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http://www.tokyoheadline.com/ MISIAが歌う『JUST BALLADE』 圧倒的なパフォーマンスで聞く人すべてを魅了してしまう、シンガーのMISIAが16日、 ニューアルバム『JUST BALLADE』をリリースする。放送中のドラマ『JIN -仁-』の主 題歌「逢いたくていま」を始め、「銀河」「約束の翼」など珠玉のバラードたちを収録 したバラードアルバムで、MISIAの歌と声をたっぷりと堪能できる作品。これまでに数 え切れないほどの名曲の数々を届けてきた彼女が、この作品を通じて伝えたいことはな んなのか。本人に聞いた。 http://www.tokyoheadline.com/vol438/img/p_inter03.jpg
「伝えていくこと」って愛してるって言うのと同じことじゃないかって思った MISIAの歌には人を突き動かす力がある。例えば、每週日曜の夜、壯大な「逢いたくて いま」が流れると、自然と「さあ、またいいスタートを切ろう!」という氣持ちになる 。こうしたことはこの曲に限った話ではなく、バラードでもアップテンポな曲でも、ソ ウルフルなナンバーでも、MISIAの歌には、觸れたもの、聞いたもの「すべて( everything)」にいい影響を與える力がある。改めて言う必要もないかもしれないが、 彼女の歌はすごい。  そうしたすごい歌を歌いながら彼女はいま、全國ツアー「星空のライヴⅤ」を行って いる。ぎっしりと詰まった日程の合間、ほんの數日、東京に戾っていたところを捕まえ た。 「7月にスタートして、年を越えて2月まで續きます。トータルで45公演というのも、私 のなかでは過去最多になるんですよ。始まる前は、どうなるのかなって思っていたんだ けど、やってみるとあっという間で、今となっては、あと3カ月しかできないなんて~ !っていう氣持ちでいっぱいなんです(笑)」 「每日每日ワクワク感のなかでやっている」という今回のツアーでは收穫も多い。ライ ヴするのに加えて、全國各地の美術館や文化に觸れる時間をしっかりと作っているのだ という。 「去年アジアツアーをしたんですが、行ってみて初めて分かったことがたくさんあった んです。會場の盛り上がり方とか、アジアの人たちってこんなに踴る人たちだったんだ 、とか。自分が知っているのとは違ったかたちで日本が伝えられているような、政治的 に緊張がある場所でも、日本を好きでいてくれる人がたくさんいることも分かったし。 それで何かがパカッと開いたのかな。もっと日本や日本固有の文化も知りたいと思うよ うになったんです。いろいろ見てきたなかで、特に秋田の「なまはげ館」は印象に強く 殘っています。なまはげって、反省會があるんですよ(笑)。惡い子はいないか~って 子供がワーッて泣くじゃないですか。まだその後があって、家族でなまはげをもてなす んです。そうするとなまはげが帳簿を引っ張り出して、「君は今年宿題やってなかった 、お母さんはカラオケばかり行ってた! 來年も來るまでにこれとこれをやっておきな さいね」って。それがすごく新鮮でした。そういった場面に何度も遭遇して、文化って 、その土地で生きてきた人たちの知惠とか、どうしたらその土地で幸せに生きていける かっていう精神を備えたもの、過去から今へ向けてのメッセージというか、それを世代 から世代へと受け繼ぎ、語り繼いできたものなんだなあって感じました。それって、歌 にも通じるんですよ。改めて、伝えていくことって、すごく大事なんだって確認しまし たね」  そうした想いが反映しているのだろうか。16日に發賣されるアルバム『JUST BALLADE 』は、本人曰く「リリック的には、伝えていくことがテーマの元になっている」。 「いろいろな愛を歌ってきたなかで、「伝えていくこと」って愛してるって言うのと同 じことじゃないかって思ったんです。