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MISIA LOVE BEBOP レビュー
新曲4曲はすべてダンスチューンという、注目のアルバムだ。
MISIAは前作『NEW MORNING』からコンスタントにシングルを発表してきた。ニューア
ルバム『LOVE BEBOP』には、「白い季節」や「桜ひとひら」、「オルフェンズの涙」な
ど、バラードタイプのシングル曲が収められている。 この2年間、そうしたシングル
制作と並行して、MISIAはデビュー以来、最も活発なライヴ活動を行なってきた。その
ライヴの中で「花」や「流れ星」は未発表曲として歌われ、『LOVE BEBOP』に収録され
ている。
このことが何を意味するかと言えば、MISIAにとって新しい歌を作ることも、ツアー
をすることも、ほとんど同価値の“作品”として見ているのではないかということだ。
配信やCDリリースと同じ価値観で、ライヴが新しい歌を届ける方法として認識されてい
るのではないか。それは今の時代を生きるアーティストとして、とても真っ当な感覚だ
と思う。
ではMISIAにとってアルバムは、どんな意味を持つものなのだろう。それは10数曲の
まとまりの中で、メッセージすることだと僕は思う。
今回のアルバムタイトル曲「LOVE BEBOP」で、彼女は♪時代は いつだって 愛が変
えていけばいい♪と歌う。この混沌とした時代に、MISIAははっきり“全ては愛だ”と
宣言する。しかも曲調は“ダンス”。新曲の「LOVE BEBOP」と「Butterfly Butterfly
」は、MISIAのダンスチューンの最もパワフルなブレインであるSAKOSHINが作曲・編曲
を手掛けている。初期の傑作「ESCAPE」に通じる強烈なテイストが、「LOVE BEBOP」に
はある。
また同じく新曲の「Oh Lovely Day」と「FREEDOM」もダンスチューンで、ここにも
MISIAのグルーヴに託したメッセージが含まれていると感じる。MISIAにとってグルーヴ
は、愛にパワーを与えるものだからだ。
僕は昨年のツアー“星空のライヴVIII MOON JOURNEY”のライヴレポで、「これまで
バラード中心だったセットリストから、MISIAのもう一方の魅力である力強いグルーヴ
を前面に押し出した組み立てになっている」と書いた。この傾向がアルバム『LOVE
BEBOP』に表われているような気がしてならない。
このアルバムでもMISIAのバラードは健在で、そちらの期待も裏切らない。さて、『
LOVE BEBOP』を掲げた彼女が今年どんな活躍を見せてくれるのか、楽しみなお正月だ。
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