇)
站內KOF
標題[劇情] 2003 餓狼チーム--背景故事
時間Sat Jan 5 20:23:23 2013
http://you.lolipop.jp/s/kof/2003/ff.html
待ち合わせの喫茶店に、テリー・ボガードの姿はまだ無い。
在約好會合的喫茶店,泰瑞還沒出現。
オープンテラスのその席は、通りから丸見えである。華奢なつくりのイスに腰を下ろし
ているのは、体格の良すぎる二人の男だった。そのうち一人はムエタイのチャンプで、
もう一人はプロレスのチャンプである。
露天座位可以很清楚環伺周圍。坐在華麗座椅上的,是兩個體格超讚的男子。其中一人是
泰拳冠軍,另外一個則是職業摔角冠軍。
「‧‧‧黙ってないで、茶でも飲めよ」
「‧‧‧你不要不講話,喝茶吧」
「ノー」
「No」
「だからさ、そのトリのマスク脱ぎゃあ飲めるだろ?」
「我說,拿掉你那個鳥面罩就可以喝了吧?」
「トリではない。グリフォンマスクだ」
「不是鳥。是鷲面人」
「知るかよ。とっとと脱げ! あんたのステキなマスクのおかげで、さっきから俺まで
さらし者になってんだよ!」
「誰管這個啊。快點拿下來啦! 多虧你那個帥~面具,剛剛開始就連我都一直被人注目
了!」
「注目されるのはヒーローの宿命だ」
「被注目是hero的宿命」
(‧‧‧テリー、アンディ、何遊んでんだ。早く来てくれ‧‧‧)
(‧‧‧泰瑞、安迪,你們跑哪去玩啦。快點來啦‧‧‧)
ジョーも目立つのは嫌いではない。しかし目立つのと見世物になるのとは違う。目立ち
方には、ジョーなりの美学と哲学が込められていなければならないのだ。
東丈也不是不喜歡引人注意。但是引人注目跟被圍觀是兩回事。引人注意的方法,東丈自
有一套他自己的美學與哲學。
「あ! グリフォンマスクだ! グリフォン! サインしてよ!!」
「啊! 是鷲面人! 鷲面人! 請幫我簽名!!」
「はっはっは。いいとも」
「哈哈哈。好啊」
「わーい、ありがとう!」
「哇~謝謝!」
喜びに顔を紅潮させながら、子供が席を離れようとして‧‧‧ジョーと目があった。
喜悅使得小孩滿臉潮紅,正當他要離去時‧‧‧和東丈眼神交會了。
「え、えーと、サインもらえますか? 確かグレートニンジャ・ミナミさんですよね。
この前グリフォンとのタイトルマッチで負けて、子分になったっていう」
「啊,請問,可以幫我簽名嗎? 我記得你是偉大忍者‧南對吧。之前挑戰鷲面人冠軍寶
座失敗,後來變成他跟班對吧」
「坊ちゃん、よーく聞けよ‧‧‧」
「小弟,你聽好‧‧‧」
「は、はい」
「是、是」
ジョーのトレードマークのハチマキを外せば、コメカミに鮮やかな青筋が立っているの
が認められたことだろう。
東丈除下他註冊商標的頭帶,很顯然可以看到他青筋暴起。
「俺はなぁ、何を隠そう、その名も高い」
「我呢,雖然極力隱藏,但還是很有名的」
「グレートニンジャのミスター・ミナミだろ? すまんな。遅くなった」
「偉大忍者‧南先生是吧? 歹勢。遲到了」
「あ、テリー遅えぞ! たまには集合時間くらい守りやがれってんだ」
「啊,泰瑞遲到了! 偶爾也準時赴約嘛你」
いつものラフなスタイルで、テリー・ボガードがそこにいた。彼は中腰になり、子供の
視線に目を合わせて言った。
和往常一樣隨興的泰瑞‧柏格就站在那兒。他彎下腰去,和小孩眼神交會。
「ちゃんと“ミスター”をつけないと、ニンジュツでカエルにされちまうぞ? ミスタ
ー・ミナミは割と強いんだからな」
「如果你沒有加上"先生"的話,他會用忍術把你變成青蛙喔? 南先生超強的啦」
「う、うん。気をつけるよ」
「嗯、嗯。我會注意的」
「サインはもうもらったろ。今から大切な話しなきゃいけないから、あっちで遊んでな
」
「簽名已經拿到了齁。現在我們要講很重要的事,你去那邊玩吧」
「うん!」
「嗯!」
割と強いニンジャとして認知されたジョーはふてくされ、ワニのステーキを持ってこい
と叫んでウェイトレスを困らせていた。テリーはコーヒーを注文する。
被當作一個厲害的忍者,東丈十分不滿,他叫了一客鱷魚排,使女服務生很困擾。泰瑞則
點了咖啡。
「そう荒れるなよ、ミスター・ミナミ」
「不要那麼生氣啦,南先生」
「へっ 相変わらずガキの扱いはうまいじゃねえか」
「嘿,你還是一樣會應付小孩」
「ユーは、幼い者への愛情が不足しているのではないか?」
「是You對小孩太沒感情了吧?」
「余計なお世話だトリ男。で、アンディは? 今回の大会‧‧‧もちろんKOFのこと
だけどよ。参加するんだろ? するよな?」
「多管閒事耶鳥男。喂,安迪呢? 這次大會‧‧‧當然是指KOF。要參加吧? 要參
加吧?」
テリーは、その頑丈そうな肩をすくめた。
泰瑞聳了聳強壯的雙肩。
