[劇情] 2003 紅丸チーム--背景故事

[Eriol (醉拳甘迺迪)]

http://you.lolipop.jp/s/kof/2003/benimaru.html

「大門五郎さんですね？　警察の者ですが‧‧‧」

「您是大門五郎先生對吧？　我是警察‧‧‧」

母校の大学に柔道の特別講師として招かれていた大門は、突然の呼び出しに練習を中止
し警察署へと急いだ。ちょうど所用で訪れていた二階堂紅丸も同行する。

被招聘為母校柔道特別講師的大門，突然停止練習而被叫到警察局。剛好有事來找他的二
階堂紅丸也一起去了。

「おい大門、一体何がどうなってんのか説明しろって。それとも真吾が警察に補導され
てて云々ってことしか知らされてないのか？」

「喂大門，你說明一下，到底發生什麼事了。我只知道真吾被警察帶去輔導而已？」

「うむ。そのとおりだ」

「嗯。就是那樣」

「ったく‧‧‧。あいつ、一体何やらかしたってんだよ」

「真是的‧‧‧。那小子到底在麼搞的啦」

要領を得ないまま、二人は警察署に到着した。すぐに奥の一室に通されると、そこに今
にも泣きそうな顔の矢吹真吾が座っていた。

一頭霧水的兩人到達警局，馬上就被帶到裡面的一個房室，真吾正坐在那邊，一臉要哭的
樣子。

「大門さん、それに紅丸さん！　俺は何もしてないんです！　信じてください！！」

「大門先生，還有紅丸先生！　我什麼都沒做！請相信我！！」

「すいませんね大門さん。こいつがどうしても大門さんを呼べってうるさくて」

「真不好意思大門先生。這小子一直吵說無論如何要您過來」

担当の警察官と大門とは顔見知りらしい。警察学校の特別講師でもある大門は、寡黙な
人柄の割に広い人脈を持っている。だが先に真吾を叱りつけたのは紅丸だった。

負責看管真吾的警官好像認識大門。兼任警察學校特別講師的大門，雖然沉默寡言但人面
很廣。所以先對真吾開罵的的是紅丸。

「おい、何で大門を呼び付けるんだよ！　こんな時は親に連絡するのが筋だろ？」

「喂，你幹嘛叫大門來啊！　這種時候應該是叫父母來吧？」

「だって、こんなこと親に知られたら‧‧‧ＫＯＦにも参加できなくなるし」

「因為，如果被我爸媽知道這件事‧‧‧就不能參加ＫＯＦ了」

「このアホが。‧‧‧で、こいつ一体何をやらかしたんです？　殺人？　強盗？」

「這笨蛋。‧‧‧好啦，那你到底幹了啥？　殺人？　搶劫？」

紅丸が茶化す。真吾の無実を信じればこその冗談だが、もちろんだれひとり笑わない。

紅丸只是說笑而已，因為相信真吾清白所以才開玩笑，不過當然沒有人笑得出來。

「放火未遂です」

「縱火未遂」

にこりともせず警官は答えた。一瞬、紅丸と大門の顔がこわばる。

完全沒笑的警官這樣回答。一瞬間，紅丸和大門的臉僵掉了。

「だから誤解なんですって！」

「我說了是誤會嘛！」

「ふざけるな！　深夜に他人の家の前で『今度こそ火を出してやる』『あ、今火がつい
たかも』あまつさえ『燃えろーっ！』と騒いでいるのを私はしっかり見ていたんだ！」

「開什麼玩笑！　深夜在別人家門口說『這次一定有火出來』『啊，剛剛好像有火了』，
甚至還說『燒起來了吧～！』，這些騷動我可是確確實實看到了！」

警官は机を平手でたたき、大門と紅丸は顔を見合わせて天を仰いだ。

警察在桌上攤開雙手，大門和紅丸對看了一眼後仰望天花板。

（そんなことだろうと思った）

（我就猜到大概是這樣）

真吾の人柄は二人とも熟知している。およそ犯罪行為に不向きな人間ということはわか
っているが、それでもここに来るまでの道すがら、さまざまな悪い予想が浮かんでは消
えた。それが全て杞憂だとわかって、安心するやら腹が立つやら。