自分がいいと思ったことを伝えることだったり、 相手に聞いたりすること、例えば、ものすごい美しい景色を好きな人に伝えたいだとか 、お母さんが子供にいい繪本を紹介したいだとか……そういうのって、愛してるって言 ってるのと同じだなあって。アルバムに「少しずつ大切に」という曲があるんですが、 明日會えなくなる、今日が人類最後の日ってなったときに、自分の好きな人に「何を伝 えるだろう」って考えて作ったものだし、戀愛にまつわるグチを書き連ねた「Work It Out」は、それでもあなたとだからちゃんと解決したいのよって伝える曲になっていま す」 シングル「逢いたくていま」、「約束の翼」などを中心に、タイトルが示すとおり、す べてバラード曲で構成した。本作は、MISIAにとって初めてのバラードアルバムでもあ る。 「世の中、忙しいし、いろんなことが複雜じゃないですか。人間關係にしても、職場、 プライベート、自分の故鄉の友達っていうのもあれば、インターネットの友達、知り合 いがいて、入り組んでるし。いろんな機械は多機能だし(笑)。そういうなかで、ゆっ くり、シンプルに伝えられたらと思ったんです」  ライヴで好評だったという「So Beautiful」やMISIAが提唱し設立された慈善團體「 チャイルド・アフリカ」の活動からインスパイアされて出來あがった「バオバヴの木の 下で」など、收錄曲は全14曲。シンプルだったり、ストリングスをふんだんに使った壯 大なもの、キラキラとした曲もあり、一言バラードといっても、これだけバラエティー があるのだと驚かされる。 「今回、この作品を聽いてくれた人が泣いてほしいなって思っているんです。私自身の ことを振り返ってみても、バラードを聽くっていう時間をとても大切にしてきました。 一人部屋でバラードを聽いて泣いて、もう一回泣きたいからリピートして聞いて、そし てまた泣いて、みたいな(笑)。今でもそういうところがあるし。そうやって泣いてす っきりする、素直になるのって、食事をするのと同じぐらい大事だと思います。特に、 大人になると、そういった感情の部分を閉める癖がついてくるっていうか、閉め上手に なってくるんだけど、上手になればなるほど、自分のなかでジレンマになっていくんで すよね。だから、もちろんメッセージを伝えたいというのもあるけれど、開けたいと感 じたときに自分を開く鍵、そういうタイミングを見つけるためのきっかけになれたらい いですね」  主題歌を歌う、ドラマ『JIN-仁-』はいよいよクライマックスに向かい、アルバムに も收錄されている『星のように…』が主題歌になっている映畫『大怪獸バトル ウルト ラ銀河伝說 THE MOVIE』も封切りになる。もちろん、ツアーもまだまだ續いていく。 「變わることや柔軟であることを求められる、變わらないものはないっていう風潮の時 代だけど、それでも、變わらないもの、變えちゃいけないものがある。そういう軸を心 においていないと振り回されてしまう。それを『星のように…』に綴りましたが、歌、 シンガーであることが私の軸。それを保ちながら、これからも歌い續けていきたいです ね」  MISIAの歌のパワーは、國境も文化も時間も超えて、さらに廣がっていく。 12.16 Release New Album 『JUST BALLADE』 ベスト盤といってもよさそうな究極のバラードアルバム。現在大ヒット中の「逢いたく ていま」(TBSドラマ『JIN-仁-』主題歌)をはじめ、「約束の翼」(映畫『僕の彼女は サイボーグ』主題歌)などのヒット曲を中心に、新曲も含めて全14曲を收錄。ジャケッ トはアフリカのマリで撮影したもの。初回生產特典盤AのDVDには、「逢いたくていま」 「銀河」「約束の翼」などのミュージッククリップを6曲收錄。初回生產限定盤Bは、ポ ップアップ式のジャケットになっているほか、オールカラー28Pの豪華ブックレットな どが付いてくる。アリオラジャパンより發賣。初回限定盤はそれぞれ3990円(稅迂)、 通常盤は3059円(稅迂)。 -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 118.232.174.24