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http://news.goo.ne.jp/article/sankei/entertainment/snk20130102528.html 紅白で“テレビの面白さ”再認識 目が離せなかった「金爆」に拍手  白組の2年ぶりの勝利で幕を閉じた第63回NHK紅白歌合戦(昨年12月31日放 送)。歌声に加えてサプライズ含みの演出に、笑ったり、聞き入ったり、しんみりした りと、まさにエンターテインメントの各要素が凝縮された濃密な一夜だった。「テレビ の面白さ」を再認識した約4時間半を振り返る。(文化部 三品貴志)  ■“金爆”のサプライズ  前半のハイライトは、なんといっても初出場のゴールデンボンバー(通称、金爆)だ った。昨年11月の出場歌手発表会見で、顔を白塗りにしたメンバー、樽美酒研二の下 ネタ発言で一躍“注意グループ”として脚光を浴びた金爆。樽美酒は本番前のリハーサ ルでも際どい発言を連発。スポーツ紙などで苦言を呈する番組関係者の発言が報じられ るなど、多分に話題作りも絡んだプロレス的な展開が繰り広げられた。  そして“問題行動”が懸念された本番。楽器を持ちながらも演奏しない「エアバンド 」のパフォーマンスで会場をわかせつつ、曲後半には樽美酒に似た白い仮面をつけたバ ックダンサーが登場。最後は、審査員や観客約2600人も白仮面を付けていて…とい うドッキリ演出で、視聴者の度肝を抜いた。  本番を終えた樽美酒は「最高の親孝行になりました」と満足げに語り、ボーカルの鬼 龍院翔も「注目されたくて、紅白を盛り上げたかっただけ。お騒がせしてすみませんで した」と問題発言を振り返った。高まった期待は、完成度の高いショーによって、いい 意味で裏切られた。最後の最後まで目が離せなかった“金爆”に、拍手を送りたい。  ■涙の夢舞台  男女ともに華やかな顔ぶれがそろったアイドルグループの中で、ひときわ印象的だっ たのが、初出場のももいろクローバーZだった。  平成20年のデビュー以来、紅白の舞台を「目標」として活動してきた少女5人組。 ステージでは、「行くぜっ!怪盗少女」でリーダーの百田夏菜子が十八番のエビぞりジ ャンプを決めるなど、アクロバティックかつ気迫のこもった踊りを見せつけ、喝采を浴 びた。  出番を終えた5人は舞台裏の廊下で、涙で顔をゆがませてスタッフらと抱き合ってい た。視聴率や内容をめぐって批判の的となることも少なくない紅白だが、ももクロをは じめ、いまなお多くのアーティストにとっての夢舞台であることを印象づけた光景だっ た。  ■美輪明宏の歌の力  舘ひろし、由紀さおり、坂本冬美、矢沢永吉など、ベテラン勢の円熟味あるステージ も目立った。そんな中でも、「ヨイトマケの唄」を熱唱した初出場の美輪明宏は圧巻だ った。  シンプルな黒い衣装に、スポットライトのみの演出。美輪の身ぶり手ぶりや表情は、 歌詞の通り、汗を流して働く母を思う子供が乗り移ったかのよう。77歳とは思えない 圧倒的な声量と歌唱力で、視聴者を歌の世界に引きずり込んだ。  終演後の舞台裏。美輪の顔には一筋の涙がつたっていた。「半分は(歌詞に登場する )人物になっていますから」と語り、「観客1人1人の人生に歌がしみこんでいくのが 分かった。最近は、命を捨てて子を守る無償の愛が希薄になっている。そんな愛を伝え たくて歌いました」と手応えをにじませた。60年以上にわたって第一線で研鑽(けん さん)を積んできた大歌手が、年末の国民的番組で歌の力を証明したステージだった。  ■高い放送技術  嵐のステージで披露された「リアルタイムAR(拡張現実)」や海外からの生中継で 、NHKの高い放送技術がふんだんに活用された。特に、アフリカ南西部ナミビアのナ ミブ砂漠から生中継されたMISIAのステージは記憶に残った。  人工では決して作れないであろう砂丘の黄土色と、濃紺の空のコントラストがMIS IAの伸びやかな歌唱を演出。「いったいどこまで伸びるのか」という驚異的なロング トーンを響かせ、会場を圧倒した。アフリカの美しい色彩と日本の歌姫のたぐいまれな 歌唱力を伝えたのは、それらを瞬時に地球の裏側まで伝えられる撮影・通信技術の高さ だった。  ■“裏方”の力  約4時間半の生放送中、取材をしている舞台裏では、出演者だけでなくスタッフやバ ックダンサー、バックバンドといった“裏方”たちが絶えず慌ただしく走り回っていた 。  本番直前まで振り付けの確認に余念がなかった、きゃりーぱみゅぱみゅのバックダン サー。関係者がひしめく中、声をからして出演者の通るスペースを確保しようとするス タッフたち…。  生放送で日本全国に届けられた年の瀬の“祭り”には、実に数多くの人々の時間や労 力がかけられている。テレビでは放送されない舞台裏もまた、白熱したステージだった 。 -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 118.232.243.229