兩人都明白真吾的人品，知道他不是會作奸犯科的人，不過在到這裡之前，難免有種種壞
的預測，不過現在都消失了。既然一切都是杞人憂天，那麼也就安心了。

「どうやら誤解だな。こいつの身柄は俺と大門が保証します。いいよな大門？」

「看來是誤會一場。這小子的人品，我和大門都可以掛保證。可以吧大門？」

「うむ。それでいい」

「嗯。可以」

「まぁ大門さんがそうおっしゃるなら‧‧‧」

「那既然大門先生都這麼說了‧‧‧」

不満たらたらの警官は、それでも大門に免じて、早々に真吾を解放してくれた。

似乎還有不滿的警官，礙著大門的面子，還是很快把真吾釋放了。

三人は連れ立って警察署の玄関から表に出た。といっても真吾は二人の後から、とぼと
ぼと二人の影を踏まないようについてきているわけである。しばらく歩いたところで、

三人一同走出出警察局的玄關來到外面，不過真吾還是小心翼翼，不敢踩到兩人的影子，
慢慢地跟在後面。走了一陣子之後，

「あの‧‧‧お二人とも‧‧‧。ご迷惑をおかけしました！」

「啊‧‧‧不好意思‧‧‧。給你們兩位添麻煩了！」

体を直角に折り曲げた真吾の後ろ頭を、紅丸が平手ではたく。

紅丸拍了拍呈直角鞠躬狀態的真吾的後腦勺。

「まったくだ。おおかた草薙流の特訓してたんだろうが、夜中に家の前で火がどうたら
ってつぶやく野郎がいたら、俺だって放火魔だと思うぜ」

「真的是喔。其實我大致可以理解，你在做草薙留的特訓，不過要是有人深夜在我家門口
唸什麼火啊什麼的，我也會以為是縱火犯」

「うむ。そのとおりだ」

「嗯。說得對」

「スイマセン。つい夢中になってて‧‧‧何か火がついたような気がしたもので」

「對不起。一不小心就沉迷其中‧‧‧總覺得好像有火出來的樣子」

「そりゃ静電気か何かだって。じゃなけりゃ幻だよ。ま・ぼ・ろ・し！」

「應該是靜電之類的東西吧。不然就是幻覺。幻・覺！」

「う‧‧‧やっぱそうなんですかね‧‧‧。いや、でもやっぱり‧‧‧」

「嗚‧‧‧這樣子喔‧‧‧。不對，可是‧‧‧」

紅丸と大門は真吾の呟きを受け流して、再び大学までの道のりを歩いた。話題は、次の
キング・オブ・ファイターズへの参加について。そう、今年もこの二人は大会に参加す
るつもりなのだ。真吾が話を拾い聞きしていると、大門は己の修行の成果を試すために
。そして紅丸は自己顕示のためと‧‧‧そしてもう一つの理由が、初出場の参加者の一
人が気になってのことらしい。肝心の箇所になると紅丸の声のトーンも落ちたが、それ
でも切れ切れに、麟、飛賊、セスなどの単語が漏れ聞こえてくる。

紅丸和大門對真吾的嘟囔充耳不聞，再次踏上通往大學的道路。他們談的是關於參加下一
屆的K.O.F大會。今年他們兩個也還是要參加大會的。真吾也靠過來想聽，聽到大門是為了
試驗自己修行的成果，而紅丸是為了表現自己而參加‧‧‧還有一個理由是，對於某個初
次參賽的人頗為在意。說到重要的話時紅丸的音量壓低了，不過，他還是斷斷續續的聽到
麟、飛賊、賽斯等詞。

その後ろを、やはり真吾はうなだれたままで追う。真吾の家は逆方向である。

真吾垂著頭跟在兩人後面。而他家是在相反的方向。

「‧‧‧あのさ真吾」

「‧‧‧那個真吾啊」

紅丸が振り向いた。

紅丸回過頭來。

「は、はい？」

「是、是？」

「そうやってぐちぐち悩んでるのはお前らしくないぞ？」

「那樣煩惱發牢騷不像你耶？」

「うむ。そのとおりだ」

「嗯。沒錯」

「そ、そうですか？」

「是，是嗎？」

「そうだよ。京のしごきに笑って耐え、京のいびりも元気に忍び、京のパシリに喜んで
従う。明るさとスタミナだけが取り得の猪突猛進型。それがお前だろ？」

「對啦，能笑著忍受京在身心上的殘酷虐待、而且服從地當他的跑腿，有開朗心情和體力
勇往直前才像是你。」

「うむ。そのとおりだ」

「嗯。沒錯」

「それって褒めてるんですか？」

「這是在誇獎我嗎？」

「とにかくだ。次のＫＯＦは俺と大門、あとはお前でチーム組むから覚悟しとけ」

「總之，這次ＫＯＦ由我和大門，還有你三人一隊，做好心理準備吧」

「はい、身から出た錆‧‧‧なんで素直に諦めえ？！　チームに加えてくれるんですか
？」

「是，我會位自己負責的‧‧‧不過為什麼你們這麼直接放棄了？！　讓我跟你們一隊好
嗎？」

「何だよ、いやなのか？」

「幹嘛，你不高興嗎？」

「でも、草薙さんはどうするんです？　俺、てっきり‧‧‧」

「不過，那草薙學長怎麼辦？　我想他一定‧‧‧」

「京の野郎は諸国を漫遊中だ。連絡が取れやしねえ」

「京那傢伙還在各國漫遊。根本聯絡不上」

「うむ。そのとおりだ」

「嗯。沒錯」

確かにそうだった。前大会終了後、真吾は草薙柴舟‧‧‧京の父について定期的にトレ
ーニングを積んでいた。場所は草薙家の片隅なのだが、その間、ほとんど京の姿を見た
ことはない。