「おいおい、何だよそりゃあ。まさかこのトリ男がアンディの代わりか?」
「喂喂,是怎樣。該不會這鳥男要代替安迪吧?」
「トリではない。グリフォンマスクだ」
「不是鳥。是鷲面人」
「その通り」
「沒錯」
名前を肯定したのか、アンディの代わりということを肯定したのか、とにかくテリーは
うなずいた。コーヒーが運ばれてくる。ワニのステーキは来ない。
雖然還不肯定他的名字,也不肯定他是不是要代替安迪,總之泰瑞已經答應了。咖啡已經
送來了。鱷魚排沒來。
「アンディの弟子、覚えてるだろ? ジョー」
「安迪的徒弟,你還記得吧?東丈」
アメリカ人らしく、ミルクと砂糖を大量に投入しつつ、テリーが尋ねる。
就像一般美國人一樣,泰瑞邊加了大量的奶精和砂糖,邊問東丈。
「弟子ぃ? ‧‧‧ああ、なんたら丸だとかいう。確かまだガキじゃなかったか?」
「徒弟? ‧‧‧啊,那個什麼丸的。我記得還是個小孩吧?」
「おたふく風邪、だとさ」
「聽說得了腮腺炎」
「‧‧‧」
「‧‧‧」
弟子の命に別状は無いものの、こじらせかけたのがどうしても気になる。だから今は日
本を離れるようなことはしたくない‧‧‧それがアンディからの伝言だった。
雖然是沒有危及到徒弟的生命,不過總是擔心會惡化。所以現在不想離開日本‧‧‧這就
是安迪的訊息。
「へっ 甘っちょろい師匠だぜ」
「嘿,好嫩的師父」
「そう言うなよ。あれでも修行は厳しいヤツなんだぜ?まぁ、修行とこういうこととは
別ってわけさ。日本語で言うところの『コーシコンドウ』ってやつだな」
「別那麼說嘛。那也是嚴格修行的一環嘛?啊,修行和這是兩回事。用日語來說就是『公
私不分』啦」
「コーシコンドウ‧‧‧。師と弟子との美しい信頼関係を現す言葉か。日本語とはよい
ものだな。ユーの弟もいい男のようだ」
「宮斯部氛‧‧‧。那是表現師徒間美好信賴關係的詞嗎?日語真是種好語言耶。You的弟
弟應該也是個好男人吧」
「あんたにゃ負けるさ。チャンプ」
「真是敗給你了。冠軍」
テリーとグリフォン。二人はテーブル越しにがっちりと握手を交わす。
泰瑞和鷲面人,兩人越過桌子緊緊握手。
「へーへー。せいぜい仲良くやってくれ。他にも麗しの日本語教えてやろうか?『アッ
チニイケ、コノブス!』ってんだ。ナンパするときに使ってみな」
「嘿嘿。我們作好朋友吧。我也教你一些好聽的日文吧?『滾一邊去,恐龍』。搭訕的時
候用用看吧」
「へー、どんな意味だ? 今回のKOFは日本人が主催するってことだからな。優勝の
あいさつに日本語を交ぜるのは紳士の気遣いってもんだ」
「咦,什麼意思啊? 這次的KOF是日本人主辦的。我想優勝的時候應該用日語交談比
較紳士」
「いいぜ、後でたっぷり美しい日本語のレクチャーしてやる」
「好了,以後再教你好聽的日語吧」
テリーはコーヒーをカップの底まで飲み干した。
泰瑞將咖啡一飲而盡。
「そういうわけだ。今回はこのメンバーでよろしく頼む」
「就是這麼一回事。這次麻煩你當我們的隊員啦」
「俺は別に構わないぜ。どこぞのトリ男が、足さえ引っ張ってくれなきゃな」
「我是沒差啦。那個不知哪來的鳥男,不要扯後腿就好了」
「異存はない。正々堂々と戦えるならそれでいい」
「沒有異議。只要堂堂正正地戰鬥就好」
「OK! 安心したよ。これでようやく父さんのところへアイサツしに行ける」
「OK! 安心啦。那我就可以去跟我爸打聲招呼啦」
「?‧‧‧ああ、墓参りか」
「?‧‧‧喔~掃墓嘛」
「大会前は恒例行事でね。悪いがしばらくここで待っててくれるか?」
「大會前的例行公事嘛。不好意思,你們在這裡等一下好嗎?」
「冗談じゃないぜ。これ以上ここで謎のトリ男と同席させる気かよ。俺も行く」
「開什麼玩笑。你還要我跟這個充滿謎團的鳥男待在一起啊。我也要去」
「トリではない! グリフォンマスクだ!」
「不是鳥! 是鷲面人!」
「うるせえ、てめぇなんざトリ男で充分だ。このトリ男トリ男トリ男~!!」
「囉嗦,叫你鳥男就夠了。鳥男鳥男鳥男~!!」
「グリフォンマスクだ!!」
「是鷲面人!」
テリーはイスに背をもたせ、上を見上げた。伸びた長髪が分かれて、高く広い空が広が
る。
泰瑞靠著椅背,仰望天空。撥開長髮,天空更加寬廣了。
(父さん、今年は‧‧‧何というかその)
(爸爸,今年‧‧‧就是那個)
「黙れってんだよトリ男! 毛むしって食っちまうぞ!」
「閉嘴鳥男! 去吃蟲啦!」
「ユーこそ口を慎め! 私の名前はグ・リ・フォ・ン・マ・ス・クだ!!」
「You才要注意用詞! 我的名字是鷲‧面‧人!!」
(‧‧‧にぎやかで疲れる大会になりそうだよ)
(‧‧‧看來會是個熱鬧又累人的大會啊)
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