聖地のいちばん白い日(三)
「おーい,待てよ坊ゃ!」
宮殿の廊下をいくらも行かないうちに,オスカー樣が樂ヶと追いついて
こられます。くやしいけれど,步幅が全然ちがうんですから。
「ルヴァの手紙の內容,お前は知ってるんだろう?差し支えなければ教
えてくれないか」
僕は心の中で,溜息をついていました。
エルンスとさんの明晰な,心なしか樂しげな聲が頭をよぎります。
『......健康診斷というよりは,守護聖樣がたの生體データを記錄する
のが主目的です。ただし,日頃より外界と接觸の多いお方については,危險
な宇宙ウィルスなどを洗い出すため入念な檢查が必要ですが。しかも該當者
の2名には,昨年度の檢查で逃げられ......失禮,當日欠席されたとのこと
で,今年は何としても全員が檢查を受けられるよう,研究院からも皆さんに
ご協力をお願いしたいのです......』
僕はオスカー樣に向き直り,丁寧におじぎをして,こう言いました。
「ごめんなさい,オスカー樣。僕には詳しいことは話せません。でも,
ひとつだけ言わせて下さい。ジュリアス樣が何もおっしゃらなかったのは,
これがオスカー樣の試練だってことです」
「なに......?」
クールなお顏にサッと動搖が走ったのを見て,僕はもう一度おじぎをす
るとその場を立ち去りました。
こんな風に答えるようにと教 えてくださったのは,ルヴァ樣でした。
『そうすれば檢查の情報が事前に漏れても,オスカーは逃げられません
からね~』
やっぱりルヴァ樣はすごい方です。僕,ますます尊敬してしまいました
。
「よっしゃあ!そーそー,その調子でっせ!」
火帚り道に公園を通っていったら,商人さんの威勢のいい聲が聞こえま
した。
「ゼフェル樣っ,がんばってー!」
メルさんの聲もします。よく見ると,大きな樹の枝にゼフェル樣が兩腕
でぶら下がっているのです。
「おーい,こんなんでホントに筋肉つくのかよ?かついでんじゃねーだ
ろォな」
「ホンマもホンマ! 俺も昔,半信半疑で試してみたんやけど,1日に
30分ぶら下がってるだけで,全身の血行がよォなって筋力はつくし,確か
一晚で2、3センチも背ェが伸びたかなぁ」
「......なに?」
「すごーい,メルもやってみよーかなー。よりしょっとー!」
「まぁ,試しにちょびっとだけやってみるとええよ。明日あたり,どれ
くらい變わったか測る機會があるとええのになあ!」
「いいのにねー!」
「そ、そーだな......」
ここにも秘密工作員がいたようです。ルヴァ樣の計劃は,著ヶと進行し
つつありました。
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我深愛著盧米埃...溫柔的水聖盧米埃
不只是他的纖細優雅
還有他的敏感哀愁
我深愛著盧米埃...溫柔的水聖盧米埃
喜歡他深沉的恬靜
還有隱藏的澎派熱情....
我深愛著盧米埃...溫柔的水聖盧米埃