的確是這樣沒錯。上次大會落幕後，真吾就跟著草薙柴舟‧‧‧京的父親做定期的訓練。
場所就在草薙家的某一角，這段期間幾乎沒有看到京的影子。

「ま、あいつのことだからさ、ギリギリになって殴り込みをかけるつもりなのかも知れ
ないが、そんなの待ってられないからな」

「嗯，因為那個傢伙，實在很有可能在快來不及的時候才突然出現，我們等不了他」

ふっ、と紅丸の体が流れ、その拳が鋭く真吾の目の前に突き出された。真吾は体を数セ
ンチ逸らせ、間一髪、それをかわした。紅丸の右手に小さな電光が輝き、不敵な表情を
下方から一瞬照らした。京や庵の影に隠れてはいるが、二階堂紅丸といえば世界屈指の
格闘家なのである。

能量在紅丸體內流轉，銳利的拳風揮向真吾。真吾偏開身體數釐米，以毫釐之差閃過。
細小的電火花在紅丸右手上閃耀，那一瞬間閃亮了他無畏的表情。雖然隱藏在京和庵的陰
影下，不過二階堂紅丸依然是世界屈指可數的格鬥家。

「ちったぁ上達したじゃないか。聞いたぜ？　鬼コーチの下で特訓してたんだろ？」

「有進步嘛。我有聽說喔？你在魔鬼教練手下進行特訓對吧？」

「え、ええ。まぁ」

「是，是啊。算是吧」

「元気だせよ。お前が暗～くなってると、こっちまでダークな気分になるんだよ。ただ
でさえ大門と組んでると地味なチームイメージになるんだから、頼むぜ」

「拿出精神來。你要是陰沉下來，我們也會跟著陰沉喔。不過跟大門組合的隊伍，形象會
土一點就是了，拜託你啦」

「うむ。そのと‧‧‧」

「嗯。沒‧‧‧」

「よーし、じゃ、今日は何でもお前の頼みを聞いてやるよ。したいこと言ってみな」

「好，那今天你想幹嘛都行，說說看吧」

「え？」

「咦？」

「いつもパシらせてばかりで悪いと思ってんだよ。いいから何でも言えって。大会前の
景気づけってやつさ」

「不好意思，因為你一直都被當跑腿的嘛。好啦，隨便什麼都好，說吧，就當作是大會前
的振奮會吧」

「ほ、ホントですか？」

「真，真的嗎？」

「ああ、何でもいいぜ？　何か美味いモンでも食いに行くか？」

「嗯，什麼都可以啦？　要不要去吃點好吃的？」

どうやら紅丸が本気だとわかると、真吾は目を輝かせてあれこれと思いを巡らせる。

看來紅丸應該是說真的，真吾兩眼發光在想著想要的東西。

「そうですね‧‧‧　あ、そうだ！　一度やってみたいことがあるんです！　紅丸さん
！」

「這樣啊‧‧‧　啊，對了！　我一直想要做一次那個看看！　紅丸先生！」

「何だ？」

「什麼？」

「焼きそばパン買って来いッス！」

「去給我買炒麵麵包來！」

大門と紅丸の時間が止まった。

大門和紅丸的時間凍結了。

「雷光拳！！！！！」

「雷光拳！！！！！」

「ひぎゃああああぁぁっ！！！」

「哇～～～！！！」

特大の雷撃を見舞われ、ほどよく焦げた真吾が地面に転がってうめいている。

遭受特大的雷擊，被灼傷的真吾滾在地面上呻吟著。

「いてて‧‧‧やっぱ『買って来てください』って言わなかったのがマズかったかな」

「痛‧‧‧果然沒說『請幫我買』就糟糕了」

「アホ」

「笨蛋」

「あ、でも今‧‧‧確かに火が出たような気はします。‧‧‧目から」

「啊，不過剛才‧‧‧好像真的有火要跑出來似的。‧‧‧不過是從眼睛」

彼ら三人のＫＯＦエントリーが決まった瞬間である。

這就是他們三人決定參加KOF大會的瞬間。

--
※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) 
◆ From: 36.230.28.176
推 os653:是說草薙的火到底是靠血統還是靠技術弄出來的？
推 emulators:...應該是靠血統吧,港漫是這麼說的XD
推 diru:我比較想知道真吾的隨機火焰是怎弄出來的...也沒血統
推 RuinAngel:她真的想要火的話去拜不知火半藏為師不是比較實際嗎？
→ RuinAngel:不用血統就可以弄出火來，超必殺忍蜂之類的證明不知火流
→ RuinAngel:也可以做出 Max 大蛇薙之類的全身包火啊
推 godheart:01的結局柴舟出現指導真吾；我可以想是哪是瓽了傳功長老