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http://www.misia.jp/official/sp/candlenightfes/index.htm 2012 Candle Night Report ステージにところ狭しと並べられたキャンドルの中、ベースの音で始まりコーラスから 広がったコール&レスポンスに導かれ登場したMISIA。オープニングからの1曲目は、カ ヴァーアルバム『MISIAの森』に収録されたマーヴィン・ゲイの「Mercy Mercy Me」。 白一色の衣装がキャンドルの灯と一緒に揺らめいていて綺麗。「今回はかなり久しぶり の曲もたくさん歌います」との言葉通り、ライヴで歌うのは約5年ぶりだという「 Chandelier」。 バンド紹介後に披露されたのは、マイケル・ジャクソンの名曲「Heal The World」。世 界を癒してみんながもっと居心地のいい場所にしていこう、というメッセージが込めら れたこの歌はCandle Nightの趣旨にふさわしい。 コーラスが華やかに響く「百年愛」を熱唱したあとは再びMCタイムへ。MISIAの手元の キャンドルが消えるアクシデントも、「ちょっと取り替えちゃおうかな?」と足元のキ ャンドルと取り換えるおちゃめな一面で会場中の笑顔を誘っていた。ギターとピアノと のアコースティックver.の「ALWAYS」披露。 続いて「飛び方を忘れた小さな鳥」。こ の歌詞は以前にCM撮影でオーストラリアに向かう途中、飛行機の上から見えた南半球の 美しい夜明けの景色にインスピレーションを受け書いたというものだが、バイオリンの 音色と澄んだMISIAの歌声が、夜空に吸い込まれて行くようだった。 そしてMISIAのライヴでは初の試みとなったキャンドルリレー。灯火を分かち合う事で 会場は一つになり、とても温かな空間を作り出した。無数のキャンドルが揺れる中 Charaさんより提供された楽曲「Mama Says」がしっとりと歌い上げられ、続く「唇と唇 」では、その荘厳な雰囲気に息をのむほど。そこへMCを挟んで「The Rose」での、ガー ルズコーラスとのコラボレーション。4人の美しい歌声が生み出すハーモニー、そして クライマックスでのアカペラに心が奪われた人も多かったのではないだろうか。個人的 には、その後10年ぶりに歌ったというムーディーなピアノとヴァイオリンの音で始まっ た「Nocturne」で、完全にノックアウトされた(笑) 「NHKドラマ『はつ恋』の打ち上げに参加させていただいたんですよ」というMISIA。ド ラマの打ち上げにお邪魔するのは初めてだったというMISIAは、「出演者もスタッフも 関係ない和気あいあいとした雰囲気に驚いた」とのこぼれ話から「恋は終わらないずっ と」のスタンダードヴァージョンを披露。 一つ一つ言葉を置くように丁寧に歌われた 「時をとめて」、「果てなく続くストーリー」のアコースティックヴァージョンでは、 会場中からため息がこぼれていた。 言葉少なくこめた想いを語り歌われたのは「明日へ」。ピアノと4人のストリングスだ けのシンプルなアレンジにのったMISIAの歌声が、夏の夜空にどこまでもどこまでも響 いていくようだった。 神聖な雰囲気の中、「THE GLORY DAY」はいつもよりぐっとソウルフルに始まった。教 えを説く牧師のように、MISIAがその歌声でその場の全てを導いていく。最後は膝をつ くほど歌いきったMISIAに惜しみない拍手が止むことはなかった。そして、MISIAとキー ボードの重実さんを残しバンドメンバーが退場。始まったのは「STAY GOLD」。Candle Nightの締めくくりにふさわしくシンプルでしっとりとした音を聴きながら、今夜の事 はきっと私たちの心の中にずっと輝き続けるのだろうと思った。ピアノの音色がなり止 むと同時にキャンドルを吹き消したMISIA。それにならい、客席からは順々に灯りが消 えていく。「Candleを吹き消すことは、そこに願いを込めること」サポーターズの皆さ んやMISIAの願いは、きっと星空まで届いたことだろう。 From MISIA 初の試みとなったMSA Presents Candle Night。初めてのことばかりでしたが、幻想的 で美しい夜となりました。会場がキャンドルの光で満たされた時には、もう胸がいっぱ いになるほどで・・・。 “Candle Night”は、カナダでの節電運動が始まり。電気を消して、 ゆっくり話をし たり、音楽を聴いたりして、考える場を作ったり、 語り合う場を作ったり、自分が知 っている事、知らない事に思いを馳せる。それがキャンドルナイト。 なのでライヴも、いつもより多くMCをはさみ、ゆったりとした形で お送りしました。 選曲もMUSIC AWARDとはがらりと変えて「ああ、この曲歌いたかった」、「ああこの曲 は今こそ歌いたい」、というような久しぶりの曲を多く。15年分の歌、どれも歌いた い。幸せな悩みです。 また、キャンドルを作り送ってくださった皆さん、ありがとうございました。とっても 美しく、感動しました! 子どもの頃から、電気にはお世話になってますけど、こうやってたまにちょっと電気を 減らして過ごす事も良いですよね。Candle Nightが出来る会場は限られていると思いま すが、またいつかやれたら良いな。。。と願っています。 -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 118.232.182.115