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http://joshi-spa.jp/430276 紅白のMISIAに感じた、“うますぎる歌”に足りないもの 早くから心配されていましたが、昨年の紅白は、例年以上に不発でした。唯一面白かっ たのは、Superflyがオジー・オズボーンに見えて仕方なかったことぐらい。 トップクラスの歌唱力だけど……  そんな中、平和祈念像前から「オルフェンズの涙」を披露したMISIAには、考えさせ られるものがありました。というのも、デビューから現在に至るまで、どんな種類の曲 もいっしょに聴こえることが、ずっと引っかかっていたからです。  豊かな声量や広い音域が、今回出場した中でもトップクラスだったのは言うまでもな い。フィジカルな面で言えば、申し分のない資質の持ち主でしょう。しかし残念なこと に、その圧倒的な歌が、曲の中で有機的にあらわれてこないのですね。  確かに、ピッチは安定して、詞の発音もクリア。テロップを見るまでもなく、頭の中 で文字起こしできてしまう。にもかかわらず、ひとつひとつのフレーズが、各々の曲に ふさわしい固有のニュアンスを持つに至らない。  愛をささやくのも、モチベ─ターとしてエールを送るのも、そして今回のように平和 を祈るのも、同じベクトルの上で発声されている。 たとえば、<欲しいのはあなた>(「Everything」)と、<あなたに 伝えたいことば かり>(「BELIEVE」)の "あなた" には、異なるキャラクターが投影されているはず なのですが、それが歌に乗り移ってこない。どちらも、同等に健全な正確さでもって、 音楽的にも発話的にも表現されている。  悪い意味でそれを再現する能力が、ずば抜けているのです。つまり、彼女の力が際立 つほど、肝心の曲が素通りしてしまうのですね。 “正しい”歌と、心動かされる歌の違い  そうした技術それ自体は、当然ながらギフトだと言えるでしょう。しかし、それらは 、あくまでも限定的な曲芸に過ぎません。  数値に換算して確かめられる程度の正解だったり、精密な部品としての機能を保証し たりするものではあっても、情操を司り、ただの音符や文字の連なり以上の価値を打ち 出す能力とは違う。  それを前提としながらも、一線を越えて聴き手に詰め寄る力を持つ人こそ、歌手と呼 べるのではないでしょうか。  「オルフェンズの涙」には、<ブルース>という単語が6回ほど登場します。そして 、それを含むフレーズには、ご丁寧にも「This Masquerade(※)」のようなメロディ があてがわれていた。けれども、そこに "ブルース" を感じさせる瞬間は、一音たりと もありませんでした。なぜなら、MISIAの歌が、あまりにも正しかったからです。 -- https://www.facebook.com/MISIAsupporter MISIA 情報彙集應援專頁 -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc), 來自: 118.232.236.35 ※ 文章網址: https://www.ptt.cc/bbs/MISIA/M.1451774187.A.22C.html